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今回は僕が最近買った「Maison Margiela(メゾンマルジェラ)」のアイテムをご紹介!
実はマルジェラのTシャツが7,000円程度で買えてしまうんです・・・!
あのマルジェラが7,000円で手に入る・・・?!
おそらく僕は自他ともに認めるマルジェラ好き。
元々はジャンポール・ゴルチエというフランスのファッションデザイナーがすごく好きなんですね。
そのゴルチエの弟子、マルタンマルジェラが立ち上げたのが「メゾンマルタンマルジェラ」というブランド。
その後退任しブランド名が「メゾンマルジェラ」に改名。
現在はジョンガリアーノがデザイナーとして活躍しています。
今回はそのメゾンマルジェラで購入したアイテムを1つずつご紹介します。
Maison Margiela × Tommy Cash T-shirt €55
まずはこちらのTシャツ。
日本未発売商品です。定価約7,000円ほど。
メルカリやバイマで検索するとたくさん出てくるので、買おうと思えば比較的簡単に買えます。
メルカリだと12,000〜13,000円くらいが相場。
7,000円の定価からするとちょっと高くは感じますが・・・
ただ現地で直接購入したり海外サイトを翻訳しながら買う手間を考えると、妥当な金額かな。
12,000〜13,000円でマルジェラが手に入ると考えるとすごくお得だと思います。
12,000円で買ったとしても後悔しないくらい丈夫な素材で良い素材です。
普段のマルジェラと比べると割と普通の素材感ではありますが・・・
ただしっかりしていてユナイテッドアスレなどボディメーカーの安い素材ではもちろんありません。
12,000円でも十分満足できるくらい良いアイテムです。
で、マルジェラが定価7,000円(€55)ほどでアイテムをリリースするのはなかなかないこと。
実はこのTシャツ、マルジェラの直営店やオンラインストアでは販売していません。
もちろんマルジェラとトミーキャッシュというラッパーの正式なコラボではありますが、販売しているのはトミーキャッシュのオンラインストアのみ。
なぜ今回マルジェラはこうしたコラボを行ったのか。
ブランディングとしては危ういでしょう。
マルジェラのTシャツは通常4万円ほどするものが多い。
そんな中このコラボTシャツは定価7,000円ほど。
一歩間違えればブランド力が落ちてしまうのでマルジェラの公式では売り出していないのでしょう。
そこまでリスクのあるコラボをなぜマルジェラ側は請け負ったのか。
実はラッパーのトミーキャッシュはマルジェラが好きで、マルジェラ側もトミーキャッシュの楽曲をコレクションで使用しており以前から親和性がありました。
なので特別にコラボが実現したわけです。
ただマルジェラが公式で販売すると
「普段Tシャツ4万円もするのに何でこれは7,000円なんだ・・・?」
「普段のTシャツの値段は何なんだ!」
という話になるのでトミーキャッシュ側だけで販売することになった特別なコラボなわけ。
実はラッパーのトミーキャッシュはファッションブランドのリック・オウエンスともコラボしています。
そしてこのTシャツはマルジェラが単純に既存のロゴを入れただけではなく、マルジェライズムが感じられるデザインなのでおすすめ。
「Maison Margiela」というロゴの上に「Tommy Cash」と重ねてある面白いデザイン。
そしてプリントではなく刺繍で文字が施してあり、結構手間がかかっていて立体感があって高級感が強い。
素材もツヤとハリのあるしっかりした素材。
べらぼうに良い素材というわけではないけれど、普通のTシャツとしては十分良質な素材です。
そして通常首元の内側やボディの内側についているタグがなんとネックのすぐ横に見えるようについている。
これはマルジェラらしい「脱構築」というデザイン技法。
本来あるべき概念を壊し、新たに組み立てることを指します。
このタグの場合は「タグは内側にあるべき」という概念を壊して外側にもってきているわけ。
あくまで「タグ」そのものの本来の形を否定するのではなく
「タグは内側にあるべき」という概念を否定して外側につけてハズしとして機能させている。
本来の形を否定するとただのデタラメになってしまいます。
ここで注意しておきたいのは
「ハズし・くずし」と「デタラメ」は全く別物であるということ。
ハズし・くずしとは
本来の形から少し変化を加えることで調和の中に違和感が生まれて美しく見えること。
例えばスーツ。
スーツスタイルはシャツにネクタイをしてジャケットをはおり、スラックスと革靴を履いてビシッときめるもの。
しかしスーツで最も色気が出るのはネクタイを首元から外そうとする瞬間。
つまりビシッとしたスーツスタイルが崩れる瞬間なわけです。
これはグッチを立て直したトムフォードというデザイナーも言及していることで、ハズし・くずしの原理。
ビシッと決まった完璧なものに色気は感じないのです。
完璧なものの中に緩さが見えた瞬間に人間は色気を感じるもの。
「ギャップ萌え」も同じ。
完璧な男性・女性のふとしたときに見える油断がかわいいと思うのも同じ原理。
色気や愛おしさは完璧なものにわずかなくずしがあるからこそ生まれるもの。
つまりハズしやくずしというのは完璧を知っていないとできないこと。
デタラメな洋服を作ればハズし・くずしになるというのは大間違い。
本筋を知りそこから少し変化を加えるからこそハズしやくずしになるわけ。
アレキサンダー・マックイーンはテーラリングを完璧に知っているからこそ、スーツにドクロをつけたり変わった素材を使ったりシルエットを大幅に変えたりしてもハズしとして活きるわけ。
これがトップデザイナーの力。
楽天で売っているメンズアイテムはごちゃごちゃとしたデザインのものが多いでしょう。
でもグッチもごちゃごちゃとしたデザインのものが多い。
この違いはどこにあるのかというと
「完成形を知っていてあえてくずしているのか」「ただデタラメにくずしているのか」
これは似ているようで大きな隔たりがあります。
マルジェラが行う「脱構築」は本筋をわかった上で解体して再構築しているわけ。
完成形を知っているからこそくずしてもデザインとして成立するわけです。
このTシャツのタグも適当につけているわけではなく、製品表示のタグと全く同じ素材・サイズ・デザインになっている。
それをあえてつける場所を変えているわけだから、ハズしを取り入れる上で本筋から離れていないということがデザインの完成度としてはとても重要です。
このように「脱構築」というマルジェライズムもきちんと入っているし、値段が安いからといって適当に作られているわけではないのですごくおすすめ。
ちなみにシンプルに着たいときはタグをしまうこともできます。
メルカリやバイマでたくさん売られていますが、気になる方は早めにチェックしてみてください。
175cm65kgでサイズはXLを購入しました。Lでも全然問題ないかな。
マルジェラといえばこのバッグ!
Maison Margiela
ラージ Glam Slam バッグ 283,800円
マルジェラのイットバッグ。
イットバッグとはハイブランド用語でそのブランドで一番売れているもの、代表的なバッグを指します。
マルジェラと言えばこのグラムスラムがイットバッグでしょう。
2018年のコレクションで初めて披露されました。
そのシーズンにデザイナーのジョンガリアーノが打ち出したテーマが
「unconscious glamour(アンコンシャスグラマー)、無意識の魅力」というもの。
「グラマー」というのは言葉から察せられる通り、体の線をグッと出すような肉体的な色気と魅力があることを指す言葉。
その「グラマー」という言葉に「アンコンシャス」をつけると
意識していない中で表れる自然な魅力のことを指す言葉になります。
おそらくジョンガリアーノが描くマルジェラ像はアンコンシャスグラマーが根底にあるのではないかと僕は思っています。
元々ジョンガリアーノはディオールのデザイナーだったのでグラマーな表現は得意。
対してマルジェラはシンプルでクラシックな表現が得意。
なのでジョンガリアーノ自身が得意なグラマーな表現とマルジェラのシンプルでクラシカルな表現を掛け合わせることで新しいマルジェラが生まれる。
そこで打ち出されたのが「アンコンシャスグラマー」という概念。
そしてこの「グラムスラム」はまさにアンコンシャスグラマーを体現したもの。
ジョンガリアーノが空港でのトランジットスタイルから着想したと言われています。
空港の乗り継ぎで枕を抱きながら眠っている人ってよく見かけませんか。
そこに着想を得たのがこのグラムスラム。
枕のようにクッション材が入っていてとてもやわらかく、抱えたまま机につっぷして眠れるくらい。
そんな枕のような素材感をレザーアイテムでよく見かけるキルティングデザインにしてある。
枕なのにラグジュアリーというアンコンシャスだけれどグラマー、
つまり無意識の魅力を表現して新しい価値を生み出したのがこのグラムスラム。
結果このグラムスラムは世界的に大流行していまだにマルジェラのトップセールアイテムになっています。
肩ひもがついているのでメッセンジャーバッグとしても使えるし、クラッチバッグとしても使えます。
ダークトーンな着こなしに取り入れてもかわいいですね。
デザインが特徴的なのでメンズのシンプルなコーディネートにもハマります。
サイズ展開は意外と豊富なのですが、メンズにはラージサイズがおすすめ。
ミディアム以下だと女性的になってしまいますが、ラージなら男性が持っていても違和感はありません。
あとは使い勝手もすごく良くて開閉部がマグネットなのでワンタッチで開け閉めできる。
あとは中にミニポーチも入っていてミニポーチだけでも使えるのですごくおすすめです。
素材はラムレザーなので小雨くらいならシミにもならず問題なく使えています。
値段はちょっと高いけれどおすすめ。
ハイブランドなのに古着ライク!ミクスチャーなデザイン性
Maison Margiela
オーバーサイズ Tシャツ 47,300円
これは結構好きで去年も購入しました。
タグを縫いつけた後を色落ちさせた「メモリーオブ」というシリーズ。
古着っぽい色ムラが特徴的なガーメントダイ加工を施したTシャツです。
ラグジュアリーブランドのマルジェラが古着のようなデザインのTシャツを出すのが個人的にすごく好き。
高級感があるけれどストリート性があるミクスチャーなデザイン性が魅力です。
こちら定価は47,300円ですが海外サイトのSSENSEでは27,000円で購入できます。
メルカリでも同じような価格で僕はメルカリで購入しました。
このデザイン性も含めてすごく好みなのですが、個人的には去年のモデルの方が好み。
去年のモデルの方が落ち感があってやわらかくシルエットが綺麗。
今年のモデルは耐久性を意識したのか厚手な素材になってしまったんですね。
すると洗ったときにヨレなどは少ないけれど、オーバーサイズで素材が硬いことにより肩が張っていかつい印象になってしまう。
耐久性は今年の方が良いけれど、見た目の美しさは去年の方が良いですね。
もちろん好みはありますが、個人的には落ち感のある去年のモデルの方がおすすめ。
メルカリでもまだ販売されているので購入を検討されるなら是非去年のモデルを探してみてください。
あとはハイブランドを買うときは公式サイトだけでなく海外サイトもチェックして値段を比較した方がお得です。
代表的な海外サイトといえば
・SSENSE
・FARFETCH
・MATCHESFASHION
など。
日本への配送も対応していてきちんと正規品で公式より値段が安いことも多いので是非チェックして賢くハイブランドのアイテムを手に入れましょう。
ということで今回は最近購入したマルジェラのアイテムについてご紹介しました。
是非参考にしてみてください。
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タダで読んで辞めたければ当月で辞めてください。全く構いません。
私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
10年以上かけて構築した論理であり絶対の自信があります。
騙されたと思って読んでください。
おかげさまで日本最大のメルマガ配信スタンド、
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