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今回は「ファッション豆知識」。知っておくと便利な服のケア話など。読み物としてもファッション視点としても面白い内容を詰め込みました。
なんでヴィンテージデニムって茶色っぽいの?
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ヴィンテージデニムによくありがちな「茶色っぽい」色落ち感。藍色のインディゴデニムに何故土っぽいような茶系の色が乗るのか?疑問に思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
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ヴィンテージデニムに似せた加工をつけた新品デニムなどでもたまに見かけます。アメカジテイストな粗野なイメージが強調されますが、この「茶色」は一体どこから来たものなのか?人によっては「履き込んだ際に染み込んだ汗によるものだ」などと説明していますが、実は原因は生デニムの状態の時に付いている「糊」のせい。
昔のデニムの糊は天然素材を多く使っており、それらが酸化することで茶色っぽくなることが本来の原因の様です。この茶色の変色を再現した加工デニムなどは、土臭くラフな印象は単品で見た時にはエイジング感があり格好良く見えますが・・・穿いてみると野暮ったさが強調されなかなかオシャレに見せにくいもの。
メンズファッションのオシャレは「ドレスとカジュアルのバランス」をとることが大原則であり、茶系に色を入れた加工デニムなどはどうしても「カジュアル感」が強すぎてバランスが取りにくいのです。簡単にオシャレに、バランス良く見せたいなら黒のスキニーデニムなどがオススメ。
未読の方は下記記事を読んでみてください。
メンズファッションにおいて最も大事な内容が書いてあります。
※参考記事
【初めてこのサイトに来た人へ】最も早くオシャレになる方法とは?メンズファッションで気を配るべき一つの答えとは?
シャツの黄ばみが落ちない!!
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あまり綺麗な話ではありませんが、シャツの襟裏ってどんなに清潔に保とうとしてもしばらく使い込むと必ずと言って良いほど「黄ばみ」などの汚れが出てきます。そしてこれらが洗っても意外と落ちにくく、すぐに定着してしまうもの。
上述の参考記事にもある通り、白シャツは貴重な「ドレスアイテム」。オシャレを構築する際に必要となる最重要アイテムの一つです。「汚れがつきやすいから」と敬遠しがちな方も多いと思いますが、それはオシャレ視点からは大変に勿体ない。
しかし心配無用。襟汚れを落とす方法が存在します。
「クリーニング店でシミ抜きでしょ?それも良いけどお金がかかるよね・・・」
と思うかもしれませんが、大丈夫です。お金もかけずに汚れを落とす方法が存在します。
私は中学生の時に、お気に入りの白シャツを母親に洗ってもらう時に、この疑問にぶち当たりました。「洗濯したのに襟が汚いんだけど・・・」と困っていると母親はこう教えてくれました。「襟の汚れはあなたの首から出ている汚れでしょ?だから石鹸で洗うのが一番。手を洗うのも洗剤じゃなくて石鹸でしょ?」と。
大人になってから調べてみるとやはりウチの母親の説は正しかったようで、襟裏の汚れは皮脂によるものが多いんだそうな。脂でコーティングされている状態ですから、皮脂などを最もよく落としてくれる石鹸・シャンプー・クレンジングオイルなどが効果的。私は幾つか試してみましたが、固型石鹸が最も効果的に感じました。固型石鹸で洗い水ですすいだ後に普通に洗濯するとかなりの割合で汚れが落ちます。
汚れは長期間放置しておくと定着し、どんどん落ちにくくなります。この方法で落ちない場合はプロによるシミ抜きなどの必要もあるかもしれませんが、「汚れたらすぐ洗う」を実践すればクリーニングに出さずとも問題無く長持ちさせることができるでしょう。
もちろん襟だけでなく、袖口の汚れなども同様ですね。困っている方は是非お試しを。ビジネスパーソンなどは特に役立つかもしれません。
スラックスはシワがつきやすくて困る!
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1日着用するだけでも簡単にシワが生まれてしまうのが困る「スラックス」。私は上記参考記事を読めば分かる通り、ビジネスだけでなく街着スタイルにおいてもデニムやチノばかりではなく「スラックス」着用を提唱していますが・・・「シワになりにくいから敬遠しがち」という方も多いでしょう。
もちろんポリ素材やコットン素材のスラックスなどであればシワは逆につきにくいものも多いですが、ドレスライクなハイゲージのウールなどを使ったものは1時間座っているだけで少しシワが生まれたりもするものです。サラリーマンの熟年オジサマなどはすっかりシワなど諦めてしまい、シワシワのくしゃくしゃなスラックスで朝出勤する方もたまに見かけてしまいます。
ドレスはシワがなくツヤのある状態が最も美しいとされています。もちろんある程度は仕方ありませんが、少しでもシワを消した綺麗な状態で着用したいものです。
そこで「シワがつきにくい」「シワが取れやすい」
ハンガーのかけ方をお教えします。
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通常パンツハンガーは穿き口を上に、裾を下にするものですが、それを逆にします。裾をハンガーで挟めてしまい、逆に吊るすのです。当然スラックスなどのパンツはウエストの金具やボタンやポケットなどの重量があるため、上の穿き口の方が重くなります。逆さに吊るせば重みにより少しずつシワが伸びてくれるという寸法です。
出張中のサラリーマンにはおなじみの小技。私もスラックスをかける時にはよく使うものです。1日穿いたスラックスも、夜この逆さにかけておけば朝には多少シワが軽減されています。カジュアルでスラックスを愛用されている方などには是非オススメ。
加工デニムを裾上げすると加工が消える・・・
この秋冬はアイスウォッシュなどの薄い色に加工したインディゴデニムが各ブランド多く出ています。また同じくそういったデニムを裾を短くアンクル丈程度の裾で穿くのもトレンドです。
これはいわゆる「クッション」を出したくないからです。
裾にたまるくしゃくしゃとしたシワのことをクッションと呼びますが、このクッションがあるとルーズで野暮ったい印象が際立ちます。アメカジファッション全盛の20年前ならまだ「野暮ったくていいじゃないか」と胸を張れたかもしれませんが、都会的なスタイルが格好良いとファッション感覚が移り変わった現代においてはクッション多めの加工デニムをおしゃれに合わせるのはなかなか難しいものです。
くしゃくしゃと裾にクッションがあると野暮ったい印象に。
「裾だけで印象なんて変わらないよ」
と思うかもしれませんが、首・手首・足首などの「先端箇所」は視線を集めやすいポイントです。視線集中させるだけにこのポイントの印象は全体を左右するもの。例えば身幅や肩幅が合っているシャツでも袖がダボダボだと妙にサイズ感が大きく野暮ったく感じてしまうものです。逆に袖をまくって先端のダボダボ感を排除するだけで、急にスッキリとした印象になるものです。昔からアパレルでいうところの「3首」と呼ばれる部分。この3箇所の扱いは慎重にならなければいけないのです。
クッションがない状態の「9分丈」くらいの裾は妙にスッキリと細身シルエットが強調されて大人っぽく見えるものです。これらの印象の差を市場が感覚的に理解し出したこともあり、現在は9分丈などのクッション無しのシルエットが人気です。
話を戻します。アイスウォッシュのインディゴデニムがトレンド・さらに裾を短くあげるのがトレンド・・・となると、アイスウォッシュに加工されたデニムを「裾上げする」必要があるわけですが・・・。
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加工デニムを裾上げすると、
「裾だけ加工が無い」不恰好な状態になってしまいます。
「別にこのくらい気にしないよ〜」なら良いのです。遠目に見ればわからない部分ですから。私も実はsそこまで気にしません。
しかししっかりと裾まで加工されたデニム、裾上げでそれを無くしてしまうのはいささか勿体無い。加工デニムを裾上げして「なんか妙に不恰好な印象になっちゃったなぁ・・・」とちょっと残念な気持ちになった経験をお持ちの方も珍しくはないかと思います。
しかし実はこの裾、なんとか出来るんです。
それが加工デニムの「裾移植」というお直しワザです。
要するに丈上げする前の裾だけを上手に切り取って、それを裾上げ後のパンツに縫い付けるという荒技です。実はあまり声高に語られ無いので存在を知らない人も多いでしょうが、ほとんどのお直し屋さんがこの加工に対応してくれます。価格もそう大したものではなく、大体が1000円プラス程度で仕上げてくれます。
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これが実は「裾移植」後のもの。見た目にはほとんどわかりませんが、よーーーーーく見ると裾が上から縫い付けられていることがわかるかと思います。上から縫い付けるため少しだけ凹凸ができますが、ほとんどわからない程度です。
加工デニムにこだわりをもって裾上げしたい方は、こんな加工をお願いしてみると良いでしょう。「加工された裾を移植することって出来ますか?」これで通じると思います。是非。
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私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
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