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いや、正直な話・・・
最近ユニクロでおすすめできるアイテムが少ないんですよ。
ユニクロもしかして・・・ダサくなっていない?
最近のユニクロについて思うこと
というわけで今回はユニクロについての感想と雑談的な話。
ユニクロの2021年夏シーズンはかつてないほど紹介できるアイテムが少ない
というのが正直なところ。
それでももちろんユニクロには良い商品がたくさんあるし、コスパで見るとものすごく賢い選択だと思うけれど・・・
ただイチ洋服好きからすると去年、一昨年のユニクロの盛り上がりを振り返ってみると・・・
アイテムのクオリティやデザイン性に関しては今年ちょっと物足りないなぁ、というところがある。
そう思っていたらやはりユニクロの2021年5月度の売上は
昨年の同月対比で1%未満ですがマイナスになっていました。
今年の5月は緊急事態宣言が発令されていましたが、
昨年と比べると今年の方がオープンしてる店舗数は圧倒的に多い。
だから普通に考えると去年に売上が負けるはずはないんですね。
にもかかわらず売上が落ちている。
営業している店舗数が今年の方が多いのにもかかわらず売上が落ちているのは、やはり何かしらの戦略ミスがあったかもしれない。
もちろん広告や製品だけでなく様々な側面があるとは思うけれど、
製品というところに関しては特に今年の夏は「ユニクロ物足りないな」と正直言って思っています。
そうしたユニクロについて現状思っていることを今回は雑談ベースで述べてみます。
あまりにも「スタンダード」すぎる・・・?
カテゴリー別に話していきましょう。
まずはシャツカテゴリーから。
相変わらずスタンダードなものが多いですね。
オックスフォードやエクストラファインコットンブロードやプレミアムリネン。
相変わらず素材はすごく良いものを使っていてデザインはスタンダードで誰でも着られるシンプルなもの。
ただあまりにも今年は変わらなすぎるなあ、というのが正直なところ。
もちろん良いものは良いけれど、ただあまりにも変わらなすぎると飽きてしまう。
本当に去年、一昨年のスタンダードなアイテムが残っている印象で変化がなさすぎる。
なのでユニクロの新作を楽しみにしているイチファンとしては「ちょっと物足りないなぁ」というのが正直なところ。
素材は相変わらずオックスフォードやエクストラファインコットンブロード、プレミアムリネン。
デザインはスタンダードなもので、変化があるとすれば襟をなくしたスタンドカラーやボタンが途中までのプルオーバーなどかわずかなマイナーチェンジくらいで新しい提案がない。
UNIQLO
スーピマコットンオーバーサイズスタンドカラーシャツ(長袖) 2,990円
そうかと思うとユニクロとジルサンダーのコラボライン「+J」のシャツはすごく良かった。
無地だけれど切り替えがあり、スタンダードだけれど地味ではないちょうど良いところをついてくれる。
あとはリラックスサイズやロング丈などシルエットにも特徴があり新しい提案だったと思います。
生地にシワがつきやすいというデメリットはあったけれど、それを加味しても+Jのシャツはすごく良かった。
なので+Jのシャツをユニクロの既存ラインで展開すれば良いのになあ、と。
実際にクリストフルメールとのコラボライン「ユニクロU」や昨年コラボしたエンジニアドガーメンツなどで展開されたアイテムをユニクロの既存ラインに流すということは去年まで割と頻繁にしていたはず。
なのに今年の+Jで展開されたシャツのデザインは既存ラインに流してくれない。
+Jだけそういうことをしないのはジルサンダーさんが止めてるからなのかなぁ、と邪推してしまいますが・・・
いずれにしてもシャツの変化があまりにもなさすぎる。
ビジネスシーンではもちろん今のユニクロのシンプルなデザインのシャツが使いやすいと思うけれど、カジュアルシーンではあまりにもトレンドから離れすぎていると感じるのが正直なところ。
「アンクルパンツ」はもう飽きた?!
パンツカテゴリーに関しては正直シャツよりもモヤモヤがあります。
パンツの今のトレンドといえば
ワイドシルエット、タックパンツ、フレアシルエット。
しかしユニクロは相変わらず何年もノータックのアンクルパンツばかり展開している。
アンクルパンツも全然良いけれど、ZOZOなどで調べてみると今ノータックのアンクルパンツはかなり少ない。
最近ではウエストにワンタック、もしくはツータック入っていてウエストに膨らみがあり、メリハリをつけるために裾をテーパーにしてアンクル丈にしているものが多い。
しかしユニクロではビジネスシーンを意識しすぎているのか、ノータックのアンクルパンツばかり。
ワイドシルエットのパンツもたまにありますが、オチ感のないチノ素材ばかり。
ワイドシルエットのパンツはスラックスのような素材だからこそストンと綺麗な落ち感とモードな印象が出る。
なのにチノのようなガサガサっとした素材だと安っぽく見えてしまうわけ。
フレアシルエットはレディースなら展開があるけれどメンズでは展開がない。
確かにフレアはまだトレンドとしてはまだら早いのでそこまで求めるのは酷かもしれませんが・・・。
実際にアンクルパンツも以前はユニクロのアイテムがトップクラスだったけれど、
アンクルパンツというアイテムが日本の市場に流れてきてずいぶん時間が経つのでユニクロ以外のブランドもしっかり開発できている。
だからユニクロよりも魅力的でユニクロに近い価格のアンクルパンツがもうすっかり出尽くしている。
確かにユニクロのアンクルパンツはセンタープレスが消えないようなコーティングをしてあったり、ビジネスで使いやすい誰にでも合わせやすいシルエットという強みはあるけれど、周りのブランドがしっかり開発してきているだけに昔と比べたらずいぶんと競争力は下がっていると思います。
なのでもうそろそろスマートアンクルパンツに代わる新しいヒット品番を出さないといけないのではないか、というのは外から見ていて思うところ。
そういうわけで最近のユニクロのパンツは全然穿いていません。
穿いているものはショーツくらい。
UNIQLO
ナイロンギアショートパンツ 1,990円
UNIQLO
スイムアクティブショートパンツ 1,990円
ショートパンツはすごく良くおすすめなのですが・・・
ショーツは苦手な男性も多いし万人ウケするものではないのでがっつりおすすめするのは難しいところ。
そしてショートパンツはすごく良いのにフルレングスやアンクルパンツで良いものがなかなか出てこない。
ビジネス向けやファッション入門編としてスマートアンクルパンツを選ぶのは良いけれど、普段着用の場合はタックが入ったアンクルパンツの方がトレンドに合っていると思う。
パンツに関しては本当にネクストブレイク的なアイテムがなかなか出ませんね。
傑作アイテムだけれどもう持ってるし・・・
続いてはTシャツカテゴリ。
今の時期Tシャツが欲しくなるところですが・・・
UNIQLO
エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ(5分袖) 1,500円
昨年ユニクロUのオーバーサイズTシャツが販売され大ヒットしましたが、これが売れすぎて秋冬でも変わらず販売してました。
なのですっかり浸透してしまい、正直皆飽きているところ。
だからこそ今年の春夏に新しい提案をしないといけなかったはずなのに、今年は「コレだ!」と推せる新しい品番のTシャツは出てきていない。
GU
ルーズフィットT(5分袖) 990円
一方で兄弟会社のGUでは990円のルーズフィットTシャツを販売したり、他にも色々と面白いアイテムも出している。
しかしユニクロはラインナップにあまりにも変化がない。
もちろん変わらないことがユニクロの良いところだとは思うけれど・・・
ユニクロは毎シーズン各カテゴリーにヒット品番をいくつか入れてそこで注目浴びてスタンダード品も一緒に売れていくというスタイル。
今年はその注目を浴びるヒット品番がないところがすごく残念だなと思っています。
GUの方がユニクロっぽい?!
あと小物類に関してはGUが本革シューズを強化して作ることが先日ニュースで発表されました。
GUでは次のシーズンに本革のラインナップを増やしています。
これまでは合皮で靴を作っていたけれど、 1,000円アップして本革シューズや本革ローファーが店頭に並ぶそう。
しかしユニクロは相変わらず合皮でシューズを作っているし、もっさりとしたデザインのものが多い。
個人的には逆だと思うんですね。
もちろん合皮の靴は良いものもたくさんあるし、本革と合皮を比べて合皮が劣っているとは思わない。
ただ「本革」に対して安心感を抱く人はまだまだ多い。
そうした意味でユニクロでは本革を出すべきだと思う。
さらにいうとGUは合皮でも良いと思う。
ユニクロが兄貴分でGUが弟分なわけだから・・・
ユニクロの方がクオリティが高く長く使えるスタンダードなものを展開するビジネスモデル。
対してGUでは点数は多くないけれどトレンド品を作っていくモデル。
なのでGUはむしろ合皮で良いと思うけれど、ユニクロは本革を出すべきだと思うんですね。
正直、合皮から1,000円プラスで作られた本革のシューズがどれほどのクオリティなのかと言われたら・・・
個人的にはそれくらいなら本革でも合皮でも変わらないと思ってしまう。
それでもユニクロが本革に力を入れてGUが合皮を使っている方が自然だと思うし、むしろGUが本革も合皮も一生懸命頑張っていることで対比的にユニクロは元気がないように見えてしまう。
「GUの方がユニクロらしいことしてるな」というのが正直な感想です。
求む!新規コラボ
あとはコラボについてもそう。
ユニクロのコラボは同じものを繰り返していますね。
対してGUではミハラヤスヒロやアンダーカバーなど新しいコラボを次々に提案している。
ユニクロは基本的に「ユニクロU」「JWアンダーソン」「+J」で固定化されてきている。
レディースでは今年「Uniqlo and Mame Kurogouchi」コラボを展開し、これは本当にすごいことでした。
そうなると余計にメンズは寂しいですね。
レディースと同じように新しいコラボを待ち望んでいたところはあるので・・・
夏~秋にかけて何か仕込んでいるとは思うけれど、今の段階だとちょっと寂しいところ。
ということでここまでパンツ、シャツ、Tシャツ、パンツ、コラボなどで気にある点をつらつらと説明してきましたが・・・
もちろん良いアイテムもたくさんあります。
Tシャツは散々売れたとはいえユニクロUのオーバーサイズTシャツは傑作だから持っていない人は是非チェックしておくべきだし、ナイロンギアショートパンツもすごく良い出来。
ポロシャツは+Jやセオリーで良いものがある。
出来が悪いものばかりだというを話ではなく、
あくまでも同じものの繰り返しで今年はちょっとラインナップが寂しいという印象。
去年、一昨年と比べるとどうも同じラインナップでテンションが上がらない。
実際にフタを開けてみると今年の5月は営業店舗数が去年の5月より多いはずなのに売上が下がっている。
おそらくユニクロ側としても危機感を持っているとは思います。
私はユニクロをディスりたいわけでは全くなく、今まですごくコスパが良くクオリティが高い商品を提供してきてくれていて当然応援したい気持ちがある。
だからこそ素材はすごく良いからもう少しバリエーションを増やしてほしいな、とは感じています。
過去の名作の繰り返しも良いしそれがユニクロだとももちろん思うけれど、さすがに飽きがきているので新しいスタンダード品がもっと増えることに期待したい。
むしろ今はGUの方がユニクロらしいことをしていますね。
正直YouTubeでもGUのアイテムの方がおすすめしやすい。
ユニクロにも良いものはたくさんあるし店舗数もたくさんあるから、ユニクロ品を紹介したい気持ちとしてはもちろんあるけれど・・・
どうしてもGUやグローバルワーク、ニコアンドの方が魅力的に見えてしまう。
それは長年ユニクロを推している身としては寂しく感じます。
おそらくこれから巻き返しがくると思うので、今後のユニクロにまた期待しましょう。
ということで今回はユニクロについての感想をお話しました。
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