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以前「セレクトショップは何か?」という業界話をこのKnowerMagで書きました。
※参考記事「セレクトショップとは何か??nano universe/ナノユニバース、UNITEDARROWS/ユナイテッドアローズはどんなお店か??アパレル業界解説」
今回はその続きとも言える内容。
世にあるセレクトショップを簡単に紹介していきます。
多種多様なセレクトショップが存在する現代、
今回はまず代表的なものを幾つか紹介していきます。
ショッピングの参考にもなる内容です。
セレクトショップの王様「UNITED ARROWS/ユナイテッドアローズ」
photo by http://images.keizai.biz/namba_keizai/headline/1377053328_photo.jpg
言わずと知れたセレクトショップの王様「UNITED ARROWS/ユナイテッドアローズ」。
景気が雲行きが怪しくなってきたアパレル業界内において、
ユニクロやしまむらなどと並び高い業績をマークし続けている、数少ない「勝ち組企業」です。
昨今、ユナイテッドアローズの減益・不調などのニュースも飛んでいますが、
売上規模としては他企業に比べ依然高い水準を保っています。
また単に「ユナイテッドアローズ」と一口に言っても実に様々な業態が存在します。
スーツや高価格帯のデザイナーズブランドまで扱う旗艦店と言える業態
「UNITED ARROWS/ユナイテッドアローズ」はもちろん・・・
若年層向け、流行を手堅く追いかけているファッション感度の高い百貨店向け業態
「Beauty&Youth/ビューティーアンドユース」。
大規模ショッピングセンターなどにテナントとして入り、
ファミリー層から高年齢層まで幅広い客層に対応できる様にセレクトした業態
「UNITED ARROWS green label relaxing/ユナイテッドアローズ グリーンレーベルリラクシング」。
などなど10〜20の業態を持っており、
出店場所、客層に応じて多様な働きかけを行っています。
・・・よく街で見かける「ユナイテッドアローズ」は上記3つが代表的なところかと思います。
違いがとても分かり難いかとは思いますが・・・
zozotownの商品ラインナップを見るとなんとなく違いが分かるかと思います。
「UNITED ARROWS/ユナイテッドアローズ」のラインナップは「スーツ」や「ドレス」を基調としたもの。
シャツやネクタイやドレスシューズなどを豊富に揃えており、
またカジュアルでも30代以上を意識した高単価で高品質なものを中心にラインアップしています。
「Beauty&Youth/ビューティーアンドユース」は並びを見れば
上述UNITED ARROWSとの違いは一目瞭然。
スニーカーやTシャツなどのカジュアル志向のアイテムが中心に展開されています。
・・・と言っても別に10代20代「だけ」にターゲットを絞っているわけではなく、
30代40代でも着ることができるような、比較的シンプルで万人ウケするラインナップです。
このあたりさすが「ユナイテッドアローズ」。
「万人に愛されなければならない」という使命感もあるのでしょう。
デザインのソツなさは天下一品です。
ららぽーとなどの大型SC(ショッピングセンター)でも見かける
「UNITED ARROWS green label relaxing/ユナイテッドアローズ グリーンレーベルリラクシング」。
こちらはやはり低価格で誰でも着れる、ラインナップに。
デザインのシンプルさだけでなく、サイズ感なども比較的ラフになっているのと、
サンダルやTシャツなど「楽に着れる」カジュアルスタイルが多いのも特徴です。
上述の「Beauty&Youth/ビューティーアンドユース」と比べても、ずいぶんラフな印象があります。
ファミリー層も意識している価格帯&ラインナップです。
セレクトショップのパイオニア「BEAMS/ビームス」
Photo by http://www.beams.co.jp/upfile/shop/1104-main.jpg
アローズと並ぶセレクトショップの代表格と言える「BEAMS/ビームス」。
アローズの創業者である重松さんは元々ビームスにいた方。
「喧嘩別れ」とも書かれている記事などありますが、実際は両社の仲は決して悪い訳ではなく、
ライバル関係・兄弟関係の様な立ち位置でしょうか。
アメリカ古着のセレクトから始まったBEMASは創業時代の流れを汲んで、
今でもアメリカンカジュアルをベースとした提案を心がけています。
アウトドアスタイルやラフなカジュアルスタイルなどはBEAMSの本分。
ユナイテッドアローズはドレスライクな提案も多く、セレクトにヨーロッパな匂いも感じますが、
ビームスはどちらかというとアメリカメイドな雰囲気が多いのが両社の違いでしょうか。
またビームスのバイイングは同業他社のそれよりも際立っており、
「新しいブランドはビームスから始まる」というくらい、先見の明は業界屈指です。
そんなBEAMSもユナイテッドアローズよろしく多種多様な業態を抱えています。
カジュアルな日常着を提案する本家本元「BEAMS/ビームス」。
高年齢層・高単価なファッション感度の高い層をターゲットにした
ドレスライクな提案多めの「International Gallery BEAMS/インターナショナルギャラリービームス」。
大規模SCなどで展開されるファミリー層までカバーした提案の
「B:MING LIFE STORE/ビーミングライフストア」。
本家本元「BEAMS/ビームス」は「“BASIC & EXCITING”」がテーマ。
ユナイテッドアローズとは異なり、やはりややカジュアル路線の構成がウリです。
スポーツ、ミリタリー、ワークなどカジュアルの要素をちりばめた、肩肘張らず楽しめる日常着がBEMASの本分。
スウェットやショーツなどは特にBEMASはラインナップが多いイメージ。
アローズと並んで「万人向け」を目指すセレクトショップですから、市場の需要に応じて器用に変化するラインナップではありますが、
どちらかというと「カジュアル寄り」というのが同じ万人向けセレクトショップ「アローズ」との違いでしょう。
40代50代のおじさまが店内に目立つ「International Gallery BEAMS/インターナショナルギャラリービームス」。
高価な革靴やドレスシャツなど、ラインナップもビジネスパーソンを意識したものになっています。
一方で「White Mountaineering/ホワイトマウンテニアリング」など
海外コレクションなどで活躍するハイエンドカジュアルブランドなどのセレクトもあり、
ファッション感度の高いアイテムが揃っています。
近年人気の業態「B:MING LIFE STORE/ビーミングライフストア」。
メンズレディースキッズ小物・・・とあらゆるカテゴリーを扱う「ライフスタイル型ショップ」。
ファミリーで来店してもどの年代、どんな志向の客層でも対応できる様なセレクトです。
イオンモールなどのショッピングセンターなど、どんな人でも来場するようなモール型テナントで見かけることが多いですね。
新興セレクトショップの雄、「URBAN RESEARCH/アーバンリサーチ」
Photo by http://www.piole-himeji.jp/share/sc/piole/shop/201307/24/20130724shop_img10003.jpgv.jpg
最近「DOORS」の業態などで全国に出店を増やしている「URBAN RESEARCH/アーバンリサーチ」。
最近では虎ノ門ヒルズの近く「新虎通り」に食品や雑貨コスメなどを集約した
「ライフスタイル提案ショップ」であるアーバンリサーチドアーズをOPEN。業界の注目を浴びています。
このお店の面白いところは、書籍などを扱っているものの、
書籍は同店で取り扱うファッション雑貨などと親和性のあるものをセレクトし、
「このモノは一体何なのか?」といったモノのバックグランドが得られるところです。
この取り組みは「SOMOSOMO BOOKS」と名付けられており、
単純な「洋服」や「小物」の消費活動に「付加価値」をつける取り組みとして機能させています。
どの程度この取り組みが成功するのか?なんとも分かりませんが、
新しい取り組みでアパレルの消費活動に刺激を与えていることは確か。
店内のレイアウトなども面白く、「行くだけでちょっと楽しい」エンターテイメント性のあるお店です。
虎ノ門近くに寄ったならば行くべきショップの一つでしょう。
「URBAN RESEARCH/アーバンリサーチ」は上記2セレクトショップと比べると
トレンドを低価格で追いかけてリリースするスタンスがみられます。
特に今期はフレンチカジュアルをベースにしたリラックスウェアが多く見られており、
トレンドを強く意識している傾向があります。
「ナノユニバース」と並べて語られることが多いアーバンリサーチですが、
ナノユニバースは若いデザインモノも多く20〜30代向け、
アーバンリサーチはナノユニバースよりもやや落ち着いた印象が多く、30代以上に向けてもモノ作りを行っている感じです。
「DOORS」はBEMASで言えば「B:MING」、アローズで言えば「green label relaxing」が概ね競合業態であり、
ファミリー層など多彩な客層に対応できる様なセレクトになっています。
値段もかなり手頃なものが多く、かつトレンドを意識したシンプルウェアが多いため、
ファッション初心者などには特に活用しやすいお店でしょう。
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さて上記以外にセレクトショップは幾つも存在します。
地方に埋もれた「名店」なども多く、面白い提案をしているショップは目立ちませんが山ほどあります。
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