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今回は「セール品」や「洋服は、何をいつ買うべきなのか?」の話です。
価値と価格は吊り合うように出来ている
価格は正直なものです。
10000円で売られているものは10000円の価値しかありません。
「何を当たり前な?」
と思うかもしれませんが・・・胸に手を当てて考えてみてください。
あなたが「7000円だけど10000円の価値があるかも!」と思っていつも買うものがあるはずです。
そう、それがセール品です。
セール品とは型落ち品のものを30%OFFなどで割り引いて売っているもののこと。
在庫リスクが非常に高いアパレルでは常套手段な販売方法ですね。
Photo by http://www.newbalanceathletics.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2013/12/912bb1964ef3b26e8a023a520c5b463d.jpg
もう一度繰り返しますが価格は正直です。
「対価」という言葉がある通り、価格はそのものの価値を端的に表すものです。
価格と価値の釣り合いが取れなければ、神の見えざる手によって価格は是正されるものです。
価格に対して価値が高ければ消費者が殺到し、あっとうい間に売り切れてしまうでしょう。
そしてヤフーオークションなどに出せば適正な価格まで引きあがることになります。
逆に価格に対して価値が低ければ誰も買わず、お店側は値引きして売らざるを得ません。
これがセール品ですね。
「セール品は意外と、買っても着ないものが多い」
というのはよく聞く話ですが、これはまさにそれです。
7000円で買ったものは、10000円の価値で買ったつもりでも、やはり7000円の価値しかなく。
期待をして買っても意外と使えないのです。これは価値が思ったより低いからでしょう。
・・・しかしもちろんセール品にも良品はあります。
上述の通り、7000円で買っても10000円の価値のものがあり、
実際にヤフーオークションなどに出せば、購入金額よりも高くなるものもあるでしょう。
しかしこういった良品をセールの中から掘り起こすには・・・
長い時間とお金と労力を使って鍛えた審美眼か、
日頃お店に通って、どれがセールにかかるか手間をかけて下調べした時間と労力か、
セール初日に休みをとり、行列に並び、争奪戦に挑んだ時間と労力か、
それか有益な情報を得るか、
いずれかの要素が必要になり、
これらの要素を得るための対価考えると、やはり差し引きゼロに近くなるくらいになるのです。
例えば10000円の商品が30%OFFで7000円になっていたとしましょう。
それは実は超人気商品で、誰もが欲しがるもの。セール初日の目玉として飾られたものです。
開店と同時になくなってしまうため、誰もが手に入れられるわけではありません。
そもそもそういった商品がセール展開されることは、一部の上顧客にしか知らされていません。
そうなると足繁くお店に通って上顧客になるか、
事前に下調べしてセール品の情報などをGETするか、
そういった手間や労力が30%OFF分の対価となって、
結局10000円くらいの価格を払っている・・・とイメージするのが正しいと思います。
ちょっと難しい話ですが、結局「対価通り」なんです。
セール終盤50%OFFの処分モノなどもありますが、
それらは結局数ヶ月お店に陳列していても誰の目にも止まらなかったものであり、
それはやはり「50%OFF分の価値」しかないものなんです。
Photo by http://homepage-reborn.com/wp-content/uploads/2013/05/15bfc4243bc334f38c7e5925c36904a7.jpg
50%OFFの中でほとんどの人が見つけられなかった「埋もれた名作」を探すことも
不可能ではないですが、労力か時間かお金をあらかじめ使ってなければ、
その期待値は非常に低くなるでしょう。
なので「過度にセールに期待しない」のが私は良いと思っています。
所詮「対価通り」「価格は正直」なのだから。
・・・ちなみに。
私のメルマガでは「セール品で埋もれた名作」などを情報として配信しています。
これは・・・
私がバイヤー業や視察などで足を使って稼いだ情報や、
10年以上かけて研究、体得してきた審美眼を使って得ることができる情報を、
月額540円のメルマガで販売しているワケです。
手間と努力を日々使って、お店の顧客になって良いものをgetする〜なんて
無駄なフローを踏むくらいなら、私のメルマガをオススメします。
内容には絶対の自信がありますので・・・。
話を戻しましょう。
「福袋」というのはそういった
「もしかしたら良いものがあるかもしれない」
「手間も審美眼もなくても良いものを手に入れることができるかも」
という淡い期待を利用したものです。
アパレル業界に10年以上いますが、
「これはすごい!」「これは買ったほうが良い!」なんて福袋みたことがありません。
本KnowerMagを2記事程度も読めば理解できると思いますが、
コーディネートとは論理的に組めるものです。
ユニクロや無印良品など格安のものでも「必要なものを法則に従って」組み合わせれば
誰もがおしゃれに見せることは可能です。
福袋は中に入っている商品種別もわからない。サイズはわかるものが多いですが色はわからない。
それでどうコーディネートを組めばいいのか?
10000円出して自分のスタイルに使えないコートとカットソーとパンツを手に入れるくらいなら
10000円出して5年使えるシャツ1枚買ったほうがよほどおしゃれに近くなれます。
Photo by http://www.laforet.ne.jp/fukubukuro/img/page_top/Ph_MainVisual.png?141126
※中には「見せる福袋」もありますが・・・
「良いものだったら見せるはず」
「売れないものだから見せないで売る」
という当たり前の話ですが、福袋は勢いでついつい買っちゃうという人も多いでしょう。
ぜひ来年からは控えてみてください。
そのお金を使って、本当に欲しいものを購入したほうが絶対に有益なはずです。
洋服を買うべき時期とは?
さてさて、
「何を買うべきかはメルマガで教えるよ!」
で締めくくるのはあまりにもアレなので(笑)
洋服を買うべきシーズンをチラリとお教えしましょう。
まず新作が入ってくる時期とセール時期を整理しましょう。
1〜2月 春夏品の発売時期
7月 春夏品のセール時期
8〜9月 秋冬品の発売時期
1月 秋冬品のセール時期
時期は多少前後しますが、概ねこんなところです。
洋服の基本は「先物買い」です。
8月に秋冬モノなんていらないよ!と思うかもしれませんが、
この時期にお店を回るといつも見ることができないシーズン屈指の良品を見ることができます。
・・・ここで、前提として理解しなければいけないことがあります。
アパレルの商品生産サイクルです。
洋服作りとは実はそんなに単純なものではありません。
デザイナーが「こんな洋服を作りたい!」と思って企画を出しても、
生地屋さんから生地を買わなきゃいけない、
縫製屋さんで生地を縫い合わせなきゃいけない、
バイヤーさんから発注をもらわなきゃいけない、と
一枚の洋服ができて、発注を受けて、生産にはいるまで、実に様々な会社をまたぎます。
基本的には会議室などで行う「商品企画」から、実際に消費者の手元に並ぶまで
通常3ヶ月以上はかかります。
そこで先ほどの「先物買い」の話を思い出してみてください。
何故良いものを得るためには「先物買い」をしなくてはいけないのか?
これは「アパレルは基本的に追加生産がしにくい」という生産背景があるからです。
例えば8月に発売した新作が、思った以上に売れてあっという間に在庫がなくなったら、
急いで準備して発注ができたとしても、通例3ヶ月かかる。
そうすると11月を過ぎた頃にお客様の手元に届く。
11月というとセールまであと1,2ヶ月というところ。
せっかくの人気アイテムもすぐにセールになってしまうでしょう。
Photo by http://www.web-across.com/todays/srnrj20000027z0i-img/srnrj20000027z7y.jpg
こういった生産背景・生産システム上のデメリットがあるため、
基本的にどのブランドも追加生産には及び腰です。
なので人気あるものはすぐに完売してしまい、その後お店には並びません。
だからこそ良いものを得ようと思ったら、先物買いをする必要があるのです。
「需要を正しく読んで、正しい量を作れば良いじゃないか!そうすれば完売も早い時期に起きない!」
と思うかもしれませんが、
毎年の流行があるファッションにおいて、「正しい量の発注」ほど難しいことはありません。
結局シーズン途中の「完売」は宿命であり、
またそういった良品はお店の「毎週通ってる〜」といったような上顧客たちに
独占されてしまいがちなのです。(これは全く健全とは言えませんが)
なので、
春夏モノを買う時は1,2月頃から目星をつけにいく。
秋冬モノを買う時は8,9月頃から目星をつけにいく。
というのがセオリーです。
なお、「靴」や「カバン」などの小物類は基本的に
シーズンの初回に出されることが多いです。
ここも意識して買い物の時期を見定めると良いでしょう。
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