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靴下は何を履けば正解なの?【ユニクロ無地ソックスはNG?】

 

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「ユニクロのアンクルパンツ買ったけど、これ靴下見えるよなぁ。どんな靴下履くのが正解なんだろう」と悩んでいる方必見!
 

今回は靴下の正解とおすすめアイテムをご紹介します。
 

メンズソックスは○○があればOK?!

 

というわけで靴下について悩んでいる方、意外と多いのではないでしょうか。
最近靴下が見えるアンクル丈のパンツも多く、秋冬だと靴下を見せて履くことになるけれどいつも履いている無地のソックスでいいのかどうか。
 

結論から言うと、基本的にメンズのソックスは黒ソックスが1つあればOKです。
おそらく80%くらいの人が黒ソックス1つで十分満足できるコーディネートが組めると思います。
 

考え方としては
「パンツとソックスの色が合っている方が脚が長くスマートには見える」
これを基本原理として覚えておいてください。
 


 

仮に黒のアンクルパンツに黄色の靴下を合わせたら、靴下が目立って足の長さがバレてしまう。
でもパンツと靴下と靴を黒1色でまとめたら、パンツから靴までがひと繋がりに見えてスラっと脚長に見える。
なるべく靴下の色はパンツと靴の色に合わせた方が脚長に見えることは間違いないので、まず困ったら黒のソックスを選ぶと考えてみてください。
 

そもそもなぜ黒なのかと言うと、メンズのボトムスの7、8割が黒だから
基本的にメンズのパンツは黒かネイビー、もしくは濃いめのチャコールなど、黒に近い濃い色が売れるんです。
なぜかというと同じ洋服でも上半身と下半身ではそれぞれ考え方が異なる。
下半身、つまりパンツはどちらかというと印象を整えるベースとなる部分。
対して上半身はシャツやスウェット、ニットの他にコートやブルゾンなど様々なアイテムを使い分けて印象を変える部分。
 

例えば1年間で10枚の洋服を買うとしたら、大概の人が7枚はトップス、3枚はボトムスくらいの割合で購入する。
このようにボトムスはコロコロと買い替えるものではないんですね。
一度パンツを購入したら、コーディネートのベースとしてずーっと使い続けるでしょう。
そのようにコーディネートのベースとなるパンツは「使いやすい色を選ぼう」と考えて買いがち
だから明るい色や攻めている色ではなく、何にでも合う黒や濃い色を選ぶわけ。
 

なぜ黒が何にでも合う色なのかと言うと、絵の具を想像してみてください。
赤や青や緑や黄色など・・・全ての色を混ぜると黒になりますよね。
このように黒というのは全ての色を内包している色なんです。
なのでどんな色とも相性が良いと言える。
 

あと違う説明の仕方をすると、我々の目は重力に慣れています。
重いものは下に、軽いものは上に、という感覚が養われている。
そして色には重力が関係していて、暗い色は重く感じて明るい色は軽く感じるんですね。
 

これは某運送会社が実際に行った施策なのですが、自社オリジナルのダンボールの色を濃い色から明るい白っぽい色に変えたそう。
そうしたら作業効率が上がり業績が上がったというデータが出たんですね。
 

もちろんダンボールの重さ自体は全く変わっていないし、ダンボールのデザインを変えたからと言って荷物の量が急に減ったり、軽い荷物が増えたりすることはないでしょう。
なので黒系のダンボールが重く感じ、白系のダンボールが軽く感じるというそれだけの話。
色というのは重さを感じやすいので暗い色は重く感じて明るい色は軽く感じるんです。
 

このように我々の目は重力に慣れているから重い色が下にあった方が自然に感じる
つまりパンツや靴に暗い色を選んだ方がコーディネートはまとまりやすいんですね。
 

そういうわけで黒という色の性質や重力との関係、買い替え頻度などの理由により、メンズでは黒やダークネイビーなど暗い色のパンツが圧倒的に好まれている。
そして黒系のパンツに合う、脚長に見える靴下と考えると黒系の靴下ということになるわけです。
 

ただ単純に無地の黒ソックスを合わせればいいかと言うとそうでもなく・・・無地の黒ソックスというのはちょっと肌着感があるんですね。
普段家で履いていたり、母親が買ってきたようなできれば見せたくない肌着っぽいイメージがある。
 


 

なので私がおすすめしたいのはこうしたラインソックスです。
 

黒の無地ソックスでも問題はないけれど、おしゃれで靴下を見せているのか見せたくないのに見えてしまっているのかがわからない。
でもラインが一本入っているだけで「おしゃれ用の靴下を履いてるんだな」という主張を暗に示せるので、こうしたラインソックスを1つ買っておくのがおすすめです。
 


 

無地の黒ソックスをおしゃれに見せる着こなしの技術があるならラインソックスは必要ないけれど、それだけ自分の着こなしに自信がある人はそう多くはないはず。
履きこなし方がわからない中で、無地の黒ソックスを履いて「肌着のソックスに見えていないかな」とドキドキするのもイヤでしょう。
 

そんな心配もこの黒のラインソックスなら解決してくれます。
なおかつ黒のパンツと黒の靴に合わせてもスマートで脚長に見えるので、これ一足あれば基本的にメンズの着こなしの7、8割はカバーできると思っています。
 

柄に関しては白ラインでなくてもいいですが、あまりに柄が入りすぎると黒のパンツとひと繋がりにならないので、パンツと靴と同じ色で脚長に見えるという理屈が崩れてしまう。
だから基本的には黒ベースでほんの少し装飾が入ってる、このラインデザインが一番バランスがとれてると思います。
 

で、黒のソックスが1つあればメンズの着こなしの8割は大丈夫だという話をしましたが・・・個人的には白のソックス、もしくは白のラインソックスも1足持っておくと良いと思います。
 


 

いかにメンズのパンツの7、8割が黒や濃い色だと言っても、もちろんインディゴデニムやチノパンを穿くこともある。
そのときに黒のソックスを合わせると、当然ですが明るいインディゴデニムと色が繋がらない。
なので明るいパンツを穿いたときのために明るい色のソックスを1足持っておくのがおすすめです。
 

もちろん本当に色を繋げようとすると、インディゴデニムにはインディゴカラーのソックス、ベージュのチノパンにはベージュのソックスを選ぶのがいいですが・・・それだけバリエーションを揃えるのは大変だし現実的ではないので
 

「明るい色のパンツのときは白ソックス」
「暗い色のパンツのときは黒ソックス」

 

と覚えておけば足元とパンツの色を合わせができて脚長に見えるスタイリングができます。
 


 

さらに話が進んで上級者になると「ソックスでハズす」という着こなしもできます
例えばこうしたシンプルなMA-1に黒のスラックスという上下黒の組み合わせで「ちょっと地味だなあ」と思ったときは、足元のソックスだけ柄や色を入れてみる。
 

これは地味な印象を脱却するという上級な発想になるので、初心者の方はまだ意識しなくても大丈夫です。
着こなしに少し慣れてきたら、アンクルパンツに柄ソックスを入れるのも良いですね。
 

意外とソックスだけで着こなしの印象は変わります
なぜソックスで変わるのかというと先端部分だから。


 

コーディネートの先端部分はどうしても目線が行きやすい。
我々の視線は基本的に立体物を見るときは常に動いている。視線が動いているということは、当然視線が留まる部分もある。
その視線が留まる部分というのが、手先や足先、顔周りなどの先端部分。
そうした先端部分は視線を集めやすく目立つから、ソックスに色や柄が入っていると意外と大きく印象が変わるわけ。
 

なので黒ソックス、白ソックス、柄ソックスと3種類揃えておくとより着こなしのバリエーションが広がります。
 

おすすめのラインソックス3選

 

靴下選びの正解がわかったところで、ここからはおすすめのソックスを3つご紹介します。
 


CHICSTOCKS
LINE SOCKS 1,980円


 

1つ目は「CHICSTOCKS(シックストックス)」
今メンズのソックスだと一番売れているダントツ人気の商品です。
 

とにかく安くデザインに無駄がない。
上質な素材に1本ラインが入っているだけなので、何にでも合わせやすいところがウケているようですね。
カラーバリエーションも豊富なので色々試してみてもいいかもしれません。
 

正直な話、シックストックの黒ラインと白ラインの2つを持っていれば持っていればコーディネートでほとんど困らないと思います。
 

ただシックストックスの靴下は少し薄いんですね。
薄くて穴が開きそう、毛羽立ちが早そう、という部分が気になる人もいるかもしれません。個人的にも気になってはいますが、まぁソックスは消耗品だしそんなものかな、とも思うけれど・・・より丈夫なソックスが欲しい方はこちら。
 


MAISON SPECIAL
シルケットラインソックス 1,650円


 

「MAISON SPECIAL(メゾンスペシャル)」というD2Cブランドのソックス。
これ実はシックストックより安いけれどかなり耐久性が高いです。
私はこれを毎日のようにガッツリ履いていますが、若干毛羽立ちはあるけれどそれほどダメージもなく耐久性も高くて厚手なのでかなりおすすめです。
 

ただ厚手なのでジャストサイズで履いてる靴に合わせると、少し窮屈に感じるかもしれませんが・・・それも慣れかと思うので、丈夫なラインソックスが欲しいという方はこちらを選ぶと良いかと思います。
 

・・・と言いつつ、残念ながらこちらのアイテムは完売状態。
メルマガで何度もおすすめしていてメルマガの読者さんが大量買いしており品薄状態なのですが、気になる方は次の再販を待ってみてください。
 


MARCOMONDE
ONMM/graffiti 3,200円

ONMM/graffiti - MARCOMONDE
Compositionコットン90% / ポリエステル9%ポリウレタン1%(顔料プリント)Size・Lengthレディースフリー(約22.5-24.5cm)・総丈24cmメンズフリー(約25-27cm)・総丈24

 

最後のおすすめは「MARCOMONDE(マルコモンド)」
個人的に昔から好きなブランドです。
縦ライン1本のソックスは割とありふれてきていますが、マルコモンドのソックスはペイントデザインのラインだったり、アルファベット書いてあったりと遊びのあるデザイン
なので普通のラインソックスを履いている人が増えてきているし、もう少し差別化したいという天邪鬼な方はこちらを選ぶと良いと思います。
 

デザイナーさんのセンスがすごく良くて、グラフィックもすごく綺麗で面白いアイテムが揃っています。
基本的にはレディースのブランドですが、メンズソックスもたくさん展開しているので是非手に取ってみてください。
3,000円と少し値段は高いけれど、大手のセレクトショップで取り扱われているくらい質も高い。
なのでより面白いデザインを探している方は是非チェックしてみてください。
 

スーツスタイルのソックス選びのポイントは?

 


 

ちなみにスーツスタイルでもソックスの考え方は基本的に同じです。
スーツにおける靴下についての基本的な考え方は、スラックスに近い色を靴下に選ぶということ。
 

なのでダークネイビーのスラックスを穿いていたらダークネイビーのソックスを合わせる。
黒のスラックスなら黒のソックスを合わせると考えればOKです。
基本的にビジネススーツで選ばれる色はネイビー、ブラック、チャコールの3色なので、ビジネス用の靴下もネイビー、ブラック、チャコールの3色があれば困りません
 


 

こちらの書籍でスーツのコーディネートを100型撮影しましたが、この100型の中で使っているソックスは実は3種類だけ。
その3種類は無地のネイビー、無地のブラック、無地のチャコール。この3つで全て完結しています。
 

スーツスタイルのソックスは「スーツの色と合わせる」と覚えておけばOKです。
 

もしスーツの色と靴の色が違う場合は、スーツと靴のちょうど中間色のソックスを合わせるのが基本。
ただこれも完全に中間の色でなくていいので、スラックスと靴と何となく似ている色を合わせてみよう、くらいの感覚でOK。
「スーツと靴がはっきり分かれてしまう色使いにしない」というのがスーツソックスの考え方です。
 

このようにスラックス、靴下、革靴がひと繋がりでスラっと脚長に見えるよう意識すればソックス選びの迷いはなくなるはず。
こうしたソックスの話については私の本でも語っていますし、他のスーツ指南者の方の本にも同じように書いてあると思うので是非チェックしてみてください。
 

ということで今回は靴下の選び方とおすすめアイテムをご紹介しました。
これでもうソックスで悩むことはないでしょう。是非参考にしてください。

 

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