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ユニクロの半袖Tシャツ類って・・・どれがどんな特徴があるのか、全く分からないでしょう？？説明文を読んでもいまいち他商品との比較は書いてないし、着用画像もモデル体型じゃどれも綺麗に見えてわかりにくい・・・。そこで私が手作業で比較してみることにしました！題して・・・

「ユニクロの半袖Tシャツ、どれが一番買いでっか！？特集」

をお届けします。

 

 

つうわけで近所のユニクロに行って「コレとコレ何が違うねん」と疑問に感じるものを根こそぎ買ってきました。順番に解説していきますね。

 

エアリズムクルーネックT（半袖）

 

エアリズムクルーネックT（半袖）　990円

 

まずはユニクロの半袖Tシリーズの中でも代名詞的存在のエアリズム。
下着のイメージも強いですが、一応買ってみました。エアリズムはメッシュタイプと通常のカットソータイプがありますが今回はカットソータイプを購入しています。メッシュの場合は明らかに肌着だしね。

 

めっちゃイカつい外人(と思われる)モデル着用画像がプリントされているエアリズムのパッケージ。何気にこのパッケージ、ジップロック風になっており旅行用の小物入れなんかにも使える優れもの。

開けるとこんな感じ。

エアリズムの素材感はなんとなく知ってる人も多いと思いますが、とにかく光沢感が強く化学繊維らしいサラサラとした風合いでシワになりにくい。

洗ってもシワにならず、通気性と速乾性に富んでいるのがエアリズム。機能性は抜群です。ただ一枚のTシャツとして着ようとすると若干透けが気になるかな・・・。

 

モデルさんじゃない一般的な30代後半のオッサンが着用するとこんな感じ。乳首がやはり気になりますねえ・・・。

サイズ感は腕回りはフィットするほど細め。今回サイズをMで統一して選んで比較していますが、エアリズムは袖周りが結構細く感じました。身幅は他商品と比べると「やや細いかな」程度です。着丈は少し長め。

今回比較してよく実感できましたが・・・ユニクロは肌着風に打ち出しているものは「着丈」を長くとっています。このエアリズムもそうですし後述する2枚1パックのスーピマコットンシリーズも同様に着丈が長め。寝る時にお腹が冷えないようにパンツインされる方もいらっしゃるでしょうから、そうした人のためかもしれません。

photo by http://c.imgz.jp/628/14766628/14766628B_38_D_500.jpg

もともとこうしたアンダーウェアのカットソーは東ドイツ軍のものが原型としてよく取り上げられますが、ドイツ軍のアンダーウェアも着丈は長め。肌着風のカットソーは歴史的に着丈が長いもんです。

 

「エアリズムは肌着専用でしょ？一枚じゃ着れないよ」
と思う人も多いでしょうが、実は黒を選ぶと一枚着でも十分使える。

白だと乳首透けがヤバイですが、黒なら問題なし。
光沢感も程よく高級感があって決してナシではありません。シルエットが綺麗なので肌着感もそこまで強くなく、普通に使えますよ。

 

Tシャツはツヤがあるとドレスライクな印象が生まれます。

これはスーツに起因するもの。スーツスタイルは使うアイテム全てにツヤを求めます。スーツ自体もツヤのあるウールを使うものだし、シャツもツヤのあるブロードを、靴はツヤが出るまですり減らすほど磨き上げ、ネクタイもツヤのあるシルクを使う。同じTシャツでも「ガサガサしたもの」と「ツヤツヤしているもの」では印象がまるで違い、ツヤのあるものほど大人っぽく感じるものです。

「素材」は何を基準に選ぶべきか？洋服上級者でも理解していない人が多い素材の基本である「シワとツヤ」

 

そう考えるとこのエアリズムはツヤがある分すこし高級感と大人っぽさがある。白だと乳首透けが気になって仕方ないですが、黒なら問題なし。意外と大人に見えるドレスライクなカットソーとして使えます。
肌着としてだけでなく一枚着としても悪くはないでしょう。

 

クソ暑い日本の夏を快適に過ごしたい！
大人っぽいツヤのあるカットソーが欲しい！

そんな人にはおすすめです。

 

スーピマコットンフライスクルーネックT（半袖・2枚組）

 

スーピマコットンフライスクルーネックT（半袖・2枚組）　990円

 

二枚で990円という驚異的な価格を誇るスーピマカットソー。
何年か前から展開が始まりそれから毎年販売されている定番人気のシリーズです。時にスーピマ素材の価格が高騰したのか「スーピマじゃない普通のコットン素材」に切り替わった時もありますが、今は元に戻りスーピマで提供されています。

「スーピマコットン」と言われても聞きなれない人も多いでしょうが・・・ユニクロ以外のメーカーブランドは高級素材として半袖Tでも7000~10000円ほどの値付けで売られています。世界の綿生産量の1%未満にすぎない超希少素材であり高価なもの。特徴はツヤにあります。

まるでシルクのような滑らかな風合いを持っているのがスーピマの大きな特徴。カットソーにした際にはまるでニットのような高級感があり、ドレスライクな印象を与えてくれます。

 

ツヤ自体はエアリズムの方が上ですが、エアリズムは天然ではなく化学繊維。確かにツヤはありますが、ちょっとテカテカしているナイロン風の印象も含まれています。同じツヤでもどちらかというとシルク風の滑らかな風合いで化学繊維感がないスーピマの方がより高級感があるかもしれませんね。

 

こんな感じで二枚パックで売られています。

やべ間違ってVネック買っちゃった笑。
風合いはこんな感じ。エアリズムと同じく少し透けが気になります。

ちょっと乳首気になるので、一枚で着用したい人はインナーにタンクトップ必須ですね。

サイズ感は今回比較している4アイテムの中で最も細身です。またエアリズム同様にこちらは着丈が長め。肌着としても使えるようになっています。着丈が気になる人は内側に折り込んで使うのも良いでしょう。

袖周りから身幅肩幅までかなりジャストフィットです。ただしこのアイテム洗って着込んでいくと簡単に伸びて馴染んでくれるので最初はキツめでもあとあとは楽になってきます。その分少しヨレも出やすいのですが・・・。

 

こちらも黒を選べば乳首は隠せます。
とにかく細身で高級感あるTシャツが欲しい、という方にはおすすめです。

 

ドライカラークルーネックＴ（半袖)

 

ドライカラークルーネックＴ（半袖）　590円

 

激安価格で提供されているドライカラークルーネックT。何気に今年のユニクロは店舗のレイアウトや在庫・色展開をみてもこのアイテムが一番強く打ち出されている様に思えます。

 

こんな感じで小さい袋に収納されて売られていました。このパッケージは確かに可愛いし高級感あるけど、開けた時に容赦なく折りシワがついているのが難点。Tシャツって買ってすぐ使いたいことも多いのでこの折りジワ感ちょっと気になるんだよなあ・・・。

 

 

エアリズムと比べると少し光沢は落ちるけどそれでも十分ツヤ感はあります。スーピマと迷うレベルですね。同じくらいの滑らかさとツヤがあります。

 

あれ？妙にユルい？

と思ったら間違ってLサイズ買ってました。しもたぁああ・・・・。

ただ後からMサイズを買って試しましたが、やはり上の2商品と比べてこちらが少しゆるめです。袖周りから身幅肩幅など余裕のある作りで一般的なTシャツのサイズ感に近いですね。ただ着丈は上2商品と比べて短めです。

着丈が短いとややゆったり着てもあまりダボダボした印象がなくなります。
上の2商品と比べてゆったりと作られている分着丈が短いので、1サイズUPして着用してもあまりルーズな印象はない。体の線をあまり出したくない中年男性には1サイズUPをおすすめします。1サイズあげても着丈は短いのでダボダボ感はありませんよ。

 

こんな感じですね。

 

クルーネックＴ（半袖）

 

クルーネックＴ（半袖）　790円

 

そして最後はセールで売られていたユニクロU(コラボライン)の半袖Tシャツ。

 

こちらは一般的なTシャツ素材に近い。
ツヤがなくガサガサとした厚手の風合い。その分タフさもあります。

このTシャツ実はシーズン当初に買ってかなり着込んだものがありますが、何度か洗ってもへたることがありません。元々ガサガサした素材だから、ということもありますが風合いは何度着てもほとんど変わらない。

 

これはファッションの宿命ですが、高級素材でツヤのあるものほど脆く洗うほどに風合いは損なわれます。他方カジュアルな安物素材でガサガサしている方がタフで何度洗ってもヘタれません。

例えばスラックスは高級素材であるウールで作られていることが多いですが、ちゃんとケアしないとすぐにお尻周りがテカッてきたりシワがついたりするでしょう？他方ジーンズは何度洗っても全然ヘタらない、下手すりゃ10年使えますよね？

他にもニットとスウェットもそうでしょ？ウールコートとコットンコートもそう。ポリエステルとシルクもそう。

世の中の人は「高いものだから耐久性が高い」と何故か誤解してますがまったく逆です。「高価なものほど脆い」のが普通だし、生地の世界では常識。高価な服は贅沢品なのですよ。

実は洋服は「高級品であるほど長持ちしない」って知ってますか？

 

着用するとこんな感じですね。こちらもMサイズで着用しています。
上のドライカラーに近い印象ですが、首もとの太いバインダーや素材のガサガサ感でややカジュアルライクに見えます。ドライカラーの方が高級感がある印象。ただしこちらの方が耐久性は高めです。

耐久性をとるか、見た目の美しさをとるかで悩んでも良いでしょう。

 

おさらい

 

並べてみるとこんな感じ。

左から
エアリズム→スーピマ→ドライカラー→ユニクロU
の順番です。

生地のツヤ感は
エアリズム＞スーピマ=ドライカラー＞ユニクロU
といったところですね。

 

またシルエットの細さは
スーピマ＞エアリズム＞ドライカラー=ユニクロU
の順番で細い感じ。

シルエットの差は案外「実寸値」だけではわかりません。生地厚によっても変わるし、パターンなどによっても細く見えたり太く見えたりするので実は実際に着用して見比べるしか正解に比較する方法はありません。採寸値を見て「サイズがわかる」とうそぶいているのは大概服についての知識がない方です。アパレルで洋服を作ったことのある人なら採寸値だけで測れない領域があることくらい誰でもわかります。杓子定規に数字で比べて買うと案外失敗しやすいのでこれまた難しいところ。。。

 

もう一度シルエットの細い順に並べてみました。まとめましょう。

スーピマコットンフライスクルーネックT（半袖・2枚組)

・シルエットは4枚中1番目に細い
・乳首透けは4枚中2番目に透ける
・光沢は4枚中2番目に強い(同列2位アリ)

細身で大人っぽいカットソーが欲しい人におすすめ。耐久性はやや脆い。

 

エアリズムクルーネックT（半袖）

・シルエットは4枚中2番目に細い
・乳首透けは4枚中1番目に透ける
・光沢は4枚中1番目に強い

細身で大人っぽいカットソーが欲しい人、さらに機能性も重視する人におすすめ。耐久性は高い。白は乳首透けが強いので注意。

 

ドライカラークルーネックＴ（半袖）

・シルエットは4枚中3番目に細い
・乳首透けは4枚中3番目に透ける
・光沢は4枚中2番目に強い(同列2位アリ)

体の線を拾わないため体型が気になる人におすすめ。耐久性はやや高い。乳首透けも気にならない。より体型を隠したい人は1サイズUPがおすすめ。

 

クルーネックＴ（半袖)

・シルエットは4枚中4番目に細い
・乳首透けは4枚中4番目に透ける
・光沢は4枚中4番目に強い

カジュアルなTシャツが欲しい方に。ガサガサしていてラフな印象。その分耐久性は極端に高い。

 

以上4枚のわかりにくいカットソーをなるべく比較してわかりやすいように分類しました！買い物の参考にしてみてください。

 

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以上、ユニクロのわかりにくい4種のTシャツ比較でした！

 

 

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