スニーカー編

【ジャーマントレーナーは買うべき?】着こなし方の解説、歴史、レプリカの紹介など【ドイツ軍用名作スニーカーとは】

 

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今履くべきスニーカー

 

数年前から絶賛継続中の「スニーカーブーム」
NIKE/ナイキ、NEW BALANCE/ニューバランス、adidas/アディダスと
スニーカーブランドが脚光を浴び、各種新作モデルがこぞってリリースされています。

 

今年2015年は特にNIKEの「AIRMAX95」生誕20周年記念ということで、
NIKEはAIR MAXシリーズの打ち出し強化を進めており、
限定モデルや95年当時のオリジナルモデル復刻なども予定されています。

 

あのグラデーションカラーの「AIRMAX95」、
30代以上の方は「裏腹ブーム」を覚えている方も多いでしょう。
スニーカー狩りとかありましたね。

 

また市場ではARIMAXの他に、
adidasの名作クラシックテニスシューズ「StanSmith/スタンスミス」が大ブーム。
原宿渋谷を歩けば5人に一人はスタンスミスなんじゃないか?ってくらい。
adidas側もコラボレーションモデルや、レザーを変えた新作モデルなど、
実に様々なバリエーションを展開しています。

 

「スニーカーがいっぱいありすぎて、どれを選んだらいいか分からない!」
「全部カッコイイ気がするけど・・・まず一足目は何がいいの!?」

 

スニーカーブーム真っ盛りだけにそんな疑問も生まれるでしょう。
今回KnowerMagで話すのは同じスニーカーでもNIKEやadidasではありません。

 

「ジャーマントレーナー」というスニーカーです。

 

「ジャーマントレーナー」とは一体何か?

 

「ジャーマントレーナー」とは一体どんなスニーカーなのか?

 

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こんなアイテムです。
NIKEやadidasなどに比べてクラシカルなデザインに見えるかと思います。

 

そもそも「ジャーマントレーナー」とは、
元々は1970年〜80年にかけて西ドイツ軍がトレーニング用に使用していたスニーカーのこと。
歴とした軍用スニーカーです。
80〜90年代の西ドイツ軍はこれを履いてトレーニングをしていたのでしょう。
(なんともオシャレな軍人さんという感じがしますが。)

 

ミリタリージャケットなど軍用ウェアは全てそうですが、
必要最小限かつ「理由のあるデザイン」のものが多いです。

 

例えばミリタリージャケットの肩周りには、

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こういった「エポーレット」と呼ばれるベルトがついています。
これは何も「カッコよく見せるため」ではなく、小銃などの装備品を固定するためにある「理由のある」デザインです。
肩から銃をぶら下げた軍人さんなどをなんとなく想像できるかと思います。

 

例えばミリタリージャケットのマジックテープ部分、

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現在デザイナーズブランドなどが作るミリタリージャケットでも
こういった「マジックテープ」の様なデザインが胸元にあるものが多いと思います。
これは国籍章や階級章を付けるため、「理由のある」デザインです。

 

ミリタリーのワッペンは縫い付けもありますが、こういったマジックテープ式も多いです。
これは洗濯時に洋服本体は痛まなくても、ワッペンが擦れて痛んで見えなくなってしまい、
その交換のコストを避けるためと言われています。
マジックテープならば洗濯する時に階級章などを簡単に外せるので痛む心配がないという訳です。

 

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軍用スニーカーである「ジャーマントレーナー」も同じです。
軍人がトレーニング時に使用できる様に、
はき心地の良い構造、クッション性のあるソール、フィット感のある靴紐デザイン・・・などは考えますが、
「デザインの良し悪し」などは特に必要無い訳です。

 

だからこそ、
現代のナイキやアディダスの様にカラフルでデコラティブなデザインではなく、

シンプルで単色使いの無駄を削いだデザインに「自然」となっているのです。

 
 

理由のあるデザインが「説得力」を与える

 

逆に「理由はないけど、なんとなく作ったデザイン」というのは
基本的に安っぽく、嘘くさく感じてしまいがちです。

 

足元に妙なベルトがたくさんついたデザインパンツや、
必要以上にとんがったギャル男さんご用達のシューズなどが
安っぽいなと感じるのはそのためです。
「理由がない」からです。

 

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以前も語りましたが、
ampjapan/アンプジャパンというアクセサリーブランドは、
そういった意味で非常にセンスが良いです。

 

キリスト教のメダイやロザリオなどは祈りを捧げる神具としての意味があるものです。
そこには歴史と意味と理由があり、嘘臭さや安っぽさは感じません。

 

アンプジャパンはアクセサリーデザインの多くに、
このキリスト教のメダイやロザリオなどの古くからあるディティ−ルを取り入れています。

 

結果、彼らが作るアクセサリーは、
ヴィンテージショップで買ってきたような、
お婆ちゃんが使っていたもののような、

言葉のない説得力をまとっているのです。

 

理由のあるデザイン、意味のあるディティール、歴史のあるアイテム、
それが全てという訳ではないですが・・・。
デザインとは本来無駄なものです。機能面から見れば必要ないものの方が多いでしょう。
そういった無駄が多くなれば当然安っぽく、嘘くさく見えてしまいます。

 

デザイナーはそうした時に、
無駄を削いだ最小限のデザインにするか、
意味のあるデザイン歴史のあるデザインを使うか、
いずれかで表現することになります。

 

アンプジャパンはこういったアプローチが非常に上手く、

本来「付けることに意味のない」はずのアクセサリーに、
なにがしかの「意味を感じさせる」デザインを付与しているのです。

 

 

何故ジャーマントレーナーが流行なのか?

 

話を「ジャーマントレーナー」に戻します。

 

近年メンズファッションは80〜90年代のリバイバル(復興)ブーム。
80〜90年代に流行したものが細部を変えて再びリリースされていたりします。

 

その一つが「AIRMAX」などのハイテクスニーカー。
現代的で未来を感じさせるAIRMAXのデザインは90年代多くの男性を虜にしました。
それらが復刻という形で再発売され、大人気を得たのが大体3〜4年前くらいからでしょうか。

 

スニーカーは安く手軽に買えるため、流行の移り変わりが激しいものです。
4年前にAIRMAXを買った人は既に飽きてしまっていて、違うものを探します。
一頃流行だったのがNEW BALANCEですが、
「AIR MAX → NEW BALANCE」と流れていった方も多いと思います。

 

そうすると感度の高い、早く動く方がニューバランスへと移るため、
今度はそれを見た「中級者」くらいの人たちが、「あの人オシャレだな、俺もニューバランスにしてみよう」
なるわけです。

 

洋服はおいそれと買えない価格のものも多いですが、
スニーカーは割と手頃に買えるものが多いです。
そのため上記の流れが活発になりやすく、

結果スニーカーは流行が回るのがとても早いのです。

 

AIRMAX、NEW BALANCE、と来て、
2015年注目されているのが「ジャーマントレーナー」です。

 

この連続した流れを見るとわかる通りですが、
徐々にクラシックでシンプルなものへと回帰しています。

 

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AIRMAX/エアマックス

 

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NEW BALANCE/ニューバランス

 

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ジャーマントレーナー

 

段々デザインが削がれていき、
ヴィンテージライクでシンプルな印象のものへと変わってきていることがわかります。

 

もちろんAIRMAXがもうダメだ、というわけではないです。
あくまで2015年の流行がジャーマントレーナーというだけ。
私もエアマックスはよく履いています。

 

またNIKEの中でヴィンテージライクなモデルもあります。
NIKE全部が流行遅れというわけでもありません。
このあたり誤解の無い様に。

 

ちなみに余談ですが、ジャーマントレーナーを製作していたのは
PUMAとadidasであると言われています。
軍用品の一部にロゴマークが入っていたものがあったためその様に言われています。

 

軍用品は基本的に生産企業などを明かさないため、
公式情報ではないですが、どうやらその様です。
軍が受注したのでしょうね。

 

ジャーマントレーナーはどう着こなせば良いのか

 

さて、この「ジャーマントレーナー」はどう着こなせば良いのか。

 

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メンズファッションの肝は「ドレスとカジュアルのバランス」です。

 

「ドレスとカジュアルのバランス」についてまだ理解できていない方は、
下記記事を先にお読みください。
※参考記事:「最も早くオシャレになる方法とは?メンズファッションで気を配るべき一つの答えとは?」

 
 

そしてこれはスニーカー全般に言えることですが、
スニーカーは「カジュアル」であり、
そして「裾」や「足元」は印象を左右する重要な箇所です。

 

「裾」が持つ重要性は下記記事を読むと理解が進みます。

※参考記事:「デニムのロールアップはどんな風にまくればいいのか?正しいやり方は?太め?細め?ロールアップ幅の正解と方法を教えます」

 

なので、スニーカーを履く時は、
極力トップスやボトムスを綺麗に「ドレスライク」に調整すると
良いバランスでオシャレに見えるでしょう。

 

「スニーカーだからデニムにパーカーでしょ」

とカジュアルアイテムだけで構成してしまうと、近所にいる小学生の様な、
野暮ったい服装になりがちです。

 

オシャレに見せるためには、どこかに引き締まる要素を入れ込むことが重要です。
単純に「同じテイストで合わせる」ということをしがちですが、
それではなかなか垢抜けて見えません。
「ドレスとカジュアル」を意識してバランスを取ると良いでしょう。

 

具体的にどのジャーマントレーナーを履き、どのパンツを合わせれば良いのか

 

「ジャーマントレーナー」は商用品として生産されていたわけではないので、
どこのブランドがデザインした、ということはありません。(実際はPUMA&adidasですが)
そのため現代は各ブランドが「復刻モデル」として沢山リリースしています。

 

「ジャーマントレーナー」
で検索をかけると山の様に検索結果が出てくると思います。

 

「具体的にどのジャーマントレーナーが一番良いの?」
「ジャーマントレーナーにはどのパンツを合わせればいいの?」

 

そういった具体的な疑問に対してはメールマガジンで回答いたします。

 

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