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Photo by http://im.uniqlo.com/images/jp/pc/img/feature/uq/uniqlou-teaser/men/171206-mainImg-mem.jpg
ユニクロとクリストフルメールの協業ラインである「UNIQLOU/ユニクロユー」の2018年春夏ラインナップが発表されました。今回の発売は2018年1月26日。例年よりもずいぶん早い時期に発売します。
実は今回プレス向けの事前展示会がまだ開催されておらず私も実物を見ることが出来ていません。おそらく発売直前に展示会(もしくはプレス向けの先行販売会)があると思いますのでそちらで確認でき次第メルマガでは恒例の「世界最速全型レポート」を行うつもりでいます。
が、待ちきれないのでひとまず今回は「2018SSユニクロUマストバイ”予想”」をしてみようと思います。
過去記事はこちら・・・
秋冬に比べてパワーダウン・・・?
まずは全ラインナップをズラリ眺めての感想ですが
「前回秋冬と比べてパワーダウン感」があるかな・・・。
前回は「過去最高」と言っても過言じゃないほどアウターも小物もパンツも名作だらけ、型数も多く充実していたし、値段もそこまで過激に高くはなかった。(一番最初のUNIQLO and Lemaire の時は定価2万円近いコートもあった)
メルマガではすっかり解説済みですから繰り返しませんが・・・ニット類は本家「LEMAIRE」と近いほどクオリティの高いものだったし。
アウターは透湿防水性があり機能性抜群、その上シルエットも綺麗で、デザインもオーセンティックなものばかり。
パンツは美しいテーパードシルエット。スラックスライクなドレスっぽい印象なのに、ディッキーズ並みのタフで耐久性の高い生地、しかも値段は数千円・・・と過去最高クラスのモノを出してきました。(これは買わなかった人はホントにもったいない!!!!!!!!!)
そして小物もトレンドのボディバッグ(サコッシュ)を取り入れて、カラーもこれまたトレンドのネオンカラーのオレンジ。ハイブランドしか手がけていないカテゴリを数千円で出してきて、多くの人に気軽に試せるようにしたのはホントに偉い。このコラボの意義を強く感じました。
こんな風に「過去屈指の出来」だっただけにそこと比べると可哀想なのですが・・・。比べるとやはり今回は見劣り感するイメージ。もちろんまだ実物を見れていないので早計ではあるのですが・・・。
それと「秋冬」と「春夏」で比べるとどうしてもメンズファッションは「秋冬」の方がアイテム数も多く面白い。コートにニットにマフラーにと選択肢が多い冬物に比べて、春物はアイテム数が少なめ。日本は春が短いのでスプリングコートがとことん売れない、だからアウター類が減るのも理解できるし、長袖は売る時期が短いので半袖に偏りがち。するとどうしても見た目の華やかさに欠けるのが日本の春夏ではあるのです。
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・・・でもせめてメインヴィジュアルにコレは無かったんじゃないかい?
印象的かつトレンドライクな提案なのは重々承知していますが・・・普通の人がこの格好してオシャレになると思います??ある程度リテラシーを持ってサイズ感やシルエット、小物を調整すればそれなりにも見えるでしょうが、このヴィジュアルを真似てコーディネート組めば99%の人が失敗しちゃいます。格好良いヴィジュアルを追求しなければならないのはもちろん分かるのですが・・・一体「誰が」このコラボを望んでいるのか、もう一度考えて見て欲しいです。
断っておきますが、アイテム別に見ればどれも素晴らしいものばかり。パーカーは毎度見ている通りなら形も素材も素晴らしいでしょう。はっきり言ってアンダー15000円くらいならこのパーカーに勝てるブランドはありません。それに今回カラー展開が増えたのも嬉しい。
ノーカラーのライナーブルゾンもネオンカラーの提案は面白い。単なるミリタリーアウターではなく、あえてライナーを選ぶことで少し捻った着こなしにもなります。コンパクトなシルエットの様なのでワイドスラックスなどに合わせるのが今年らしいバランスの取り方でしょう。(Aラインシルエット)
デニムは後述しますがテーパードの美しいアンクルカットタイプ。インディゴの加工デニムはついつい野暮ったくなるものですが、足首出しでスッキリ細身に見せて、またスラックスと同じテーパードシルエットにすることで綺麗に合わせることが出来るはず。期待できます。
でもこの組み合わせはちゃうんでない?という話。
このルックを見て「おおー!!!」と思える人は相当マニアックに洋服を追いかけてる人だけですよ。一体「誰に」対して手頃なデザイナーズを発信しているのだろう・・・
さてさて苦言はさておき、今回特に気になっているアイテムをいくつか紹介しておきます。
「JAに見えないスイングトップ」に期待大!!
Photo by http://im.uniqlo.com/images/jp/pc/goods/405947/item/34_405947.jpg
スイングトップブルゾン+E 6,990円
これこそ実際に着てみないと分からないのですが・・・期待を込めてコレを「マストバイ(予測)」に挙げておきます。
春になると着たくなるスイングトップブルゾン。スティーブマックイーンに憧れてバラクータのスイングトップを着用してみるも、近所の爺さんに「今日は家業(農家)の手伝いかね?」と言われて萎えた人は少なくないはず・・・!!(私は似たような経験があります・・・)
どうしても作業着・労働着・JAに見られてしまいがちなのがスイングトップの宿命です。
そんなスイングトップをいかにおしゃれに着るか、は「いかにスタイリッシュに見せるか」と同義です。
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裾にリブがついているモデルが多いスイングトップ。このリブが強すぎると、着用時にお腹周りが「ポコッ」と膨れてしまいシルエットが野暮ったく見えるもの。お腹周りが膨れた中年オヤジの様な見え方をしてしまうのがこの類です。
また腕周りがゆるいと作業着的な印象も強くなってしまう。ワーク風な動きやすいデザイン・シルエットは危険です。
素材もコットン製でシワが入りやすいものもまた危険。シワ感が強い素材の場合ワーク感が強くなってしまい、よりカジュアルでより野暮ったい印象になります。
もちろんこれらのカジュアルな要素を踏まえて格好良くコーディネートすることも可能ですが・・・やはり着まわしにくくハードルは高めです。同じスイングトップ、どうせ買うなら「着まわしやすい」「サマになりやすい」ものの方が良いですよね。
そこで今回のユニクロUのスイングトップに期待・・・です。
説明文に”素材は撥水加工を施したもの”とある通り、おそらくツヤ感とハリのある化学繊維っぽい風合いになっているでしょう。これでコットン特有のワーク風のシワ感は無くなるんじゃないかなあと思ってます。
また裾にはリブがなく、よくみるとZIPも「下からも開くダブル」ではない様です。ということはZIPを閉めた状態でも「裾が張りすぎることがない」様に作るでしょうから、おそらく裾には少し余裕を持たせているはず。これで「お腹ぽっこり現象」も無い・・・と思う。
色展開も定番のベージュカラーはあるものの、これが「チノパン的なベージュ」ではなく、少し濃いめのダークトーンにしてある様に見えます。薄ければ薄いほどやはり作業着っぽくなってしまうので、これは有難い。(写真の写りだけじゃないことを願います)
なかなか「サマに見えやすいスイングトップ」って市場を探しても無いのでコレは有難い。
期待を込めて「マストバイ(予測)」に認定します。
1アクセントあるシンプルニット
Photo by http://im.uniqlo.com/images/jp/pc/goods/407082/item/74_407082.jpg
コットンモックネックセーター(長袖)+E 2,990円
これは・・・
多分秋冬で出ていたこのニットと似たようなイメージなんじゃないのかな。
クルーネックよりほんのわずかに高くした「モックネック」。
こうした「シンプルニット」ってオッサンでも学生でも着用しているものだからこそ、1枚ではなかなかサマに見えにくい。着こなしで美しく見せることになるわけですが、できれば何も考えずにサッと羽織って「おっ!」と思えるデザインであってほしい。でもデザインは入れ込みすぎると使いにくく奇抜になってしまう。そこで「モックネック」と「ドロップショルダー」です。
モックネックは上述の通り「少し襟が高い」状態です。「襟が高い」とドレスライクな大人っぽい印象が生まれます。これは礼服やスーツを想像すれば理解できるでしょう、スーツは必ず「襟に高さがある服」を使うものです。シャツは常に襟に高さがあり、またネクタイでその高さを強調しようとするほどです。ウォームビズでシャツを省略する場合は大抵が「タートルネック」を選びます。逆に「ノーカラー」になるとカジュアルな印象となる・・・こんな風に「襟の高さ」とはドレス感と比例します。かしこまった礼服(ドレス)であるほどその傾向は強く、襟は高いほどに大人っぽくドレスな印象になるのです。
同じようなニットでもクルーやVと一味違う印象を作りたいなら「襟に高さを作ること」です。それにより異なる印象が生まれて一枚でもサマに見えます。ただし春夏なのでタートルは暑苦しい、そこでモックネックというわけです。
またドロップショルダーはモックネックにより生まれた「春夏には強すぎるドレス感」を少し緩和してくれるでしょう。デザイン的なアクセントももちろんですが、ただでさえドレスライクな「ニット」に、さらにドレスな「モックネック」というデザインを入れているわけですから、春夏時期には少し「キメすぎ」にもなるでしょう。そこで肩のラインをルーズに見せた「ドロップショルダー」でドレスな印象を緩和するとバランスが取れる。
加えてシンプルな素材ではなくこちらは色むらのあるメランジ素材。シンプルすぎるノームコアの潮流が終わりつつある今、「やりすぎ」じゃないけど「アクセントがある」このくらいの装飾はとても嬉しいですね。
あくまで予測ですが、秋冬のモデルと似たような写真なのでおそらくマストバイになるんじゃないかと思ってます。
トレンド感全開のストライプシャツは「パジャマ」と「ビジネス」の中間を狙え
Photo by http://im.uniqlo.com/images/jp/pc/goods/406534/item/68_406534.jpg
ストライプオープンカラーシャツ(長袖)+E 2,990円
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コレクション雑誌「gap press men」の表紙を飾るほど来季の象徴的アイテムでもある「ストライプシャツ」。シンプルな着こなしを好むノームコアの終焉と同時に「装飾性」のファッションが注目されています。柄や色に小物使いなどですが・・・トレンドや価値観は急カーブで変化するものではなくあくまで「徐々に変化する」ものです。
「総柄のアロハシャツ」もコレクションでは多く見かけますし実際海外では来期は「アロハのオープンカラー」がトレンドとしては注目されていますが、そこまで急カーブを切ると日本では「奇抜」に見られかねない。そこで注目されているのが
同じ総柄でも奇抜にならない「ストライプ」です。(ちなみに表紙となっているgapはミラノのもの。パリに比べてミラノは保守的なので、アロハではなくストライプを配置しているのも納得です)
ユニクロUもこのトレンドを見逃さずストライプ柄をリリースしてきました。ただしストライプのカジュアルシャツは「パジャマっぽく」見えてしまいがち。かといってしっかり綺麗な作りにするとストライプは「キザな印象」「ビジネスライクな印象」にもなってしまうもの。この「パジャマ」と「ビジネス」の中間をつくのがとても難しい・・・。ユニクロUはそのあたりとても上手に作っているように見えますが・・・実物みたら「パジャマ感」ありそうな気もするんだよなあ。ちょっと判断保留ですが、期待を込めて「マストバイ(予測)」に。
ちなみにメルマガですでに紹介している通りですが、メルマガ読者限定で購入可能なMBアイテム、春夏シーズンはストライプのオープンカラーシャツを用意しています。これぞ「パジャマ」と「ビジネス」の中間!自信作です。ご期待くだされ。
約束されたマストバイ品「スラックスデニム」
Photo by http://im.uniqlo.com/images/jp/pc/goods/408617/item/68_408617.jpg
ワイドフィットタックパンツ(インディゴ)+E 3,990円
コレ絶対アタリでしょう。
上述ですでに語っちゃったのでもう繰り返さなくて良いと思いますが・・・スラックスライクな加工デニムパンツ。加工デニムはどうしても野暮ったく見えちゃうけれど、ついにキタ!!「安価で手に入る大人っぽい加工デニム」ありそうでなかったこのアイテム、期待大です。
まあ実は2017年春にGUで一瞬出てたんですけどね似たようなアイテム。これぞまさに「デニム」と「スラックス」の中間的存在。キメすぎないけど崩しすぎないこれほど名作はない・・・と思いきやGUさん生産数少なすぎだよ。瞬殺で終わっちゃいました。その後追加もナシ。今回ユニクロUで似たようなアイテムが待望の復活?です。
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ワイドフィットタックパンツ(コットン)+E 3,990円
それと前回大ヒットだった上述のスラックスも再発売。色展開が変わり登場します。
パンツ類はザッと見る限りどれも良さそう。カテゴリ別だと「シャツ」と「パンツ」類が一番期待できそうね。
ただのスポサンには興味ありません
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サンダル 2,990円
ベルト型のスポーツサンダルも展開。これ良さそうですけど、もう市場に溢れかえるくらいスポーツサンダルはあるから(GUでも展開してる)、別に目新しいものはないなあ。確かに形とか写真で見る限り良さそうだし2990円の価格は魅力的ですが・・・「うおおお!!!」ってテンションは上がらない。「ふーん良いね」くらい。
今のトレンドでスポーツサンダルやるならもう少し色やデザインを入れ込む工夫をしてほしい。
MBアイテムではアウトソールを革靴にしてエナメルを使った「ドレスライクなシャワーサンダル」と・・・
細身シルエットと甲薄にできるベルクロデザインを取り入れて、「フォルムを革靴にしたカラフルスニーカー」をデザインしました。
装飾性だけにちょっとだけクセのある靴が欲しいところ。普通のスポサンじゃちょっとなあ。ただのスポサンには興味ありません、宇宙人、未来人、異世界人、 超能力者、居たらあたしの所に来なさい 以上。
さてそんなわけで期待と不安入り混じるユニクロU新作コレクションですが、やっぱりこの値段でルメールデザインが手にはいるのは死ぬほど魅力。実現に向けて尽力しているユニクロチームに心から敬意を払いつつ、私は全型買ってレビューさせていただきます。来年が楽しみです。詳しくはメルマガにて。
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ユニクロなどのファストファッションでおしゃれをする内容はもちろん、今のトレンドやファッション情報を網羅したもの。中にはQ&Aやコーディネート診断など個別の悩みにも答えるコンテンツも用意しています。
試し読みをして気に入らなければ初月解約で全く構いません。
タダで読んで辞めたければ当月で辞めてください。全く構いません。
私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
10年以上かけて構築した論理であり絶対の自信があります。
騙されたと思って読んでください。
おかげさまで日本最大のメルマガ配信スタンド、
「まぐまぐ」様のメルマガランキングでは人気第2位となりました。(日本のメルマガの金字塔である堀江貴文さんが第3位)
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