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今年はユニクロ、GUでたくさんのコラボがありましたね。
今回はそのコラボの中から今からでも買えるアイテムを紹介すると共に
◯、×、△でユニクロ・GUコラボの総括をご紹介します。
値段が何よりのネックだったコラボ
まず最初は+Jから。
一言でまとめると
【いくらなんでも高すぎた】
確かに素材はものすごくよかった。
正直いうと1着30万円するハイブランドアイテムと全く同じ素材を使ったアイテムもありました。
シャツもシワはつくものの風合いは最高で名作と言えると思います。
ものすごく良い素材を使っているのはよくわかるものの・・・値段が高すぎたことがネックでした。
+Jは前回、前々回と発売日には行列ができ、瞬殺で完売してメルカリで転売されるような状態でした。
しかし今回はメンズに関していうとほとんどのアイテムはMやL、ブラックなどの売れ筋サイズや定番カラーがまだ買える状態です。
こうなった要因の1つは作りすぎたこと、もう1つは売れなかったということ。
片方なのか両方なのかは定かではありませんが、
いずれにしても今回の+Jは結果を見るとどう考えても×(失敗)でした。
12月に入った時点でもまだ在庫があるということは間違いなくセールにかかる。
セールにかかると当然利益が減るので、ユニクロ側からすると今回の+Jコラボは失敗と捉えていると思います。
ただ・・・今回で+Jコラボは最後だから思い切り良い素材を使って終わらせようという魂胆があったのかもしれない。
それはユニクロ側の事情なので問題ないことですが、消費者側からすると「値段が高かった」の一言に尽きるコレクションでした。
一番高いアイテムで29,900円。ユニクロで3万円のコートを買おうとはなかなか思わないでしょう。
あと裏地が微妙だったりデザインがチグハグだったりと素材の良さを活かせていない部分も感じられました。
例えばカシミヤのパーカーは素材は良いけれどそもそも17,900円のパーカーにカシミヤを求める人がどれほどいるのか、というところ。
何度も言う通り素材はすごく良いけれど、パーカーに2万円出す人はそもそもユニクロでは買わないと思うので、ユニクロとのコラボでこの値段の高さはミスマッチ感が否めませんでした。
そんな+Jで今から買えるおすすめアイテムはこちら。
+J
ハイブリッドダウンオーバーサイズMA-1ブルゾン 12,900円
このMA-1ブルゾンは使いやすいですね。
サイジングも素材感も良い。
MA-1は普通中綿が使われますが、このアイテムは防寒性の高いダウンが使われていてこの値段なので妥当かな。
今年はMA-1がトレンドなのでまだ持っていない方は1着ゲットしておいても良いですね。
+J
ウールブレンド オーバーサイズシャツジャケット 14,900円
個人的にはこれが一番お気に入り。
ドレスライクなコート地のウールで、デザインはカバーオールでワークな印象。
素材はフォーマルだけれどデザインはカジュアル。
だからスラックスを合わせてもキメすぎにならないしデニムを合わせても崩しすぎにならないというベストバランスなアイテムです。
厚手な素材で裏地がないので冬はインナーダウンを入れて、春先は1枚で意外と長く使えるのもポイント。
14,900円でこの高級感のある素材感・デザイン・防寒性ならアリ。
+J
ウールオーバーサイズダッフルコート 24,900円
一番高いけれど良かったと思うのがこのダッフルコート。
サイドはスナップボタンで開け閉めできてシルエットが綺麗で、トグルは黒で統一されカラーマッチしてある大人な印象のダッフルコートです。
メンズは特に大人になってからダッフルコートはあまり着ないと思うので、新しい印象を求めて大人っぽいダッフルコートを手に入れておくのはアリだと思います。
+J
スーピマコットンオーバーサイズスタンドカラーシャツ(長袖) 3,990円
今回一番ヒットしているのはこれかもしれませんね。
シワになりやすいことだけが難点ですが、そうはいっても前回の+Jのシャツよりもシワになりにくくはなったのでおすすめです。
+J
オーバーサイズシャツブルゾン 5,990円
シャツジャケットのように使えるアイテムでおすすめ。
春や秋はアウターとして、冬はインナーとして使えて着られる期間も長くて便利です。
品質も人気も安定している定番コラボ
続いてはUNIQLO U(ユニクロユー)の総評。
一言でまとめると
【華やかさはないけれど上質で使えるアイテムばかり】
ユニクロユーはエルメスのデザイナーをしていたクリストフ・ルメールとのコラボレーション。
クリストフ・ルメールは自身のブランド「LEMAIRE(ルメール)」を展開していて、ルメール本家の2021秋冬コレクションは過去最高傑作だったんじゃないかと思っています。
そしてユニクロユーは毎度、本家ルメールからデザインを拝借してくることが多いの今回非常に良い展開になっていますね。
ということで個人的な見解として今回のユニクロユーは◯だったと思います。
UNIQLO U
ウールブレンド テーラード ジャケット 4,990円
ウールブレンド ワイドフィットパンツ 2,990円
特に良かったのがこちらのセットアップ。
ウールコートの素材を使ったジャケットでかなり厚手なので、これから冬が本格化してきても使えます。
在庫状況を見てみると、+Jはだだ余りですがユニクロユーは発売時期が早かったこともありほとんど在庫はないですね。
ユニクロユーに関してはデザインに+Jのような華やかさはないけれど、その分堅実で非常に使いやすく上質なデザインのものが揃っているのが大きな特徴。
こうした発想はエルメルらしいですね。
エルメスはデザイナーズというより職人気質なブランド。
シンプルなものを上質な素材で表現するのがエルメスの基本的な考え方なので、さすがエルメスのデザイナーだったクリストフ・ルメールらしい洋服作りだなと感じます。
UNIQLO U
ヘビーフランネルオーバーサイズシャツ(長袖) 3,990円
デザイン物ではこのシャツがおすすめ。
アメリカンカジュアルなチェックシャツですが、色遣いがヨーロッパ風で上品な印象。
素材もアメカジのチェックシャツというよりは光沢があってツルッとした素材感。
なおかつ厚手なので真冬にはインナーとして、秋や春にも1枚で長期間着られて3,990円はお得。
冬はインナーに柄物が欲しくなる時期。
アウターやトップス、パンツなどはつかいやすさを考えて黒やグレー、ネイビーなどが増えてくる。
そうすると地味な印象になることが多いので、この時期柄物を取り入れたい人も多いでしょう。
そんな方にはこうしたチェックシャツを1枚取り入れてみるのがおすすめ。
UNIQLO U
メリノブレンド フルジップセーター(長袖) 3,990円
中央にジップのついたドライバーズニット。
ジップのついたトップスをアウターの中に入れると、ジップがアクセントになって地味な印象を払拭してくれます。
非の打ち所がなし!完璧なコラボ
続いてはGU×UNDERCOVER(ジーユー×アンダーカバー)。
このコラボは間違いなく◯でしょう。
一言で表すと
【もう在庫は全滅状態、完璧なコラボ】
ユニクロのコラボは当たり外れが多かったけれど、GUのコラボはハズレがなかったと言っても過言ではないでしょう。
MA-1ブルゾン UNDERCOVER 4,990円
このコラボに至ってはMA-1が再販するくらいすさまじい人気でした。
普通こんなに早いスパンで再販はできないので、どうやってこの短期間で再販したのかは気になるところ。
もしあらかじめ準備をしていたのなら本当にすごい。
コラボ全体を通しても良いものづくしでした。
グラフィックのセンスは良かったし、GU特有の素材のチープさが逆に古着のように見えて良かった。
ここでカシミヤなどを使っていたら「なんか違うな」という印象だったと思います。
「あえて安っぽい」のがアンダーカバーと親和性が良く、このコラボの勝因の1つだったのではないでしょうか。
戦略勝ちな良コラボ
続いてはGU × SOPH.コラボ。
こちらのコラボも◯。
一言で表すと
【ワンマイルウェアに絞った良いコレクション】
バンダナ柄が入ったシリーズは即日で完売していました。
わずかに在庫が残っているのはこの辺り。
ダブルフェイスプルパーカ長袖バンダナ 1MW by SOPH. 2,690円
ダブルフェイスプルオーバー長袖バンダナ 1MW by SOPH. 2,290円
ただ小さいサイズしか残っておらず、オーバーサイズは全て完売しています。
ソフコラボに関してはワンマイルウェアに絞ったのが良かった。
ピンポイントで特定の領域を攻めるのは商売のやり方としては賢い選択だと思います。
特に今年はユニクロ・GUでコラボレーションが乱立していたので、パジャマ・ルームウェアの領域は全てかっさらう勢いで狙いにいったのはとても良い提案でした。
アイテムは良いけれど・・・?
続いてUNIQLO×White Mountaineering(ユニクロ×ホワイトマウンテニアリング)コラボ。
こちらの評価は△。
一言でまとめると
【良品だったけれどそもそもブランドを知らない人が多かった】
「ホワイトマンテニアリングって何?」とものすごく聞かれたんですね。
YouTubeの事前レビュー動画はアクセスが多く、大体の人がホワイトマウンテニアリングがどんなブランドなのかを知りたくて僕の動画にたどり着いていたようです。
ホワイトマウンテニアリングは洋服好きからするとすごくメジャーなブランド。
コムデギャルソンにいた相澤陽介さんが立ち上げました。
デザイナーズの中でも玄人好みなブランドなので名前を知らない人が多く、コラボといえどインパクトが不足していたかもしれません。
ただユニクロの機能ウェアとホワイトマウンテニアリングのデザインは親和性が高い。
UNIQLO × White Mountaineering
ハイブリッドダウンオーバーサイズパーカ 9,990円
こちらも提案の仕方がすごく良かった。
着用しやすい素材感でポケットが多くデザインのバランスも良く、非常にクオリティの高いアイテムです。
値下げして9,990円はものすごく安いですね。
UNIQLO × White Mountaineering
フリースオーバーサイズジャケット(長袖) 3,990円
もう少しオーバーサイズだと良かったけれどこちらも悪くなかった。
アイテムは良品が揃っていますが、ただ売り上げとしてはおそらくあまり立っていないでしょう。
売り上げ規模や認知度を考慮すると△をつけざるを得なかった形です。
好みが大きく分かれるユニクロ定番コラボ
最後はUNIQLO&JWANDERSON(ユニクロ&JWアンダーソン)。
一言で表すと
【相変わらずニッチだけれど悪くはなさそう】
好みがかなり分かれそうなので△をつけざるを得ないのかな。
UNIQLO&JWANDERSON
パデッドコーチジャケット 7,990円
この時期にパデットのアイテムを出すのはすごく良いですね。
12月の上旬にアウターを展開する勇気も評価したい。
どう考えても12月にアウターを出しても売れないんです。
1月にはもうセールにかかってしまうので。
「セール除外品にすればいいじゃん」と思うかもしれませんが、店の中全てがセール品な中で除外品が1つだけあっても売れないもの。
そんな売れる可能性が低い報われないアイテムながらもそのことを見越して展開しているのは、おそらく春先も使えるようにしているから。
あとパデットのトレンドはこれから先も続くので、持ってないなら抑えておくのはアリですね。
UNIQLO&JWANDERSON
ボアフリースフルジップブルゾン 4,990円
こちらもデザインは攻めていますが、個人的には好み。
UNIQLO&JWANDERSON
ニットトラックブルゾン 3,990円
これらアウター類は当たりが多い。
JWアンダーソン自体が割と尖ったデザインが多いので、必然的に好みは分かれてくるでしょう。
好きな人はハマるけれど全般的には大して売れていないでしょう。
実際にこのコラボは毎年在庫が残りまくっているので・・・。
ということで今回はユニクロ・GUのコラボ総括をお届けしました。
あくまで個人的評価なので参考程度にしていただければと思います。
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試し読みをして気に入らなければ初月解約で全く構いません。
タダで読んで辞めたければ当月で辞めてください。全く構いません。
私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
10年以上かけて構築した論理であり絶対の自信があります。
騙されたと思って読んでください。
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