やっちゃいけないNGファッション

誰も教えてくれないファッションのNG例【ジャケットの一番下のボタンは留める?ロールアップの幅は何cmが基本??】

 

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今回は「誰も教えてくれないファッションのNG例」を解説。
初心者ほど必見です。

 

ジャケットの一番下のボタンは留める?外す?

 

 

スーツなどにおけるジャケットのボタンは「一番下は留めない」のが基本です。

街を歩いているとたまーにボタン全て留めている人を見かけますが、スーツの着こなしとしてこれは間違い、典型的なNGスタイルです。

「そんなの誰も教えてくれなかったよ!!」と憤慨するかもしれませんが、私も同意。全く同じ経験をしたことがあります。もう遠い昔の記憶だけど・・・初めてスーツを買って着用した時、なんの疑いもせずにボタンを全て留めて着用していました。しばらく経ってから親に「ボタンは一番下は開けるものなんじゃないの?」とツッコまれて間違いに気がついたものです。

 

本来店員さんが「これはこういうものです」と教えなければいけないのだと思いますが、店員さんもさすがに「何の疑いもなくボタン全て留めている人」にわざわざ突っ込むのも気がひけるのでしょう。昔の私に限らず案外この「ボタン全閉め着こなし」をしている人は多いです。これを読んだ方は明日から一番下のボタンは外して着る様にしてください。

 

では何故わざわざ下のボタンを外して着なければいけないのか?

まず一つはスーツの原型とも言える「モーニングコート」にならって裾に弧を描いた曲線を作るためです。スーツは日常に着るカジュアル服と違い、歴史が長く正解や王道が確かに存在するジャンルです。オーセンティックな着こなしは最早「おしゃれ」といった概念ではなく、「礼儀」となっています。日常着では自由な発想で「自分が求める最高に美しい着こなし」を表現すれば良いですが、スーツは決められた着こなしとルールが存在するもの。ルールを逸すれば「礼儀を逸している」と捉える人もいるでしょう。現代のスーツはビジネスウェアだけにこうした礼儀は意識してしかるべきです。

 


また「見た目」的な意味ではお腹やベルトなどで圧迫されて生まれたシワを逃がすために、一番したのボタンを開けます。
スーツはとにかくシワを嫌うもの。スーツはわざわざオーダーしてまでサイズを合わせるし、カジュアル服と比べるとY体A体など細かなサイズ設計になっているもの。シャツも既製品であっても首回りのサイズなどを測ってまでキッチリサイズを合わせます。何故ここまでサイズを合わせるのか?それは「シワをなるべく出さないため」です。

 

スーツはシワ感を嫌います。肩にシワが寄ってる、ウエストにシワが寄っている、スラックスにシワが寄っているとどんな高級素材も台無しです。これはどんなスーツの販売員でも知っているごく基本的なルールです。

 

「素材」は何を基準に選ぶべきか?洋服上級者でも理解していない人が多い素材の基本である「シワとツヤ」

 

そしてシワを消すための基本ルールとして「ジャケットの一番下のボタンを外す」わけです。圧迫されてシワが出るのを避けるため、一番したのボタンを開いたままが基本です。

 

またついでですが、スーツは「着席時はボタンを全部開けて着るもの」です。着席時にもボタンをつけているとシワが酷いことになります。無論ここまで厳密にルールを守らずともさすがに突っ込んでくる人はいないでしょうが・・・基本としては「着席時は外すもの」です。

 

ロールアップの幅は何cmが良い?

 

 

「ロールアップすると足回りにシワが生まれにくく、シルエットが綺麗に見える」

なあんてよく本サイトやメルマガでも書いていますが、同時にこんな質問もよく頂戴します。

 

「ロールアップの幅は何cmくらいにするべきですか??」と。

 

「ロールアップの幅は何cm」といった決まりはもちろんありません。上述の通りスーツと異なり日常のカジュアル着は基本的にルールが明確ではありません。スーツの様に正解があるのではなく、組み合わせてミックスするのが普段着です。アウトドアから派生したダウンジャケットや、ミリタリーから派生したカーゴパンツや、スポーツから派生したスニーカーなど、それぞれ異なる目的のために作られた服を「ミックス」したのが街着です。組み合わせるからこそスーツより自由があり、厳格な基準がないのが逆に魅力です。

 

しかしもちろん「こうすれば美しく見える」といったセオリーやロジックは星の数ほど存在します。(というかトレンドがあるので、年月が経つほどにセオリーやロジックは更新追加されているくらい)

 

ロールアップのポイントを理解するうえでまず「太くロールアップすれば足元が目立つ」「細くロールアップすれば足元が目立たない」というロジックを覚えましょう。洋服は当然「切り替え部分」が目に止まるものです。ロールアップして表地と裏地の切り替えが見えるほど、またロールアップにより段差や膨らみが生まれるほど、目に止まりやすくなります。太くすればその分目立ち、細くすれば目立ちにくくなります。

 

目立ちにくく「細ロールアップ」にしておけば足元が過剰に目立たないので、「靴とパンツの境界線」がごまかせるので脚長に感じさせることができるでしょう。しかし逆に「太ロールアップ」だと「靴とパンツの境界線」が目立つため脚の長さはごまかしにくくなります。

 

 

すっきりと脚長に見せるためには「細ロールアップ」が基本です。
これは理屈で説明すると上記の通りですが、実際に鏡の前で試し見ると一目瞭然です。太めにロールアップするよりも細めにロールアップした方がやや脚長に感じるでしょう。

 

ただし太めのパンツをあまりにも細幅にロールアップすると、ややアンバランスな印象になりがちです。

洋服はバランスでできています。

あまり知られていないことですが、例えばトレンチコートなどの「襟部分」は「着丈の長さ」とリンクしています。

 

トレンチ作ってたり。 #adametrope #mb

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襟がこれだけ大きいのにショート丈になっているとバランスが悪く「途中で丈がちょん切られた」様な印象となるものです。逆に小さすぎる襟でロング丈になっているのも顔が大きく見えたりアンバランスになるものです。

 

洋服はパターン上「バランスが見える最適解」がいくつかあります。太めのパンツに細幅すぎるロールアップもその類。悪いわけではありませんが、ちょっと違和感を覚えるはずです。ここだけ注意しましょう。

 

せっかくのノーカラーシャツが「学ラン風」になっていませんか?

 


Photo by https://otokomaeken.com/wp-content/uploads/2015/08/tumblr_nd8t2hr8UO1qajhjjo1_500.jpg

 

最近トレンドのノーカラーシャツ。
通販の商品画像を見て「かっけえ!!」と思ってポチッたものの・・・どうも自分が着ると今ひとつな印象になってしまう・・・。そんな人はもしかして首回りに問題があるのかもしれません。

 


Photo by http://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/production.bsm/system/shop_items/pictures/273526/small.jpg?1482843231

 

何も考えずにノーカラーシャツを着用するとこんな風に、「首が詰まった学ラン」みたいな印象になってしまいます。こうなると顔の大きさや首の太さが強調されあまり綺麗に見えないもの。単純に詰まりすぎていて息苦しい様にも見えてしまいます。

 

 

そこでノーカラーシャツはこの様に自然な襟の開きになる様に、買ったら襟まわりをもみほぐしてあげると良いでしょう。
シャツの多くは納品時に最終工程でプレスされています。糊がついてパリッとした状態ではどうしても首を圧迫した「学ラン風」になってしまうもの。そこで購入したら襟をくしゃくしゃと軽くもんであげましょう。それだけで開きはやや自然になり、詰まった印象は消えてくれるものです。

 

褒められたいなら「相手を思いやる気持ち」を持とう

 

真冬にキャンバス素材のスニーカーや、夏に冬用ウールのシャツなど「季節感のない着こなし」をしている人はたまに見かけます。
またデートなのにサンダル、居酒屋なのにスラックスといった「TPO」を意識しない着こなしも沢山見かけます。

 

洋服は他人に見せるものであり、だからこそそこに「礼儀」や「相手への思いやり」が含まれます。
もちろん個性や自己表現としての洋服もそれらと同じくらい大事です。しかしどちらに振り切りすぎてもファッションは成立しにくいでしょう。

 

例えば「相手に不快に思われないように」と考えて考えて考えすぎると、どうしても無難で地味な印象ばかりが目につきます。
また例えば「自分の好きなものを」「自分の趣味を」と考えて考えて考えすぎると、相手のことや礼儀を無視した誰にも評価されない着こなしになってしまいます。

 

「相手のことを考えてあげること」「思いやりを持って不快にさせないこと」を意識し、
また「つまらない着こなしにならないようにわずかな個性を入れてあげること」で他人との差が生まれ評価されやすくなります。

 

他人が見るものだからこそ、他人のことを考えて洋服を決めてあげることをすると良いでしょう。デートに行くときは「彼女はどんな服装が好きだっけなあ」。プレゼンに行くときは「どんなネクタイを締めたら皆納得してくれるだろう」。

そうした配慮の一つ一つで、「無難すぎる着こなし」も「独りよがりな着こなし」も避けられるようになるでしょう。またそうした気持ちは所作にも現れ、「相手を思いやる姿勢」が生まれます。然して見た目も中身も格好良くなり、「周りの人に褒められるオシャレさん」は生まれます。

私は洋服の本質とは「相手を思いやる気持ち」ではないかと考えています。またそうした人ほど優しくスマートで「中身」まで美しく感じるものです。

 

誰も教えてくれないことですが・・・「他人のことを思いやる着こなし」これを実践することが「周りから褒められる最短ルート」になると思っています。是非ご参考に。

 

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