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カジナイロン素材を採用し「スケルトンダウン」を実現!ダウン嫌いのMBが作った最強のダウン「MB ULTIMATE FABRIC スケルトンダウンプレミアムコート fabric by KAJI」発売!

★MB ULTIMATE FABRIC スケルトンダウンプレミアムコート fabric by KAJIの予約はこちら(2025年12月28日21時から受注受付開始いたします)

 

※注意
今回は一般販売を行います。
メルマガ/LINE会員以外も購入可能になっています。この機会に是非ご活用ください。

商品詳細はこちらから

 

 

MB ULTIMATE FABRIC スケルトンダウンプレミアムコート fabric by KAJI

 

 

商品詳細はこちらから

 

MB ULTIMATE FABRIC スケルトンダウンプレミアムコート fabric by KAJI

 

価格:72,000円(税込)

色:
ブラック

素材:
ナイロン 100%

生産地:
生地:日本
縫製:中国

ケア方法:
ドライクリーニング

お届け:
2026年6月中旬〜下旬
※世界情勢の影響により納期にズレが出ています。
最善を尽くしますがお届け日は多少前後する場合があります。
大きく納期が変更する際は購入時ご登録のメールアドレスにご連絡いたします。

サイズ展開:
S、M、L

サイズ詳細
Sサイズ
着丈 91cm
身幅(ぐるり) 140cm
裄丈 90.5cm
肩幅 58cm
袖丈 61.5cm

Mサイズ
着丈 93cm
身幅(ぐるり) 144cm
裄丈 93cm
肩幅 60cm
袖丈 63cm

Lサイズ
着丈 95cm
身幅(ぐるり) 148cm
裄丈 95.5cm
肩幅 62cm
袖丈 64.5cm

※フィッティング
MBは身長175cm体重67kgでMサイズを着用しています。

 

ダウン嫌いのMBが作った最強のダウン!

 

 

今回はMB ULTIMATE FABRIC スケルトンダウンプレミアムコート fabric by KAJIを紹介します。


2025年最後の発売ということで、非常に気合いの入ったアイテムです。

少し余談になりますが、毎年12月は、MBアイテムの中でも特に完成度の高いアイテムが揃う月だと感じている方も多いのではないでしょうか。

長年アイテムを追ってくださっている方には、すでに伝わっていると思いますが、12月は例年「当たり月」になりやすい傾向があります。

これは意図的にそうしているわけではありません。

 

 

年内発売を前提に企画・サンプル制作を進めていたアイテムが、結果的にスケジュールの都合で12月に集中するためです。

MBアイテムは週1回の発売ペースのため、サンプル完成が少し遅れると「今月は間に合わない」「来月に回そう」という判断になります。

特に、時間と工程を要する目玉アイテムほど後ろ倒しになりやすく、最終的に「年内に必ず出す」と決めていたものが12月に集まる、という流れになります。

そして今回のダウンコートも、どうしても年内に出したかったアイテムのひとつです。

このスケルトンダウンコートは、MBアイテム史上でも過去最多クラスにサンプルを作り直した製品だと思います。

シルエット、パターン、ダウンの量、細部の仕様に至るまで、本当に細かく調整を重ねました。

 

 

断言しますが、正直に言うと、個人的にダウンはそこまで好きなアイテムではありません。

昨今の中綿ブーム、特にパフテックの流れを見ても、ユニクロをはじめ、多くのブランドがダウンから距離を取り始めています。

現在、ダウンはどちらかと言えば、ラグジュアリー市場でしか成立しにくいアイテムになりつつあります。

理由は大きく2つあります。


ひとつは、中綿素材の進化です。

従来の中綿は「重くて寒い」という印象がありましたが、近年は化学繊維の進化により、軽くて暖かく、ダウンに匹敵する性能を持つ中綿が登場しています。

 

 

もうひとつは、原材料価格と物価高騰の影響です。

ダウンは原価が年々上昇しており、正直なところ、安定して使えるブランドが限られてきています。

ユニクロも、このままダウン価格が上がり続ければ、ウルトラライトダウンが成立しなくなる可能性がある。

そのため、パフテックへシフトしている側面もあると考えています。

正直なところ、日本の冬であれば、中綿でも十分ではないかと思っています。

例えば東京であれば、暖かいセーターを着て、その上にウルトラライトダウン、さらにコートを重ねるような着方で、寒さに困る場面はほとんどありません。

東北や北海道であれば話は別かもしれませんが、少なくとも都市部では、ダウンに強くこだわる必要性はそこまで高くないと感じています。

 

 

さらに言えば、ダウンは基本的にクリーニングが難しく、自宅で気軽に洗えないというデメリットがあります。

一方で中綿であれば、洗濯機で丸洗いできるものも多く、ケアのしやすさという点では明らかに優れています。

そうした背景もあり、現在の市場、特に量販市場では、中綿へと流れが傾いているのが現実です。

加えて、個人的にダウンや中綿そのものを特別に好んでいるわけではありません。

では、なぜ今回あえてダウンを作るのか。ここが今回の企画の出発点です。

 

 

僕が考える「最高のダウン」を作りたい。その一点から、今回の開発は始まっています。

ただし、作るのであれば「これがあればもう他はいらない」と言えるレベルのものを目指します。

今回のダウンもまさにその考え方です。

MBアイテムではコートを中心にアイテムを作ることが多いですが、雪国の出身ということもあり、子どもの頃からダウンにはそれなりに親しんできました。

いわゆる有名ダウンブランドは一通り着てきていますし、過去にはデュベティカの正規取扱店で働いていた経験もあります。

そのため、ダウンに関する知識や実体験はある程度蓄積されていると思います。

 

 

ただ、その中でも常に感じていた不満がありました。

シルエットが膨らみすぎること、実際に着ると「軽い」と言われるほど軽くは感じないこと。

確かに暖かく、蒸れにくく、機能的ではあるものの、クリーニングのしづらさや重量感、見た目のボリューム感には、どうしても納得しきれない部分がありました。

それでも、人生の中で「これは本当に良いダウンだ」と感じたものがいくつかあります。

例えば、流行りすぎてしまいましたが、ノースフェイスのヌプシは一時期とても気に入っていましたし、リック・オウエンスのダウンも印象に残っています。

イタリアのムーレーのダウンも非常に完成度が高く、好きなアイテムのひとつです。

そうした、自分がダウンに対して懐疑的でありながらも惚れ込んだ数少ないダウンたちを振り返ると、それぞれに必ず不満点も存在していました。

そこで、それらすべての不満を解消した「究極のダウン」を作れないかと考えたのが、今回の企画です。

 

 

今回は価格設定を最初から強く意識せず、「これがあればダウンはもう十分」と言えるレベルまで突き詰めたダウンを作ることを目標にしています。

そのための第一歩として、素材に選んだのが、KAJIです。

KAJIは世界的にも評価の高い日本のファブリックブランドで、ナイロンを中心に非常に高品質な素材を生み出しています。

ナイロン素材と聞くと、イタリアのリモンタを思い浮かべる方も多いと思いますが、実はそれと肩を並べるほど評価されているのが、石川県に拠点を置くKAJIです。

同じく高級ナイロン素材で知られるリモンタと比較すると、両者の得意分野は明確に異なります。

リモンタは、いわゆるパリッとした、ハリ感の強いナイロンを得意としています。

硬さがあり、構築的な表情を持つ素材が多いのが特徴です。

 

 

一方でKAJIが得意とするのは、髪の毛よりも細い超極細繊維を使用した、超軽量でソフトタッチ、シルキーな質感を持つナイロン素材です。

ややモード寄りの雰囲気を持ちながら、アウトドア用途にも対応できる性能を備えています。

実際、アウトドアブランドやラグジュアリーブランドを問わず、ダウンを本気で作っているブランドの多くが、KAJIの素材を採用していると言っても過言ではありません。

以前、工場見学の動画でもご紹介しましたが、モンクレール、アークテリクス、ロロ・ピアーナなど、名だたるブランドがKAJIの素材を使用しています。

それほどまでに、KAJIのナイロンは世界的に信頼されている素材です。

 

 

では、KAJIの素材の何がそれほど優れているのか。

最大のポイントは、やはり「超軽量」であることです。

ダウンにおいて、軽さは最も重要な要素のひとつだと考えています。

そもそも、なぜ人はダウンを選ぶのか。

それは、これ以上に軽く、これ以上に暖かい素材が存在しないからです。

 

 

防寒性だけを考えれば、重ね着をすればダウンと同等の暖かさは再現できます。

しかし、重ね着をすれば当然重くなり、蒸れやすくなり、現実的な着用が難しくなります。

ダウンは、軽量でありながら、何枚も重ね着したかのような防寒性を持つという点に最大の価値がある。

つまり、ダウンが重くなってしまった時点で、その存在意義は大きく損なわれます。

個人的にはショート丈よりロング丈のダウンの方が好みですが、市場に出回っているロングダウンの多くは、正直なところ重いものがほとんどです。

そうなると、「それは本当にダウンである必要があるのか?」という疑問が生まれます。

軽さを失ったダウンは、本質から外れてしまっていると感じています。

 

 

では、最軽量のダウン素材とは何なのか。


ラグジュアリーやアウトドアの専門ブランドが最終的に行き着く答えが、KAJIのナイロンです。

髪の毛の約3分の1ほどの太さしかない超極細繊維を使用し、「仮撚り」という特殊な技術を用いて、生地を構成しています。

この技術によって、現時点で考え得る中でも、最軽量クラスと言って差し支えないダウン用素材を生み出しています。

実際に、今回のスケルトンダウンコートは、ミドル丈からロング丈に分類されるシルエットですが、着用した際の重さはほとんど感じません。

体感としては、一般的なジャケットよりも明らかに軽く、感覚的には少し重めのカーディガンを羽織っている程度です。

Tシャツほど軽いとは言いませんが、ダウンジャケットとしては驚くほど軽量に仕上がっています。

 

 

もちろん、軽量な素材自体は他にも存在します。


では、なぜKAJIの素材を使わなければならないのか。


理由はまだいくつかあります。

まず一つは、「超高密度素材」であるという点。

超高密度の生地を使用することで、内部の羽毛が表に出てくる可能性を極限まで低く抑えることができます。

ダウンを着用していて多くの人が経験するトラブルのひとつが、使い込むうちに羽毛が表地から出てきてしまう、いわゆる「羽抜け」です。

これはいくつか原因があり、代表的なのが表地の密度不足です。

生地にわずかな隙間があると、非常に細いダウンがそこから抜け出してしまいます。

 

 

さらに、中綿にフェザーの割合が多い場合も問題になります。

ダウンには「ダウン」と「フェザー」があり、フェザーとは羽の芯の部分を指します。

フェザーは硬いため、生地を突き破りやすい。

ただし、フェザーをまったく使わずに形を作ることは難しいため、一定量は必ず必要になります。

一般的に、高品質なダウンの理想的な配合は「ダウン90%・フェザー10%」と言われています。

もちろん今回もその水準を採用していますが、それでもなお、生地の密度が低ければ羽抜けは起こります。

だからこそ、超高密度の表地が不可欠になります。

この点においても、KAJIの素材は非常に高いレベルをクリアしています。

 

 

そしてもうひとつ、KAJIを選ぶ決定的な理由があります。


それが「仮撚り」という技術です。

ここまで高密度で、かつ髪の毛ほどの細さの繊維を使った生地を作れるメーカーは、他にも存在するかもしれません。

しかし、この仮撚り技術を実用レベルで確立し、量産できるのは、世界的に見てもKAJIだけだと言われています。

仮撚りとは何かというと、糸に撚りをかけて完全に固定するのではなく、一度撚りをかけてから戻す、という特殊な加工です。

通常の撚糸とは異なり、「撚って戻す」という工程を経ることで、生地に独特の性質が生まれます。

この仮撚り技術によって、KAJIの生地は非常に特別な表情を持つようになります。


 

 

通常、極細繊維を使った高密度ナイロン素材は、肌離れが悪くなりやすく、静電気が起きやすいという欠点があります。

また、光沢が強く出すぎてしまい、いかにもアウトドア用途といった見た目になりがちです。

これらの欠点を解消しているのが、仮撚りの技術です。

KAJIのナイロンは、仮撚りによって光沢が抑えられ、マット寄りの風合いになります。

表現が難しいのですが、一般的なナイロンのテカテカした光沢ではなく、どこか天然繊維を思わせるような、上品で自然な光沢感が生まれます。一目で高級素材だと分かる質感です。

さらに、静電気が起きにくく、肌離れも非常に良好。

一般的なナイロン素材のパンツやシャツを着たときに感じる、肌にまとわりつくような不快感がほとんどありません。

仮撚りによって、シルキータッチで滑らかな着心地を実現しながら、見た目はマットで上質という、非常に完成度の高いバランスを持っています。

 

 

この仮撚り技術は、現時点ではKAJIしか持っていない技術です。


だからこそ、モンクレールやアークテリクスをはじめとする世界中のハイブランドが、石川県にあるKAJIの素材を頼り続けています。

そして今回、このスケルトンダウンプレミアムコートにおいても、そのKAJIの素材を選択しました。

KAJIナイロンというファブリックブランドは世界的に非常に有名で、僕自身も過去に何度か使用してきましたが、今回このダウンを作るにあたって、どうしても採用しなければならなかった理由はまさにここにあります。

そして、今回のダウンはまだ終わりではありません。

さらに軽さを追求するために、「スケルトンダウン」という手法を採用しています。

 

 

スケルトンダウンとは、ダウンの究極形とも言える構造です。


通常、ダウンジャケットはパーテーションの中に「ダウンパック」を作り、そのパックの中にダウンを封入し、それをさらに表地の中に収めるという構造になっています。

つまり、表地の中に直接ダウンが入っているわけではなく、ダウンパックという別構造が存在している、いわば三層構造です。

しかし今回のモデルは、そのダウンパックを排除しています。


表地の内部に直接ダウンを封入している構造で、これをスケルトンダウンと呼びます。

このスケルトンダウンは、ラグジュアリーブランドやデザイナーズブランドで採用されることが多く、例えばオーラリーやコモリも、KAJIの素材を使ったスケルトンダウンを展開しています。

実際に見ていただければ分かると思いますが、今回使用している素材とほぼ同一のものです。というより、この素材でなければスケルトンダウンは成立しません。

 

 

なぜそこまでしてダウンパックを外すのか。

理由は単純で、ダウンパック自体が重いから。

パーテーションの数だけダウンパックが存在するため、それだけで重量が増してしまいます。

特にロング丈のダウンや身幅の広いダウン、大きなフードを備えたダウンでは、その影響は顕著です。

ダウンの最大の価値は、軽さと保温性の両立。

そのどちらかが欠けるなら、わざわざダウンを選ぶ必要はありません。

その点を踏まえ、今回はスケルトンダウン構造を採用しました。

 

 

ただし、スケルトンダウンにするためには、表地に極めて高い密度と強度が求められます。

結果として、素材はKAJIナイロン一択になります。

ここまで条件が揃ったダウンで、税込7万2000円。

正直、僕の知る限り、この条件を満たしたスケルトンダウンをこの価格で出しているブランドは存在しません。

さらにディテールについても触れていきます。


フード部分にはしっかりとボリュームを持たせていますが、実はフロントを開けるとショールカラーのようにV字に開く設計になっています。

 

 

アウトドアダウンによくある、顎まで完全にガードする無骨な仕様ではなく、ダウンに「色気」を持たせたかったというのが狙いです。

僕がこれまで見てきた多くのダウンは、機能的で格好良い反面、どうしても色気に欠けるものが多かった。

寒い時はすべて閉じればしっかり防寒できますが、上のスナップを一つ開けるだけでV字に開き、ショールカラーのジャケットのような表情になります。

この設計はパターン的にも非常に難しく、フードと前身頃のバランスを細かく調整しながら、開いた時に自然なVラインが出るように作り込んでいます。

寒い時は完全に閉じて防寒性を確保し、少し開ければ胸元に余裕が生まれ、色気のある印象に。

胸元を開けると寒いのでは、と思うかもしれませんが、それでも十分に暖かさを保てるよう、中綿量を綿密に計算しています。

 

 

もちろん、中に封入しているダウン自体も高品質なものを使用しています。


保温性については、間違いなく保証できる仕上がりです。

そのため、フロントを少し開けて胸元を見せる着方をしても、極端に寒くなることはありません。

もちろん、雪国や北欧のような厳寒地ではすべて閉じた方が良いとは思いますが、V字に開くことで中にマフラーを合わせるなど、アレンジの幅が広がります。

例えば、オールブラックのスタイリングにグラフィック入りのマフラーや色味のあるマフラーを合わせるだけで、ダウンスタイルに新鮮さを加えることができます。

ダウンは構造上、マフラーやストールを巻きにくいアイテムですが、V字に開く設計にすることで、首元のレイヤードが非常にしやすくなっています。

ネックレスも自然に見えるため、首元の表現の自由度はかなり高いです。

 

 

もう一つの大きなポイントが、フロントの仕様です。

首元をアレンジするためには前を開ける必要がありますが、その際に一般的に使われるのがジップです。

しかしジップには重量があり、また色気のある表情を出しにくいという欠点があります。

軽さを重視するとプラスチック製のジップになり、どうしても安っぽい印象になってしまう。

かといって金属ジップを使えば重量が増し、ダウン本来の軽さが損なわれます。

それを隠すために比翼仕様にすると、今度はさらに重くなる。

そこで、今回はスナップボタンを選択しました。

 

 

シルバーカラーで程よく艶のあるスナップボタンを採用することで、マットなKAJIナイロンの質感に、上品な光沢と色気を加えています。

この仕様自体は他ブランドでも見られますし、僕自身も過去に気に入っていたダウンで採用されていた仕様です。

ただし、正直に言うと、この仕様は壊れやすい。

特に今回のような超軽量素材を使ったダウンでは、そのリスクが高いと考えました。

多くの人はダウンを脱ぐ際、スナップを一つひとつ丁寧に外すのではなく、留めたまま勢いよく脱ぐことが多いと思います。

その際にスナップに強い負荷がかかり、縫い付け部分が耐えられず破れてしまうケースが少なくありません。

生地自体の耐久性は高くても、スナップの一点に力が集中することで破損が起きてしまいます。

 

 

実際に他ブランドの製品を検証すると、何回程度で破れるかというデータが出てしまうのも事実です。

そして破れた瞬間から、羽毛が表地を突き破って出てきてしまう。

僕自身、この理由でダメにしてしまったダウンがいくつもあります。

つまり、薄くて超軽量な素材とスナップボタンは、本来相性が悪い。

それでも、どうしてもこの仕様を採用したかった。

そこで取った解決策が、補強テープの追加です。

スナップの裏側にサテンテープを配置し、ベースを補強することで、勢いよく脱いだ際にも破れにくい構造にしています。

 

 

この補強材についても、グログランテープが良いのか、サテンテープが良いのか、複数パターンを検証しました。

その結果、色気と統一感を重視して、光沢のあるサテンテープを採用しています。

この選択は大正解でした。


見た目としても非常に美しく、スナップを留めた状態でも、外した状態でも成立する。

確かに補強を入れた分、ほんのわずかに重量は増しますが、破損リスクを考えれば十分に許容できる範囲ですし、体感的な重さへの影響はほとんどありません。

前立て全体にサテンテープを入れることで、脱着時の事故を防ぎつつ、視覚的な美しさも両立しています。

ここまで語っても、まだ語り尽くせないほどのこだわりを詰め込んだダウンジャケットですが、正直なところ、東京であればロンT一枚の上に羽織るだけでも十分に対応できます。

それほどの保温性を備えた仕上がりです。

 

 

加えて、透湿性も非常に高いため、蒸れにくいという点も大きな特徴です。

防寒性が高く、なおかつ蒸れにくいので、Tシャツ一枚の上からでも快適に着用できます。

僕自身、特に感じているのですが、冬場にレストランへ行き、コートを脱いだときに、ローゲージのニットなどを着ていると一気に暑くなって汗をかいてしまうことが多いんです。

できれば中はメリノウールのハイゲージニットなど、薄手で上質なものを着て過ごしたい。

ただ、そうすると一般的なコートでは屋外で寒く感じてしまう。

その点、このダウンであれば、防寒性が非常に高いため中は薄着で済み、屋内外の温度差にも対応しやすく、体温調節がしやすいというメリットがあります。

 

 

そして、何よりもシルエットには相当こだわっています。

ボリュームはしっかりあるのに、色気がある。

モコモコしているのに、野暮ったくならない。


このバランスは、他にあまり類を見ないデザインではないかなと思っています。

個人的にはサルエルパンツとの合わせが特に好きですが、ワイドパンツでも良いですし、細身のスラックスを合わせても非常にかっこいいと思います。

モデルの着用画像や僕自身の着用画像を見ていただければ分かると思いますが、かなり幅広いパンツと相性が良く、スタイリングの印象も大きく変えてくれます。

特に顔まわりのボリューム感が強く、フードの存在感があるため、小顔効果も高く、全体のスタイルが非常に良く見えます。

 

 

パーテーションの構造もかなり細かく設計しています。

前身頃も後身頃も、パーテーションのラインを単純に真っ直ぐ落とすのではなく、下に向かってV字になるように設計しています。

説明が少し難しいのですが、広い身幅をそのまま直線で区切ると、いわゆるミシュランマンのようなボリューム感が強調されてしまいます。

そこで、パーテーションを斜めにV字で配置することで、全体をシャープに見せるカッティングにしています。

このあたりは、過去の名作ダウンやさまざまなコートから着想を得て、かなり緻密に設計しました。

デザインとしては、ほぼ完璧なバランスに仕上がったという自信があります。

 

 

ぜひ、ダウンがあまり好きではない僕が作った「究極のダウンジャケット」として、チェックしていただければと思います。

正直に言ってしまえば、ここまでの素材、作り込み、設計を考えると、ブランドネームが付けば30万円と言われても全くおかしくありません。

広告費をそれほどかけない日本のデザイナーズブランドであっても、20万円を切るのは相当厳しく、18万円〜17万円前後で展開されるクオリティだと思います。

それを今回、税込7万2,000円で出しています。


かなり価格は抑えられていると思います。

KAJIさんの全面的な協力もあり、実際に工場にもお邪魔して、ものづくりの深さを改めて学んだ上で完成させた一着です。

自信作ですので、ぜひチェックしてみてください。

 

 

なお、ダウンのクリーニングについてですが、最近ようやく各セレクトショップでも取り扱われるようになった、ダウン専用のクリーニング剤を、MBアイテムストアでも同時発売しています。

もちろん、ビームスさんやユナイテッドアローズさんなど、他のショップでも購入できますので、無理にうちで買う必要はありません。

ただ、ダウンをお持ちの方であれば、このクリーニング剤は本当に持っておいた方がいいです。

このダウンに限らず、ダウン全般に言える話ですが、クリーニングに出すと失敗するケースが非常に多い。

中の嵩が減ってしまったり、風合いが損なわれてしまうことも珍しくありません。

このクリーニング剤は、ダウンの修理を数多く手がけてきた人が開発したもので、自宅でセルフケアしながら、長く使い続けることができます。

ダウン自体はもう十分持っているという方でも、ケア用品としてぜひ検討してみてください。

というわけで、長くなりましたが、今年最後のアイテムとして、気合を入れて制作しました。

12月28日21時から12月29日の23時まで発売しています。ぜひチェックしてみてください。

 

MBアイテムストアはこちらから

 

MBアイテムは市場価格よりも薄利に設定し安く良品を手に取れる仕組みにしています。

 

中間業者やマージンを徹底的に削減し不要なコストをなくし、
一般的な洋服ブランドの価格よりも格安で提供しています。

他ブランドより利益を乗せず
最小限度の人員と最小数の取引先にして、
広告宣伝費をかけず無駄なコストを徹底的に省き
受注生産にすることで在庫ロスや廃棄コストを完全に無くし
値段を可能な限り下げています。

 

普通のブランドなら数万してもおかしくないようなものを、数千円ほどで提供できるように・・・と各アイテム値段設定に気を配っています。作っている生産背景は国内のコレクション出展する有名ブランドを多く手掛けているところで、クオリティやデザインになんら遜色はありません。

 

MBアイテムストアはこちらから

 

次回以降のアイテム発売スケジュールを公開します。
今後予定が変更する可能性はありますが、
現状はこの通りで進行しております。

またYouTubeメンバーシップでは開発中のアイテムの紹介もしております。より詳しい情報を先に押さえたい方はメンバーシップ動画をご参考ください。

▼12月発売予定ーーーーーーーーーーーー

★★★OX X’mas LIMITED Classic Anchor Chain Necklace  176,000円(税込)

★★★OX X’mas LIMITED Classic Anchor Chain Ring 25,000円(税込)

★★★OX X’mas LIMITED Classic Anchor Chain Pinky Ring 22,000円(税込)

★★★OX X’mas LIMITED Classic Anchor Chain Bracelet 184,000円(税込)

12月25日クリスマスに発売予定。
OXジュエリーは基本再販をしませんが、今回はクリスマス限定ということで特別に。
最も人気の高いアンカーチェーンシリーズの

・ネックレス
・ブレス
・リング
・ピンキーリング

の4型をお届け。
ギフトとしても勿論、生涯使う相棒として是非手にしてみてください。オンラインで手にいれるのはこれが正真正銘ラストチャンスです。

▼1月発売予定ーーーーーーーーーーーー

★★★MB ハイエンド シーズンレスツイードセットアップ(仮名)

★★★MB ハイエンドレザー メリージェーンシューズ(仮名)

ネクストトレンドであるツイードやメリージェーンシューズを先駆けて制作しました。上品な印象のツイードを春夏でも活用できる様シーズンレスな厚さで仕上げたセットアップ。

美しいシルエットとツイードの上品さが相まって今までにないクオリティのセットアップとなっています。カラー展開にも今回注目。ツイードならではのムラ糸感があり、今までの単色セットアップと比較しても極めて装飾的。この上下だけでバッチリおしゃれにまとまる逸品です。

加えてメリージェーンシューズはメンズのネクストトレンド。元はレディースのアイテムですが、やや高めのヒールとシャープなフォルムでエレガントに仕上げました。使っているレザーはもちろん本革。表革だけでなくスエードも活用し3色展開としています。ベージュが惚れる・・・!!

長くなった日本の春夏シーズンですがサンダルばかりでは味気ないでしょう??メリージェーンシューズで品よく春夏らしいスタイリングを作りましょう。もちろんソックス次第で秋冬も使用可能です。

★★★MB “Speciale” ULTIMATE FABRIC ドレスマウンテンシューズ

GUIDIやロロピアーナのシューズを作るイタリアの工房にて制作したドレス調のマウンテンシューズ。スニーカーのようにラフに使えるけど、究極にフォーマルな印象のシューズがほしい!と考えこの工房にお願いしました。

オールイタリア製造で仕上げた最高級クラスのシューズ。新年に発売予定です。

★★★MB ULTIMATE FABRIC ウールシルク パーマネントスーツ(仮名)

久しぶりに本気のスーツを作りました。
素材はオールシーズン対応のウールシルク。ロロピアーナなどの究極ファブリックブランドのウールと比べても全く見劣りしないのはシルクのお陰。現在シルクは原材料費高騰していますが、それでもこの風合いは他にない!!もちろんガチのドレススーツとしても使えるよう立体的なパターン、さらにラペルなどのキワを縫ってるハンドステッチを見れば縫製クオリティもわかるはず。

スラックスはシルエットが美しくまとまるようにダブル仕上げ。ジャケットはミニマルな印象を際立たせるため比翼に仕上げるなど細かな部分まで徹底的にこだわりました。

パーマネント(永遠)定番スーツとしてリリースします。

★★★MB neo-VINTAGE デニムアウター(仮名)
★★★MB neo-VINTAGE デニムスラックス(仮名)

詳細は後日!
これ最高に良いですよ・・・!

★★★MB ULTIMATE FABRIC セットアップニット fabric from Samarkand(仮名)

コットンニットの最高峰とも言われるウズベキスタン・サマルカンドの原料を使用しセットアップを制作しました。

詳細は後日!

▼今後発売予定ーーーーーーーーーーーー

発売日は未定ですが、下記のようなアイテムを製作しています。

★★★MB “Veneto-Speciale” ULTIMATE FABRIC ヴェネトムートン by Christia Italy 価格未定

★★★MB ULTIMATE FABRIC トロンプルイユウールスラックス

★★★MB ULTIMATE FABRIC トロンプルイユデニム ver.2

★★★MB ULTIMATE FABRIC トロンプルイユデニムシャツ

★★★OX JEWELRy マルチウォレットチャーム(仮名)

★★★OX JEWELRy ハスキートイチャーム(仮名)

順次整い次第情報出していきます!
お楽しみに!

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ご予約時のご注意

 

またご予約の際は、下記注意事項をご確認の上、お願いいたします。

・予約に必要な情報はこちらのページ、およびメルマガ、およびYouTube動画内に全て掲載されております(一般的な受注製品よりも遥かに情報量は多いです)。製品の合わせ方、詳細、個人的な相談などの問い合わせは業務圧迫の原因となり価格に影響します。問い合わせに関しては修理対応・B品対応・配送先変更に限らせていただきます。頂いてもご返信はできません、ご了承ください。

・大変申し訳ございませんが、キャンセルや返品は受け付けておりません。受注生産という都合上ご理解頂いた上でご注文ください。

・「気に入らないから」などの理由での返品依頼は全て対応いたしません。
通販での受注生産においてクーリングオフなどは適用されません。ご注意ください。

サイズ交換は行っておりません・・・が、
わずかではありますが交換用のストックを生産しておきます。
商品到着後、どうしてもサイズ交換したいという方は下記申込フォームまでご申請ください。

MBアイテムサイズ交換用申込フォーム

(ただし交換用ストックが無くなった時点で交換対応は終了とさせていただきますので、
希望される方全ての交換を保証するものではありません。)

・予定数量完売した時点でご予約を締め切ります。

お届けは各商品によって異なりますが、いずれもお時間を頂きます。お届け時期にご注意ください

・注文確認メールが届かないという連絡が稀にございますが、迷惑メールフォルダやメールサーバー側での受信拒否などがほとんどです。ご注文前に今一度ご確認ください。また注文完了画面が表示された場合はご注文通っておりますのでご安心ください。

・「カートに入れる」ボタンを押しても在庫は確保されません。
すべての入力が終わり始めて確保されますので確実に購入したい方は・・・
テキストメモなどで住所お名前お電話番号クレジットカード番号などをコピー&ペーストで迅速に入力されることをおすすめします。

発売開始からおよそ1~2時間程度で無くなることがほとんどです…すみません。工場や生地のキャパなどに限界があります、何卒ご了承ください。

 

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