アウター編

あなたは「スウィングトップ」と聞いてすぐに形を思い出せますか?春用ショートブルゾンのオススメ!

 

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今回は春用ショートブルゾンのお話です。
「MA-1、スカジャン・・・春はどれを着ればいいか分からない!!」

そんな人は是非読んでみてください。

 

2016年、世の中に溢れる「ショートブルゾン」

 

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Photo by http://rr.img.naver.jp/mig?src=http%3A%2F%2Fimgcc.naver.jp%2Fkaze%2Fmission%2FUSER%2F10%2F20111107%2F14750%2F79%2F600x900xa01b87881a5ae7fbdca2d7cd.jpg%2F300%2F600&twidth=300&theight=600&qlt=80&res_format=jpg&op=r

 

春になると例年必ず出てくるのが「ショートブルゾン」の流れ。
ロングコートなどの重量感あるアウターが多い秋冬スタイルに飽きて、反動で「春は軽い印象が良いな」と思う人が多いためですね。3月くらいになるとお店に一気にサックスブルーだったりピンクベージュだったり秋冬では絶対使わないペールトーンが出てくるのと同じ現象です。

 

今年は昨年から続く「MA-1」のトレンドが尾を引っ張っており、市場にはMA-1がまだまだ多め。春用にライトウェイトにしたMA-1や、また新しいトレンドであるスカジャンなども目立ちます。何度かこのKnowerMagでも述べましたが、今年はちょうどトレンドの転換点とも言える時期。今まで「ノームコア(普通の格好)」のトレンドが主流だったのですが、今年に入って「タッキー(悪趣味な格好)」のトレンドが混じってきたため、相反する2つのトレンドが共存するちょうど転換点とも言える時期です。それだけに市場は実に様々なアイテムが流通しており、ファッション好きとしては目移りしがちなシーズンでしょう。

 

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Photo by http://img5.zozo.jp/goodsimages/074/5214074/5214074B_b_20_500.jpg

そんなわけでショートブルゾンもこういったMA-1だけでなく・・・

 

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Photo by http://www.vogue.co.jp/uploads/media/2015/06/27/louis%20vitton1.jpg?1435333515

こんな風に派手な刺繍を施したスカジャンもあれば・・・

 

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Photo by https://mensjoker.jp/shop/image/product/733-OR161-1031/733-OR161-1031_12010_l.jpg

 

MA-1とスカジャンの「良いとこ取り」をしたこんなアイテムもあったり。素材はテカリがあるスカジャンライクなものですが、デザインや形はMA-1といったもの。「どっちの需要も拾っちゃえ!」という欲張りさんなアイテムです。

 

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Photo by http://bitter-store.jp/shop/item/bitter/picture/goods/4350_1.jpg

他にもコーチジャケットなどもじわりじわりと勢力を増してきています。
コーチジャケットに関してはまた別のトレンド「アスレジャー」というトレーニングウェアを日常着として使うNY発の流行が影響しているもの。「ショート丈」というか「ミドル丈」くらいのものも少なくないのですが。比較検討にはこちらも挙げられるでしょう。ただしスポーツテイストが強いアイテムがやや多いのでオシャレに着るのは少しハードルが高いかも。

 

 

「春用のブルゾンが欲しいんだけど、どれを買えばいいか分からないよ!」
「他人よりオシャレになりたいけど、どれもなんだか同じに見えて・・・選ぶのが難しい!」

 

そんな人に一つヒントをあげましょう。
今年は流行通りにMA-1やスカジャンに手をつけるのももちろんオススメですが、比較検討リストの中に是非このアイテムも入れて頂きたいのです・・・。

 

それは「スウィングトップ」です。

 

 

実はオススメなブルゾン「スウィングトップ」

 

「スウィングトップって何だ??」

と思う人も多いでしょう。スポーツのポジション名っぽいですけど洋服の分類の名前です。
聞いたことがある人でも「スウィングトップ」と文字を見てパッと形を連想させにくいかもしれません。ここ数年の日本では着ている人をあまり多く見かけないし、市場でもさほど取り上げられていないデザインの様に思います。

 

ただだからといって「トレンドから外れている」わけでもなく定番としてずーーーっと認識されている様に思います。クラシックな洋服が好きな人には馴染み深いアイテムでしょう。

 

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Photo by http://original-shisyu.com/wp-content/uploads/2013/10/large-51f091fb25c7f1.jpg

 

「スウィングトップ」とは主にこんなものを指します。
着丈の短いショートジャケットで、首元が高く立ち襟になっているものが多いです。
元々「スウィングトップ」は日本のブランドVANが命名したもの。「ドリズラージャケット」とも呼ばれます。このあたり言葉の定義が曖昧なのはアパレルあるあるです。「カットソーとTシャツ」みたいな関係ですね。便宜的なものでしかないのであまり気にせず。

 

スウィングトップ(というかドリズラー)で有名なブランドに「バラクータ」があります。1930年頃に創業したイギリスの老舗ブランド。スティーブマックイーンの着用が有名でしょう。俳優兼レーサーだった彼はファッションアイコンとして洋服の世界にも多大な影響を残しています。パンツの短丈スタイルや膝上丈のコートなども彼のアイコンスタイル。当時は革新的だった様です。現代でも彼の服装は十分参考になりますから是非画像など色々調べてみてください。

 

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Photo by http://livedoor.blogimg.jp/lrsb/imgs/3/8/3826c35a.jpg

 

バラクータのスウィングトップ、代表作は大きく2つあり「G9」と「G4」です。

 

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Photo by http://images.style-cruise.jp/itemimages/i/14/011/650/14011650000830_dm_1.jpg

 

これがG9。袖先と裾がリブになっておりやや短めの着丈が特徴です。

 

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Photo by http://image.rakuten.co.jp/crouka-lr/cabinet/bdw_4/baracu-brcps0002_c.jpg

 

これがG4。リブが排され、着丈もその分少し長めになっています。

 

これを原型として現代では様々なブランドが都会的に洗練したスウィングトップをリリースしています。従来のバラクータのモデルはややアームがゆったりしていたりと少し「オジサマ」的な印象を受けるものも少なくありません。もちろんそれが魅力でありそれを上手に着こなしてこそですが・・・初心者がバラクータのスウィングトップを考えなしに着用して、オシャレになる確率が高いかと言われたら、、、そりゃ違いますね。初心者には都会的にブラッシュアップされたモデルの方がオススメです。

 

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Photo by http://loungelizard.main.jp/_wp/wp-content/uploads/collection_2016spring_Images016.jpg

 

例えばこんな感じ。
アームもしっかり細くスッキリとしたシルエットに整えたものの方が現代のファッションにはよく馴染むでしょう。

 

 

・・・さて「ショートブルゾン」の話で

なぜここまでスウィングトップをオススメするのか??

 

それは首回りが高いからです。
MA-1もスカジャンもスタジャンもそうですが概ね皆「襟が寝ている」状態のものばかりです。首回りは実はコーディネートの中で最も注目される部分の一つです。首・手首・足首などの3箇所は「3首」といい、スタイリストなら誰でも知っている印象を決定づける重要ポイントです。なおかつ首は顔に近く視線が集まりやすい箇所。

「Vネック、クルーネック、Uネック」などのネックの違いや
「ストール、マフラー、スヌード」などの首回りのアクセサリーなど
とにかく首回りを差別化するアイテムが多いことからもその重要性が伺えます。同じ素材・型でタートルネックバージョンとクルーネックバージョンとVネックバージョンがある・・・なんてカットソーの展開をしているブランドも少なくないですね。首だけで印象って大きく変わるのですよ。

 

でショートブルゾンの「襟が寝ている状態」。これは「目立つ位置に何もない」状態に違いありませんから、コーディネートが極端に寂しく感じてしまうのです。

 

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Photo by http://image.rakuten.co.jp/spu/cabinet/revo/buy150096_sty1.jpg

 

MA-1やスカジャンなどをお店で試着しても「ピン」とこない人は多いと思います。それは襟がないから。インナーにシャツ襟のあるものやタートルネックやハイネックなど、「高さのあるもの」を選ばないとなかなかサマに見えないものなんですね。

なのでMA-1やスカジャンは着こなしが少しだけ難しいのです。首回りをスッキリさせた状態でサマに見せることはなかなか難しく、結果タートルやシャツなどに頼ることになるわけで、合わせる服が制限されてしまう。

 

ところが同じショート丈のブルゾンでもスウィングとトップなら「立ち襟」で首回りに印象があるわけです。どんなインナーを持ってこようが印象が寂しくならず簡単にサマに見せることが出来るのです。

 

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Photo by http://ecx.images-amazon.com/images/I/31bfmsIUfyL.jpg

 

なおかつスウィングトップの多くは襟が顔近くまで到達していることが多いため、小顔効果も強いです。写真を撮る時、女の子が顔の近くでピースサインを出すのと同じで、顔の近くに”何かがある”と顔は対比効果で小さく見えるのです。スウィングトップ一番のメリットはココですね。

 

春に向けてアウター探しをしている方も多いでしょう。トレンドから考えるとスカジャンやMA-1も多いですし、もちろんそれらも非常に魅力的です。ですが是非比較検討の中にスウィングトップも入れてみてください。意外と羽織った時に「あ!これ良い!」とあっさり感じやすいものです。是非お試しを・・・。

 

 

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