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パンツのロールアップが空前のブーム。ここ数年メンズでもレディースでもパンツの裾をロールアップして足元をスッキリ見せる着こなしがトレンドです。実践されている人も多いでしょう。
しかし・・・
「冬になったら足を出しているのが寒くて我慢できない!」
と、そろそろ思い始める頃。今日はそんな「真冬のロールアップ」の解決策をお教えします。
裾の印象がパンツの印象を変える
そもそも何故ロールアップはトレンドとしてここまで普及したのでしょうか?
それは「足元をスッキリ細く見せたほうがコーディネートがまとまりやすい」からです。
何故か?それは身体を綺麗に見せるシルエットが以下の3種類だからです。
Aライン(トップスは細く、ボトムスが太い)
Yライン(トップスは太く、ボトムスが細い)
Iライン(トップスは細く、ボトムスも細い)
この3つの組み合わせが体型を整えて見えてくれるメリハリあるシルエットだと言われています。見てみれば納得ですが、3つの内2つが下半身が細いスタイルなのです。下半身さえ細くスッキリと整えておけば、ある意味上半身は何を持ってきてもサマに見えやすいのですね。
ダウンジャケットなどのボリュームアウターでも、タイトなカットソーでも。パンツさえ細くすっきり見せてしまっていればYラインかIラインに当てはまりやすいので、なんとなくサマにまとまるという訳。
「それは分かったけど、じゃあ裾のロールアップは何でするの??」
と思うかもしれませんが、「すっきり細い」という印象は基本的には裾が左右します。「ブーツカット」「ストレート」「スキニー(テーパード)」パンツのシルエットは大きく分けてこの3つですが、
この3つは実は膝から下のシルエットで決まります。
A.P.C.などのデニムブランドに多く見られるのが・・・「膝上はほぼ形が同じだけど、膝下から形を変えたモデル違い」などの展開。膝から下が広がっていれば「ブーツカット」、膝から下がまっすぐなら「ストレート」、膝から下が細くすぼまっていれば「スキニー(テーパード)」といったイメージです。
裾は先端部分だけに目につきやすく視線を集中させやすいもの。だからこそ「裾幅が広いか狭いか」などは全体のシルエットを左右し、商品名もそこで決定されるくらいなのです。そのくらい「裾」は重要なものなのです。
・・・だんだん答えが見えてきましたね。
では「何故ロールアップするか?」ですが・・・
この様に極細のパンツでも裾にシワがよっていると、シワの分「ルーズ」に見えます。クシャクシャとたまった裾はルーズな印象を与えてしまい、いくら膝から上がぴったりとした形でも「裾」だけで印象を変えてしまうのです。
Photo by http://www.jb-voice.co.jp/jackinthebox/wp-content/uploads/2014/06/1131.jpg
逆に言えば裾にシワが出ないようにロールアップしてしまえば、たいして細くないパンツでも「スッキリ、シャープ」なイメージが出るのです。この様にロールアップは手持ちのパンツをスッキリと細身に見せてくれ、合わせやすくする魔法のワザなのです。だからこそトレンドとして男女共に幅広く受け入れられたのです。
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ZOZOTOWNのコーディネートランキングなどを見れば、かなりの割合でロールアップをしています。この時期ボリュームのあるアウターなどを着用する機会が多く、足元をいつも以上にスッキリと見せ「Yラインシルエット」を作る必要があるのですね。だからこそ多くのショップスタッフがコーディネートを綺麗に見せるためにロールアップを実践しているのです。
しかし困ったことに、ロールアップは肌が見えてしまうもの。いくら足首だけだからといえど、真冬に素肌を露出するのはちょっと寒すぎです。雪国であれば生きるか死ぬかの問題です。(私も雪国出身です)
そこで「靴下見せ」というワザがあります。
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素肌の部分から白靴下や柄靴下を見せる着こなし法。・・・確かにこれで素肌は隠れますが、靴下が見える分着こなしとしてはカジュアルなものになってしまいます。
メンズファッションの着こなしは「ドレスとカジュアルのバランス」をとることが大原則です。カジュアルに寄りすぎたスタイルは子供っぽくラフに見えすぎてしまい、あまりオシャレに感じられにくいものです。
※「ドレスとカジュアルのバランス」に関して未見の方は下記記事を一読ください。メンズファッションの大原則が理解できます。
【初めてこのサイトに来た人へ】最も早くオシャレになる方法とは?メンズファッションで気を配るべき一つの答えとは?
白ソックスや柄ソックスを見せても全体の印象が「ドレスライク」になるように、スラックスやロングコートなどで調整すれば良いのですが・・・なかなかそう上手くいかないことも多いはずです。
そこでカジュアルな印象にならないように、素肌をカバーする方法として「黒靴下」がオススメです。
Photo by https://www.fashion-press.net/img/news/7517/kazuyukikumagai_14ss_29.jpg
メンズの場合パンツの色は多くがダークトーンのはずです。黒やダークインディゴなど濃いめの色のボトムスを選ぶ人が大半のはず。そこで黒靴下を選べばパンツの色と靴下の色が同化して「靴下見せ」のスタイルが目立ちにくくなります。
上画像も8分丈程度のパンツに短靴を合わせたスタイルです。もしここに白ソックスや柄ソックスを合わせてしまえばグッとカジュアルになってしまうところですが、黒ソックスを合わせることでパンツや靴と同化し大人っぽいドレスライクなスタイルが維持できます。
足元を「スッキリ」を見せることもでき、
素足より柄ソックスなどよりドレスライクに見せることもでき、
なおかつパンツと靴と同じ色で統一すれば境界線がボケますから足を長く見せることもでき、
「一石三鳥」くらいのスタイルになります。
一つ注意したいのが「ソックスの素材」です。
Photo by http://blog-imgs-52.fc2.com/w/a/l/wallsbridges/20131221095837aebs.jpg
こういった「リブ状」のソックスは避けておいた方が良いでしょう。カジュアルなリブソックスは「下着」的な見え方がとても強くなります。カジュアル感を出すためにリブソックスをあえて選ぶ着こなしももちろんありますが、ここでは「スッキリとドレスライク」に見せることを考えていますので適しません。
リブソックスは買いたての頃はまだ良いですが、2,3度履いて毛羽立ってくると途端に「お父さんの靴下」感が強く漂います。野暮ったさを感じるカジュアルな素材だけに毛玉がついたり色あせが進んだりするととてもカッコ悪いものです。清潔感もありません。
そこでオススメしたいのが礼服用のツルッとしたソックスです。
Photo by https://www.aoki-style.com/assets/img/upload/item/cloth/1895/70776.jpg?1445486017
表面を見てもリブの様に生地の組織が分からない、ツルッとしたものがオススメ。楽天で「礼服用 ソックス」と検索をかければ大量に出てくるはずです。
Photo by https://www.fashion-press.net/img/news/7517/kazuyukikumagai_14ss_34.jpg
こんな感じですね。細かい話ですがリブよりもずっと綺麗に見えるはずです。
これから冬シーズン、9分丈のパンツなどをどう着たらいいか迷う人も多いでしょう。「裾だけ足が出るから季節外れのアイテムなんじゃないか・・?」と考える人もいるかもしれませんが、是非一度黒ソックスを試してみてください。ドレスライクな印象を残しながら防寒性も補えるはずです。
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