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今どこ行ってもインディゴデニムだらけだね。
— MB@最速でおしゃれに見せる方法 (@MBKnowerMag) 2016年6月6日
そうなんです。
この春夏思った以上に「インディゴデニムの氾濫」が起きています。
実家に帰らせて頂きます。
実は今、病気療養のためもあって地元(新潟)に帰省しています。
「病気」とはメルマガ読者さんは読んでらっしゃるかと思いますが、「めまい」の病気。
自分で家事やら何やらするのがおっくうなので、空気の良いくつろげる地元新潟の実家でのんびりしています。
ただのんびりしているだけでは仕事にならないし、めまいはあるものの身体はいたって健康なので、日中動ける範囲でお店の視察には出かけています。(といっても地元にいるのは1週間程度、すぐ都内に戻るつもりではあるのですが)
“米どころ新潟”、さぞ田舎なのだろうなと思っている人もいるかもしれませんが、
アパレル企業ならどこもご存知かと思いますが、案外新潟のアパレル市場規模は小さくはありません。
ルミネもららぽーとも高島屋もありませんが、地元のセレクトショップが頑張り続けていることもあり地味にトレンドライクなブランドは網羅しています。といってもやはりかつての勢いはありませんが・・・。
都道府県別の衣料品店舗数は全国13位とそこそこの地位。京都が11位、広島が12位・・・その次だと言われると新潟県民は皆喜ぶものです。「あれ?俺らオシャレやん?」みたいな。人口は全国15位だか16位のはずなので、人口比で考えると衣料品店の数はやや多め。これを短絡的に「おしゃれに関心がある土地」と言えるのかどうか定かではありませんが、まあ規模としては案外小さいところでもないのです。地元擁護的に見られるやもしれませんが。
そんなわけで案外市場調査は地元でもある程度は出来るのです。
Photo by http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/25/a7747f8a1b924f665b5ff2cd0eb5f272.jpg
新潟県民のオシャレスポットである新潟市中央区万代地区。
ここを中心にお店を視察していましたが、まあ回るところ回るとこインディゴデニムだらけ。
てなわけで地元トークから始めの話に戻します。
ZARAあたりもかなりインディゴデニムの展開数を増やしていました。
お店入口正面にある最も目立つ部分、いわゆる「ファサード」箇所においてもダメージデニムを穿かせたトルソーを打ち出しています。
ブリーチをかけたインディゴデニム、
クラッシュ加工をかけたインディゴデニム、
ペイント加工を入れたインディゴデニム、と
デニムを打ち出したコーナーはかなりの物量。
しかもそのほとんどが7000円台とあるのだから驚きです。
クラッシュ加工やペイント加工などは手作業で行うものがほとんど。微妙なさじ加減が必要なために技術のある職人さんが行うことが多いわけですが、7000円で出せちゃうんだから職人さんも形無しです。
もちろんナショナルブランドであるリーバイスなどと比べれば細かい部分で劣るところは多いですが、パッと見の印象は「それなり」に高そうに見えてしまうのだから恐ろしい。
今年の春にはユニクロがアンダー5000円で「スリムフィットダメージジーンズ」というダメージ加工デニムを発売したことがニュースにもなっていました。本来手間がかかるため高価格にならざるを得ない「加工デニム」のジャンルを価格破壊したことで話題になりました。もちろん競合であるH&M、ZARAも加工デニムに手をつけており、今市場は「格安ダメージデニム」で溢れかえっています。
さて、そもそも何故今年「ダメージデニム」がここまで流行しているのでしょうか?
その理由は至極簡単なものです。
インディゴデニム〜クラッシュデニムが流行っている理由
トレンドは常にメンズよりレディースが半歩先。半年前のレディースの動きを見ればメンズの動きが読めるものですが、今回のクラッシュデニムのトレンドもやはりレディースの方が一歩早かったです。
まず近年のトレンドは「ノームコア」。
ごく普通のベーシックウェアをオシャレに着こなす「肩肘張らない」スタイルが流行です。インディゴデニムで肩肘張らない・・・と考えると
Photo by http://image.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0909/10/og_jobs_001.jpg
そう、故スティーブジョブズが連想されるでしょうが、まさにノームコアの典型例はこんな感じですね。
ここ数年無地のTシャツ、無地のシャツ、どってことない普通のデニムなどがとにかく市場に氾濫し、ベーシックスタイルがトレンドとなりました。「定番」が「流行」になっちゃった・・・というのはなんとも面白い流れだなあとは思いますが。
さてトレンドは波があるもの。当然ある程度マス層まで浸透してしまえば感度の良い上層に属するオシャレピーポーたちは異なる方向を向き始めます。これがトレンドが流動する理由ですね。「オシャレ」とは差別化の賜物ですから、常に価値が移り変わるものなのです。
もちろん「異なる方向に」といっても、急に右から左へグルンと動くわけじゃありません。
「春はスキニーがトレンドだったから、この夏はブーツカットにしよう!!」なんて過激にトレンドが動くことはありません。客観性が肝である「おしゃれ」は「他人に理解されなければならない」という宿命も併せ持ちます。であるからして急激な方向転換をすることなく「無理なく差別化する」「誰にもオシャレと分かる」程度に変わっていくのがトレンドです。徐々に徐々に変わっていくのですね。
んで2016年から火ぶたを切った「ノームコア」に変わる新しいトレンドが「タッキー」なわけです。
「悪趣味な」と訳されるこのトレンドはノームコアの逆方向「派手で」「いびつな」デザインや柄や色使いを好むもの。きらびやかなバブルの時代を思い出しますねえ。
で、現在は徐々に徐々にこのノームコアからタッキーへの変動を見ているわけですが、
昨年までトレンドだったベーシックなデニムもこの変動の影響を受けているわけです。
Photo by http://img5.zozo.jp/goodsimages/049/4830049/4830049B_34_D_500.jpg
昨年まではこんなインディゴデニムがトレンドだったのが・・・
Photo by http://cdn.thumb.shop-list.com/res/up/shoplist/shp/__basethum900__/premiumk/ENVYLOOK/EVL-B03P0000SLA/0.jpg
クラッシュ加工をちょっとだけ入れたり・・・
こんな風に裾を雑にカットした「フレイドヘム」なんて加工が流行りだし・・・
Photo by http://ecx.images-amazon.com/images/I/41SBg%2BeN-OL.jpg
現在はさらに「タッキー化」が進み、ボロボロ気味のクラッシュ加工が人気になってきたというワケ。
スタンダードなデニムに対しての「タッキー要素」としてクラッシュ加工が人気になってきたということですね。
子供っぽくなりがちなインディゴデニムの攻略法
Photo by http://livedoor.blogimg.jp/apasoku/imgs/9/6/960b931d.jpg
ただどうしても「クラッシュデニム」じゃなくても「薄い色のインディゴデニム」って大学生ライクというか・・・子供っぽいスタイルになりがち。カジュアル感が強いので大人っぽく合わせるのに苦労するものです。
男性は誰もがタンスの中にインディゴデニムがあるものです。
ただ街を歩いている限り、上手に活用できている人が多いとはまだまだ言えません。
「ドレスとカジュアルのバランス」とはいうものの、具体的にどうインディゴデニムを活用すればいいのか。
自宅に眠っているインディゴデニムをどのように着こなせばいいのか。
そのあたりは6月度のメルマガでお届けします。
「最速でインディゴデニムをおしゃれに見せる方法」、近日配信予定です。お楽しみに。
新潟は食べ物が美味しいなぁ・・・。
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