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今回はZOZOTOWNの中で気になったアイテム4つをレビューしていきます。
軍物に近い風合いのビッグモッズコート
FREAK’S STORE
WEB限定 M-65 ビッグシルエット モッズコート 12,980円
まずはこちら。ランキングの上位に載ってくることが多く気になって買ってみましたが・・・これはなかなか良いアイテムだと思います。
フリークスストアはアメリカンなカルチャーがすごく得意なセレクトショップ。
なのでこのモッズコートもしっかり作ってあります。
風合いは軍の卸しものにすごく近くハリがあり高級な印象。
12,980円でこれが買えるなら良いかなと思いますが・・・私の勘違いなのですが商品写真にキルティングライナーと一緒に写っているものがあって「これキルティングライナーついてくるのかな」と思ってたら単体でしたね。
そして裏地がついておらずしかもコットンで薄手な素材。
なのでオールシーズン使える反面、冬に使うにはちょっと頼りないのが難点かと思います。
12,980円は安いけれど・・・こうした薄手のモッズコートは探せばたくさんあるから、例えばウール・アクリル素材で冬仕様だと個人的には嬉しかったかな。
それかもう少し値段が高くてもいいのでキルティングライナーがついていると尚良かったかと。
冬用として購入すると失敗する可能性があるのでそこだけは注意してください。
あとモッズコートは基本的にフードがあるものですが、これはモッズコートのM51ではなく着丈を長くしたM65タイプなのでフードがついていないのも注意点かな。
ただシルエットはなかなか面白い形です。
ビッグサイズなのですが一般的なビッグサイズよりもさらにビッグで肩はかなり大きく体型を拾わないのが良いところ。
サイズ感がかなり大きいので抵抗感を覚える人もいるんじゃないかと思うけれど、ランキングにしっかり載ってきているから皆ビッグシルエット好きなんだね。
私は175センチ69キロで普段はLサイズ。今回もLサイズを買いましたがかなり大きくてびっくりしました。
こうしたシンプルなモッズコートは使いやすくて良いですね。
12,980円でここまで素材感しっかりしている。裏地はなくライナーも付いてないので冬の時期に売り出すのはシーズン的にどうかとは思いますが、その分春と秋に着られるので悪くないと思います。
あと良いなと思ったのが袖の部分。
通常の軍物モッズコートよりもきつめに作られています。
そうすると腕まくりができる。
春はこういうライトコートを腕まくりして着るのすごい好きなのですが、袖がきつめなので腕まくりしてもズレ落ちてこないのはすごく良いですね。
袖をまくるとビッグサイズのコートもスッキリと見えます。
なぜスッキリ見えるかというと、上半身の中で一番細い手首が見えることになるから。
手や手首は体の先端部分なので視線が集まりやすく目立つ。その目立つ部分で一番細い手首を出していると結果的に上半身がスッキリ見えるというわけ。
そういうわけでダボダボしたモッズコートでも手首が細くなっているのはかなり良いポイントだと思います。
素材や作り込みにこだわった上質パーカー
UNITED TOKYO
【OnE】スウェットウラケパーカー/フーディー/ビッグシルエット/ユニセックス 9,900円
続いてはこちらの裏毛パーカー。
ユナイテッドトウキョウはセレクトショップ「STUDIOS(ステュディオス)」が運営しておりコレクション風なモノづくりをしているブランドです。
加えてユナイテッドトウキョウはいわゆる「D2C(ダイレクトトゥコンシューマー)」ブランド。
新しい言葉なので定義がまだ曖昧ですが、基本的には生産者が消費者に直接商品を販売すること、つまり小売店を挟まないブランドのことを指します。
例えばユナイテッドアローズやビームスなどのセレクトショップはメーカーが作ったものを卸してもらって売る「生産者→小売店→消費者」の構造。
しかしD2Cブランドは生産者と小売店が同じなんですね。
そして小売店を挟まない分コストを下げられるため、良質なアイテムを低価格で販売できるというわけ。
ユナイテッドトウキョウは実際に他のブランドと比べてみると確かに安いです。
名前の通り日本製にこだわっていて素材や縫製は国産であることが多く、このパーカーも質はかなり高い。
これを同じ素材・同じ縫製箇所で他のブランドが出したら15,000円は超えると思います。
あとパーカーはフードの立ちに大きく左右されるところがあるでしょう。
フードが綺麗に立ち上がっていると顔が小さく見えてスタイルも良く見えますが、このパーカーもフードの立ちがすごく綺麗にできている。
あと意外とフードに通っているも重要。顔の近くにあるものなので、こうした丸ヒモや良い素材のものを使うと印象が良く見えます。
ただ・・・パーカーは今どのブランドも良いアイテムを出しているんですね。
パーカーは老若男女問わず誰でも着るものなので皆意外と目が肥えている。
良いものが欲しいと皆が思っていてなおかつ売れるアイテムなので、ユニクロや無印などどのブランドでもしっかり開発して良いものを出してくるわけですね。
3~4年前ならユナイテッドトウキョウがここまで綺麗な素材を使ってフードの立ちが良いパーカーを作っていることは差別化のポイントでしたが、今はこうしたうパーカーは山ほどあるので・・・確かにモノはすごく良いけれど、ユナイテッドトウキョウを選ぶ必要はそんなにないと正直思うかな。
ただ9,900円でシルエットが綺麗でフードの立ち上がりが良いパーカーを買えると考えると確かに安い。
でもユニクロのパーカーは3,000円くらいでしょう。こちらのパーカーは9,900円。
絶対にこちらのパーカーの方がかっこいいけれど、3倍分の値段の満足度があるかといわれると今の時代だとちょっときついかなと感じます。
すごく良いアイテムですが、ここまでシンプルだともうちょっとギミックがあったらすごく良かったかな。
それならファッションのプロとして「やっぱユニクロじゃダメだよな」と言えるじゃないですか。
これだとユニクロを買っている人が「まあまあ良いじゃん」くらいで終わってしまうと思うのでその辺のもったいなさを感じました。
ただ素材感や作り込みはすごく良いので、もうちょっとわかりやすいところで差別化されていると9,900円払いやすいかなと思いますね。
大人が着られる中綿ブルゾン
green label relaxing
< カジュアルセットアップ > CM TW カルゼ 中綿 ブルゾン 19,800円
グリーンレーベルリラクシングは「UNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)」が運営するブランド。
ユナイテッドアローズ系列の中でもニューファミリー層を狙った店舗展開をしています。
イオンモールやルミネの上層階で見かけるブランドですが、主におしゃれはしたいけれどそこでお金はかけたくないという20代後半~40代ぐらいのビジネスマンや親子連れのお父さんを狙っているデザインのものが多いですね。
そのイメージにならってこのブルゾンも中綿でカジュアルなアイテムではありますが、シャツ襟が付いていて少し大人な印象です。
そして中綿がそれほど厚くないのでダボダボせずすっきりして見えるのもポイント。
こうした点はちょっとお腹が出てきたり体型が崩れてきたりしてきた中年男性にありがたところ。
柄は同じチェック柄でもこのブルゾンでは、クラシックなグレンチェック柄なのでを使っていてかなり大人っぽい印象に仕上がっています。
色もダークブラウンベースで大人が着るのにちょうど良く見えるよう素材感や中綿、シルエットにもこだわられており綺麗に仕上がっているアイテム。
ただ正直に言うと私個人としてはそれほど好きではないですが、喜ぶ人はたくさんいるだろうなとも思います。
素材も19,800円とは思えないツヤとハリ感で綺麗な仕上がり。
なので大人がスラックスとニットに合わせてサラッと着たらすぐおしゃれになると思うけれど、個人的にはもうちょっと遊びが欲しいというか正直こうしたアイテムならもうちょっと安い素材でも良かったのかなと。
でも狙っているところはわかるというか・・・こちらのブランドがターゲットにしている30~40代くらいの男性ってすごく難しいんですよ。
もうちょっと素材のランクを落として15,000円くらいでも作れるとは思うのですが、30代くらいの男性だと値段で決める人も出てくるんですよ。
30~40代の男性に提案するのにあまりにも安い服だと買われなかったりする。
明らかに2万円のものと同じクオリティで1万円で販売したとしても、1万円というだけで買わないなんてこともある。
一番分かりやすいのがシルバーアクセサリー。
例えば私はアクセサリーを作るとき、職人さんと直接繋がっているので安くできるのですが、安いアクセサリーというのは30代以上の男性が特に敬遠するんですね。
若い人は安くて良い物をと考えるけれど、30代以上になると「ある程度の値段」というのが価値の担保になるわけです。
「1万円のアウターってちょっとダメだよなぁ」「5,000円のシルバーアクセとかちょっと怖いな」と思ってしまう。
なのであえて価格の高い商品を用意することもあるんですね。
グリーンレーベルのこうしたアイテムなら正直もうちょっと粗悪な素材でもバレないんじゃないかと思うのですが、19,800円という価格帯にしておくのは戦略的には正しいんじゃないかと。
正直もっとラフな素材でも良いような気もしますが・・・狙ってる客層的にはアリなんじゃないかと思います。
ドレスとカジュアルのバランスが取れた高品質シャツ
H BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS
<H>WOOL ALPACA BOX SHIRT/シャツ 46,200円
アルパカ素材を使った本当に上質な素材のシャツ。かなりマニアックなアイテムですね。
ゆったりしたシルエットでストリートライクな印象ですがアルパカ素材を使っているのがポイント。
こうしたいわゆるCPOシャツを使ったダボダボしたシルエットのストリートライクな着こなしはどうしても子どもっぽく見えてしまう。そこで素材で担保するんですよ。
シルエットとデザインが子どもっぽくカジュアル過ぎるなら、素材感を良くすることで大人っぽさを加えるわけです。
例えばアルパカやカシミヤ、シルクなどツヤのある天然希少繊維を使うことで、ダボダボしたカジュアルなストリートスタイルを少しアップグレードするのが最近のトレンドともいえます。
そしてこのアイテムもシリーズも例に漏れず高級素材のウールアルパカを使って高級感を担保している。
リアルで見るとものすごく良い素材なんですよ。
そのものすごく良い素材を使いシルエットはゆったりさせてとストリートライクな表現をすることで、バランスが生まれる。
洋服というのはバランスをとることが何より大切です。
なので例えばこの素材で細いシルエットのシャツを作ると、スラックスを合わせたときに仕事着のようになってしまう。
反対にチノ素材でこのシルエットのシャツだと、デニムを合わせたときにやんちゃになりすぎる。
そんな中シルエットはカジュアルだけれど素材はドレスというバランスがアイテム単体でとれているので、スラックスを合わせてもキメすぎにならないしデニム合わせても崩しすぎにならない。絶妙なバランスが取れていて意外と着やすい非常に良いアイテムだと思います。
ただウールアルパカを使っていて素材感もすごく良いので値段が高いんです。
46,200円でも全く悔いのない買い物ではありますが、裏地はついておらず冬のアウターにしては薄い。
すると着られる期間はかなり短いので結構勇気のいる買い物だとは思います。
でもバランスはとりやすくで何を合わせてもサマになるので高いけれどおすすめです。
ということで今回はZOZOTOWNで買った4アイテムをレビューしました。
どのアイテムにも良し悪しがあり、全ての人に好まれる完璧なアイテムを作るなんてことは不可能。その中でどれだけ多くの人に受け入れられて満足度が高いアイテムを作れるか頑張っているのがブランドさんなので、メリット・デメリットどちらも加味しつつ是非参考にしてみてください。
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試し読みをして気に入らなければ初月解約で全く構いません。
タダで読んで辞めたければ当月で辞めてください。全く構いません。
私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
10年以上かけて構築した論理であり絶対の自信があります。
騙されたと思って読んでください。
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