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発売された2020春夏ユニクロ＆JWアンダーソンコラボのおすすめアイテムベスト3をお届けします。すべてのアイテムに点数とレビューをつけた全型レポートやコーディネート特集はメルマガで配信しているので、気になる方は一番最後のメルマガ案内からぜひ登録してみてください。
 

第3位：エクストラファインコットンオーバーサイズシャツ

 

 

UNIQLO and JWANDERSON
エクストラファインコットンブロードオーバーサイズシャツ(長袖)　2,990円

 

 

まずおすすめアイテム第3位はこちら。ユニクロきっての名素材であるエクストラファインコットンブロードのシャツ。他のブランドが作ったら一体いくらかかるのか・・・と思うくらいの上質なブロード素材です。
 

一口にシャツといってもオックスフォード、ブロード、タイプライター、ポプリンなど様々な素材がありますが、大きく種類を分けると2つ。一つはツヤのあるドレス素材、もう一つはシワのつきやすいカジュアル素材です。
そしてドレス素材の代表格がこのブロード素材。ツヤが強くて大人っぽい印象があり、スーツでよく使われています。対してオックスフォード素材は硬くてシワがつきやすく、ツヤが少なくカジュアルな印象です。
 

今回JWアンダーソンのコラボの中でブロードとオックスフォード、2種類のシャツが販売されているので、どちらがどういう素材なのかぜひ見比べてみてください。
素材というのは基本的にツヤがあるほど大人っぽく見えてシワがあるほどカジュアルに子どもっぽく見えます。
洋服を構成する素材・シルエット・デザインにはこのドレスとカジュアルの対比構造が存在するんですね。そしてブロードとオックスフォード、仮に同じような無地のシャツだったとしても、2つの素材による印象は全く異なります。
 

同じ白シャツでもブロードにすればさらに大人っぽくスーツライクに見え、オックスフォードにするとちょっとくだけた子どもっぽい印象になる。
これはブロードとオックスフォード、どちらが優れているという話ではありません。どちらがドレスライクでどちらがカジュアルライクという話なので、全体のコーディネートを考えた上でどちらがいいのかを選んでみてください。
 

ただしファッション初心者に限っては、個人的にはブロード素材の方をおすすめします。
なぜかというと、日本はアメリカンカジュアルの影響が強く、カジュアル寄りなアイテムをたくさん持っている方が多いと推察されるから。デニムパンツ、スニーカー、チノパン、Tシャツなど・・・クローゼットを見てみると心当たりがある人も多いのではないでしょうか。
対して革靴、スラックス、シャツ、ジャケット、ロングコートなどのヨーロッパ的なドレスライクなアイテムをたくさん持っている方は結構少数派なんですね。
そう考えると子どもっぽいオックスフォードのシャツを選ぶより、カッチリとした印象のブロードシャツを手に取った方がカジュアルライクな手持ちのアイテムとバランスが取りやすいのです。
 

ドレスとカジュアルのバランスを7：3に保つことが日本人のメンズファッションにおける成功法則であると様々な媒体でお話しています。その意味で大人っぽいアイテムから揃えるのは初心者のセオリーと言えますし、ブロード素材のシャツを選ぶというのは有効な方法です。
 

そしてこちらのシャツ、なぜオーバーサイズなのかというと・・・ブロード素材のシャツはツヤがあってカッチリしていて大人っぽく見える代わりに、仕事用のシャツを着ているようなビジネス感が出てしまうんですね。
 

なので若干ゆったりしたサイズ感にすると仕事着に見えず、休日にも着やすい。今回のJWアンダーソンコラボのブロードシャツは普段ユニクロが出している形と違って少しゆったりめに作ってあるんです。そうは言ってもダボダボなわけではなく、ほんの少しゆるいくらいなので仕事着には見えないけれど大人っぽさは維持しているという絶妙なバランスが保たれています。
 

そしてエクストラファインコットンブロード、これには超長綿と呼ばれる希少素材が使われています。超長綿が何なのかを一言で簡単に言うと、糸を細くしてとてつもなく強いツヤ感がある素材のこと。
世界の綿生産量のわずか数パーセントという超稀少素材なんですが、この素材が使われたブロードシャツを他のブランドが作ると1万円してもおかしくありません。それくらいのクオリティのシャツが2,990円で購入できて、さらにオーバーサイズでビジネス感の出ないという絶妙なバランスになっている。こうした理由から今回第3位にランクインしました。
 

 

着こなしとしては、このようにショートパンツと合わせても大人っぽくドレスライクな印象になるのでこれからの季節ちょうど良いと思います。もちろん手持ちのアイテムやコーディネートの中でオックスフォードシャツの方を選ぶのもいいし、シャンブレーやリネン素材のシャツを選んでもいいんですが・・・ややドレスライクなエクストラファインコットンブロードシャツは、ファッション初心者であるほどおすすめの一品です。

 

第2位：ポケッタブルステンカラーコート

 

 
UNIQLO and JWANDERSON
ポケッタブルステンカラーコート　6,990円
 

 

ユニクロ＆JWアンダーソンコラボアイテムのおすすめ第2位はポケッタブルステンカラーコート。特に個人的に気に入ってるのがダークグリーンカラーです。
こちら何が良いのかと言うと、名前の通りポケッタブルなんです。小さく畳んで専用の袋に入れるとポケットに収まるサイズになり、持ち運ぶことができる。
そしてこうした撥水素材のコートは雨が降っても問題ないのも大きなポイント。水を弾いてくれるので梅雨時期にさっと羽織ることでインナーや自分の体を守ってくれるアイテムとして非常に有効です。
雨が降ってきたらさっと取り出して着られて、使わなくなったら折りたたんで小さくしまえる。さらには旅行や外出時に持って行き、気温や天気に合わせた着方ができる利便性がかなり高いアイテムです。
 

さらに言うと今回発売されたカラーがベージュ・ダークグリーン・ブラックの3色。どれも秋口に使って全く問題ない色味なので、昼夜の寒暖が激しい時期にこういうポケッタブルのコートを鞄の中に仕込んでおけば、寒いときや雨が降ったときにパッと羽織れて非常に便利です。
 

そして私がなぜダークグリーンを推しているのかというと・・・正直今年の春はコロナウイルスの影響で外出する機会もかなり少なくなる気配がします。なので今から春用のコートを買ってもなかなか使えないのではないかと個人的には思うんですね。
そうした意味で、やや春向けなスプリングコート感の強いベージュを選んでも問題はないのですが、ちょっと暗めダークグリーンカラーなら秋でも使えるので、着る期間を長くするためにも個人的にはダークグリーンがおすすめです。
 

 

もう一つすごくいいなと思った点は、前立てが表と裏で切り替えなっていて、色が違うところ。本当にごくわずかな変化なのですが、これがあることでビジネスコートに見えなくなるんです。
 

 

こうしたシンプルなステンカラーコートはサラリーマンの出勤着に見えなくもないので難しいところ。シンプルである方が使いやすいく着こなしに幅が出るのはいいけれど、あまりにもシンプルすぎると今度は仕事着のように見えてしまいます。
おしゃれで着ているつもりなのに「今日は仕事帰りなんですね」と言われると複雑な気持ちになりますよね・・・。そうしたことがないよう、若干のデザイン性が組み込まれていてシンプルだけれどビジネス着には見えないという非常に良いバランスになっています。

 

あとは何より6,990円と安い。もちろんコートと言えど薄手なので防寒性はそこまでありませんが、こうしたコートをシャツの上にパッと羽織るだけで春や秋の夜に対応できるので、意外とこの薄さが助かる部分もあります。
生地の薄さからすると6,990円はちょっと高いと思うかもしれませんが、ポケッタブルになったり雨を弾いたり何かと便利なのでぜひ手に取ってみてください。
 

第1位：テーラードジャケット(セットアップ可能)

 

 

UNIQLO and JWANDERSON
テーラードジャケット　セットアップ可能　6,990円
ストレッチスリムフィットパンツ　セットアップ可能　3,990円

 

 

020春夏ユニクロ＆JWアンダーソンおすすめアイテム、栄えある1位はテーラードジャケットとスラックスのセットアップです。
何が良いのかというとまずは素材感。今までのユニクロのスーツにはないようなちょっと見たことのない素材です。
ストレッチ性が高い着心地の良い素材ではあるんですが、風合いが面白い。普通のビジネススーツというとツルっとした均一な素材感が特徴的です。しかしこのスーツの素材には若干凹凸がある。ちょっと説明しにくいですが、ギザギザというかジグザグというかちょっとシャリ感のある風合いなのでビジネスっぽさがなくなるんです。
 

つるっと綺麗に作ればドレスライクでかっこいいけれど、先程のコートと一緒で仕事着っぽくなってしまう。しかしこれは素材の風合いが特徴的なのであんまり仕事着っぽくならない。ただシルエットはジャケット・パンツ共に割と細いので、シャツとネクタイと革靴を合わせればそれなりにビジネスウェアとしても使えます。
 

 

ラペルも通常のビジネススーツと比べると少しゴージラインが落ちています。通常ゴージラインは下に落ちるとカジュアルに見え、高くなるとフォーマルに見えるもの。このジャケットはゴージラインがやや下に落ちているため、細身ですっきりとしたスーツだけれど若干ルーズな印象がプラスされていて、素材に表情があるので決めすぎにならないというすごく良いバランスを保っています。
 

 

決めすぎにならない印象のセットアップなので、画像のようにスニーカーとTシャツで合わせると簡単に休日スタイルが作れます。決してビジネススーツを流用しているように見えません。ただ革靴とサマーニットを合わせればクールビズスタイルとしても使えるとても便利なアイテムです。
 

ユニクロのインラインでもオンオフ両方使えるスーツは色々出していますが、ここまで風合いが綺麗なものはないですね。感動ジャケットや感動パンツはオンオフ兼用で便利だけれどちょっと素材感がペラっとしていて安っぽい。かと言ってコンフォートジャケットだと若干ジャージっぽいし、オーダーメイドスーツだとフォーマルすぎる・・・。
 

そうした悩みを解決する、フォーマルすぎずカジュアルすぎないバランスの良いスーツです。
 

JWアンダーソンは本来デザイン性の強いアイテムが多い中、こちらのスーツは比較的シンプルで置きにきた感があり意外な印象でした。
ただその分とても使いやすいので万人にオススメできるアイテム。値段も上下合わせて1万円くらいで買えるので、スーツとして優秀なアイテムだと思います。

 

ということで2020春夏ユニクロ＆JWアンダーソンおすすめアイテムベスト3をご紹介しました。
詳しくはメルマガで全型レポートしていますが、総評すると今回のJWアンダーソンコラボは極めて意外なコレクションでした。
JWアンダーソンというとやはり派手なデザインや遊びの効いたアイテムが多いはずですが、今回ベスト3に選んだシャツ、コート、スーツから見て分かる通りデザイン性を抑えた落ち着きのある印象です。その分ちょっと物足りないと思うところもありますが、初心者から上級者まで活用できるアイテムが揃っています。
ただ一部「これいらないんじゃないかな・・・」という残念なアイテムもあり、その辺はメルマガでお話していますので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

 

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