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ウルトラストレッチスキニーフィットジーンズのレビュー後編です。
前編ではこのスキニーのどこがいいのかをご説明しましたが、今回は6色あるこちらのスキニー、どの色を選べばいいのかという話をしてきます。
前編でお話しましたがとりあえず初心者の方は困ったら黒を選んでくださいというのが答えですが・・・今回全色穿いてみたのでその印象の違いを一つひとつ見ていきます。
黒スキニーが脚長に見える2つの理由
今回6色すべて穿き比べていますが、同じ条件でないと分かりにくいのでトップスとシューズは固定しています。トップスはユニクロのエアリズムUVカットクルーネックTの黒。靴は私の大好きなシューズブランドであるカルマンソロジーのローファーを履いています。この条件のままデニムだけを変えて印象の違いを一気に見てみましょう。
ウルトラストレッチスキニーフィットジーンズ
09 BLACK
68 BLUE
06 GRAY
65 BLUE
64 BLUE
61 BLUE
ウルトラストレッチスキニーは以上の6色展開です。そして写真を見てもらうと分かる通り、一番脚が長く見えるのは間違いなく黒です。気になる方は店頭で6色すべて試着してもらうとわかりますが、間違いなく黒が一番脚長に見えます。
なぜ黒がスラっと脚が長く見えるかというと理由は2つ。
ひとつは単純に脚が細く見えるからです。
色には基本的に大きく見える膨張色と小さく見える収縮色の2種類があります。
これは色の基本的な話ですが、例えば上記のようなブリーチをかけた明るい色は膨れて見えます。対して暗い色は細く見えるんです。
そしてなぜ脚が細く見える上に長くも見えるのかというと、細くなるほど縦のラインが強調されるから。これは錯視の話になるのでそういうものだと思ってもらうしかないのですが・・・細くなればなるほどグーッと縦に長く見える。
ただそこまでめちゃくちゃ効果があるかと言われると劇的な印象の差はないのですが、それでもワイドシルエットの黒と細身の黒を比べると、明らかに細身の黒の方が脚長に見えます。
縦のラインが強調されるので脚がスラっと長く見えるわけですね。
もう一つ黒が脚長に見える理由は、今回使っている靴が黒だから。なぜかというとパンツの色と靴の色を同じ黒で合わせて、靴の分だけ脚を長く見せているわけです。
脚が長く見える収縮色である黒を使って、パンツと靴の色を合わせている。この2つのポイントのおかげで黒スキニーの着こなしが一番脚長に見えるというわけ。
その意味で例えば明るい色のパンツに明るい色の靴を合わせたら同じように脚長に見えるのかというと、もちろん脚長には見えますが収縮色の脚長効果が明るい色だと失われてしまいます。
なので最大限に脚を長くスマートに見せたいならやはり黒が一番おすすめです。
あとこれは前編でもお話しましたが、明るい色よりも黒の方がドレスライクで大人っぽく見えます。スーツで使うスラックスに近い印象になるわけですから。
なので特に春夏のシーズンはTシャツなどラフなアイテムを着る機会が増えてくるので、下半身に大人っぽいドレスライクなアイテムを合わせると、バランスが取れておしゃれに見えます。
ドレスとカジュアルのバランス7:3が取りやすいと思うので、初心者の方は黒を選ぶのがおすすめです。
カラーによる印象の違いと着こなしとは?
黒が使いやすいという話をしましたが、黒を選ぶことで出てくるデメリットももちろんあります。物事にはメリットがあれば必ずデメリットも存在していて、それはファッションでも例外ではありません。「絶対にこれを着たらおしゃれになる」というモノはなく、黒スキニーにも当然デメリットがあります。
黒を選ぶと大人っぽく脚長でスマートに見えますが、反面デメリットとしては地味な印象になってしまうんです。
09 BLACK
この着こなしは黒のトップス、黒のボトムス、黒の靴とすべて黒で合わせているので仕方ないの部分もあるのですが・・・黒のパンツを選んだ画像はのっぺりとして地味な印象になっています。
65 BLUE
64 BLUE
対して色落ちしたインディゴの65 BLUEやダメージの入った64 BLUEは色の変化によって地味な印象はなくなりサマになりますよね。
ただ地味な印象がなくなった分、足がちょっと短めに見えてしまうのでこの辺はメリットとデメリットのトレードオフで難しいところでもあります。
65 BLUE
そうした意味で「シルエット」と「地味かどうか」の2点でバランスが一番取れているのは濃いめのカラーでインディゴ加工されている65 BLUEかと思います。
実は黒スキニーは素材を構成しているタテ糸とヨコ糸、どちらも黒を使っていて素材に変化が見えないのです。だからのっぺりした地味な印象になってしまう。
しかしインディゴの方はタテ糸とヨコ糸で違う色の糸を使っているのでゴツゴツとした立体的な風合いが生まれます。
なのでこれに黒Tシャツを合わせても地味にはならないんですね。同じアイテムで同じシルエットでも、色が違うだけで地味にならない。
ただその代わり収縮色の縦のラインを強調する脚長効果は黒より失われてしまうけれど、そこまで極端に脚が短く見えるわけでもない色合いを残しています。
なので明るくて薄い色だと足が短く見えてしまったり派手になりすぎてしまうけれど、黒だと地味になりすぎる・・・と思ったときは、ちょうど中間あたりの濃いめのインディゴカラーやグレーカラーを合わせると一番バランスがいいのは間違いありません。
話をまとめると
●黒が一番大人っぽくスマートに見えますが地味な印象になる。
●一番明るいブリーチカラーが最もラフで地味な印象がなくなる分、膨張色なので若干足が短く見える。だからこれを履きたい人は足元に明るめの茶色や白の靴を合わせるといい。
●濃いめのインディゴやグレーカラーは地味にもならないし脚長効果もそこまで失われない、そういう意味でバランスは取りやすい。
ということで、基本的に私は一番初めに選ぶなら、脚が長く見えて大人っぽい印象の黒スキニーが一番おすすめです。初心者が何も考えずにTシャツを合わせてもサマになりますしね。
ただ黒を履きすぎてちょっと飽きてきたなという方は、少し色の落としたインディゴやグレーカラーを選ぶといいと思います。
まったく違った印象にしたい、派手な印象出したいという方はダメージタイプを使ってみるのもいいでしょう。ただダメージを使うとカジュアルな印象が強くなってしまうので、上に合わせるのはTシャツじゃなくシャツやサマーニットにしたり、足元も黒だと色が浮いてしまうので茶色など色味の明るい革靴を選ぶと、脚の長さが整って見えつつドレスライクで大人っぽい印象になります。
「初心者は黒」「その次に選ぶなら色落ちのインディゴやグレーカラー」「さらに遊びたいならダメージやブリーチをかけたもの」と考えてもらうと一番いいかな思います。
個人的には前編でも話した通りですが、このウルトラストレッチスキニーフィットジーンズ、素材感もいいしシルエットも綺麗ですごくいいアイテムだと思います。スキニージーンズで特別いいものが欲しいという人以外はこちらを選んで全く問題ありません。
もちろん満足いかない点もいくつかあるといえばありますが、ただ3,990円でこの完成度のスキニージーンズが出せるのはおそらく世界中探してもユニクロだけです。気になる方はぜひ店頭に行って試してみてください。
ということで前後編に分けてユニクロのウルトラストレッチスキニーフィットジーンズのレビューをしてきました。今回は履いたときの印象の違いを写真で提示したので、ぜひ参考にして頂いてどの色がいいのか考えて頂ければと思います。
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