ユニクロでオシャレをする!

地味で無難なユニクロのコートは○○○を使えば「おしゃれな高級品」に見える!!

 

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通販で見たら良かったのに…俺が着るとなんか地味で無難だな。

 


(MB監修漫画「服を着るならこんなふうに」第41話より)

ショップで見たときは良かったのに…
雑誌で見たときは格好良かったのに…
商品写真はイケてたのに…

いざ自宅の鏡の前で着用してみると「なんか地味で無難だな」と思っちゃった経験。私だけではないはずです。

 

そう、メンズの洋服は基本的に単体では「地味で無難」なものが多いんです。というか「地味で無難」じゃないと売れないんです。

 

レディースに比べて「ファッションに興味がある人」の割合が圧倒的に少ないメンズファッション。市場規模はおよそ3分の1とも言われています。女子は小さい頃から母親に連れられて「これがおしゃれよ」「女の子なんだからこういう服を着なさい」とおしゃれ英才教育を受けますが・・・父親から背広の着こなしを教えてもらった経験がある男子は皆無、ゼロに等しいレベルです。

おしゃれに気を使う人口も少ない、おしゃれに対する感度や知見も少ない、何をどう着ていいのかわからない男性だからこそとにかく「デザイン」を嫌がります。地味で無難なものを好む傾向があるのです。

そもそも服にお金をかけるという文化も少ないから、洋服の枚数も女子と比べて多くない。すると当然ですが「着まわし」を考えてシンプルデザインを好むわけです。「シンプルで飽きない、長く使っても良いもの」を好むのがメンズファッションです。だからこそメンズの服は基本シンプルで地味。着こなしで工夫している人なら「シンプルでおしゃれだね」と言われるでしょうが、そのまんま着ている人はおしゃれもクソも無難すぎて素通りされてしまいます。これではお金をかける意味もない。

 

そこで今回は「地味で無難な服」を着こなしでおしゃれに見せる「差し色の使い方」をレクチャーします。

 

「購入後3年以上着る服」は実はほとんどない!?

 

・・・ちなみに全くの余談ですが、某社のリサーチ結果で「購入後3年以上着る服」ってほとんどないそうです。冷静に今自分が着ている服を思い返してみてください、確かにこの調査結果納得できる気がします。3年以上着ている服ってタンスの中にありますか??いやもちろん「3年以上持ってる服」はあるでしょうけれど、3年以上着続けている服ってほとんど無いでしょう??あるとしても「たまーに使う」くらいのもので、気に入って3年以上ヘビーユースする服なんて余程じゃないと無いはずです。

だから案外「耐久性」とか「トレンドを気にせず使える」とかって幻想だったりします。化学繊維系の話でよく出てくる「加水分解(フェイクレザーなどでよく言われますが、化学製品の多くは3~5年程度で劣化が起こる。レザーが剥がれたりします。)」なども実は「3年あれば十分」だったりするのです。統計的には3年以上使う製品ってそこまで多くないので…。

偉大なデザイナー・コムデギャルソンの川久保玲も「洋服は生物(ナマモノ)である」と語っていますが、まさにその通り。どんなに優れた洋服でも3年経てば飽きも来ます。経年を楽しむ特殊なレザー製品などは別として、耐久性を突き詰めてもシンプル性を意識しても、ぶっちゃけ「無駄」に近いのかもしれませんよ。

まあブランド側としては「耐久性が高い」「何年も使えます」と言った方が売れるので、その幻想は広がるばかりですがね…あらゆる面で「虚飾」が多い業界なんです、アパレルって。

 

ユニクロのコートでも高見えさせることができる

 

こちら今年の初めに投稿したもの。
実はこちら着ているコートはユニクロです。ユニクロのアウターはまさに「地味で無難」の典型。全国900店舗、老若男女万人に売れるものでなければここまで規模を拡大することはできません。デザインを入れれば入れるほど当然抵抗感を覚える人が増えてくるわけで、ユニクロはシンプルに徹する宿命です。だからこそユニクロなどの「手頃・良品」のアイテムを使うのならば「着こなし」で工夫しなければいけないわけです。

 

しかしその着こなしも案外コツがわかれば簡単です。秋冬のコートスタイルは特に・・・

思い切り派手な色を、あえて取り入れましょう

コレです。誤解を生んでしまいそうな表現ではあるのですが、マジで信じて試してみてください。あなたの手持ちのユニクロ服が一気に「インターナショナルギャラリービームス」(ビームスの最上位ライン、クソ高いものが多い)くらいまでランクアップしますから。

 

そもそもメンズ服の7,8割は黒かダークトーン

 


Photo by https://www.atre.co.jp/common/images/cms/store/kawasaki/shop/1604/main_image_1.jpg

そもそもメンズの服は黒ばっかりです。秋冬になればその傾向はさらに顕著になる。アウターもボトムスも靴も黒だらけです。

「いやいや、嘘つけよ。お店に行けば色モノがたくさん並んでるじゃないか?」

と思う人もバックヤード(お店の裏側)に行けば誰もが驚くはずです。メンズで売れる色は7,8割が黒です。例えばニットでも黒と茶色とグレーとオレンジと・・・色々なカラー展開があると思いますが、全在庫の7,8割を黒に集中させます。つまりお店で並んでいる茶色やオレンジなどは「お飾り」。都内一等地にあるお店でも「色物は各サイズ一点しか用意していない」なんてのもザラですよ。売れ筋が黒、あとは見せるための商品です。

 

「ん?黒しか売れないなら黒だけにすればいいじゃないか。」

と思うかもしれませんが、お店には「売れ筋」以外に「見せ筋」なるものが存在します。例えばいくら売れるからと「黒のニット、黒のボトムス、黒のコート」ばかり並んでいたらどうなるでしょう?緩急つかずそれこそ目立たないので手にとってくれなくなります。

洋服屋さんは「幕の内弁当」に例えることができます。幕の内弁当に大して旨くもないきんぴらごぼうが入ってるのは何故ですか?必要性を感じないナスの揚げ物があるのは何故でしょう?それは「彩り」です。彩りがあるからこそ「おいしそうだな」と思い手にとってくれます。いくら旨いからといってエビとのりご飯だけのお弁当では味気なく誰も手に取りません。色展開があるからこそ黒が売れるのであり、売れるからといって黒だけを集積していてはお店が成立しなくなるのです。

 

話を戻します、つまり裏側を見れば明らかなのですが「男性は黒ばかり持ってる」という事実が明確にあるのです。皆さんも是非自分のタンスの中を見返してみてください。黒やダークトーンばかりでしょ?メインで使っているアウターは何色ですか?いつも穿いているパンツは何色ですか?黒、ダークブラウン、色落ちしないダークインディゴ・・・そんな感じでしょう?

 

コートなどのアウターは年に何枚も買うものじゃないからどうしたって「使いやすい黒を」と思うでしょう。
パンツはトップスに比べて少し値が張る上に汚れやすい「汚れや傷が目立たない黒を」と誰もが思うでしょう。
靴は特別高いものが多いので「黒」(スニーカーは白が多いけど)と思うでしょう。

こう考えると秋冬って上下黒・上下ダークトーンになりがちなんです。これはもう否定できない、男子の宿命です。

 

インナーだからこそ「ネオンカラー」を選ぶ

UNIQLO ウールVネックカーディガン(長袖) 4,990円

【ユニクロオンラインストア】ウールVネックカーディガン(長袖)
ウール糸を使ったクラシカルな印象のニット。ざっくり編みでカジュアルな印象に。

 

だからこそ思い切って派手色をインナーにさしてあげましょう。

上下黒、下手をすると靴も黒の場合だってあるでしょう。そんな中にちょこっと「茶色」が入っても地味で無難な印象を払拭することはできません。色で変化をつけるなら思い切り派手なネオンカラーがおすすめです。

 

「ネオンカラー!?派手な色なんて怖くて使えないよ!」

と思うかも知れませんが、「色の印象」は面積によって決まります。
当たり前ですが、派手色をアウターとして使えばあまりにも目立ちすぎるでしょう。かなり着こなし難度は高く、よほどファッションに自信がないと難しいかもしれません。しかしインナーや小物ならどうでしょうか?

 

コートによりほとんど面積が隠れるインナーなら同じピンクでも印象はまるで違います。面積が小さくなればなるほど色彩の主張は弱くなる。いいですか?今回は秋冬の話です。コートとボトムスで黒が面積の大半を占める中、残った箇所は「インナーと小物」だけ。面積の小さいところだからこそ「あえて派手色を使う」のがセオリーなのです。

 

ストールは重要ポイント、一点豪華主義を狙え

URBAN RESEARCH MB LABO別注ポンチョストール 12,420円

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小物と書きましたがストールやマフラーで表現するのも一つの手段ですね。ここで肝心なのはストールやマフラーはなるべく「ツヤのあるもの」を選びましょう。コットンよりウール、ウールよりカシミアが好ましいです。もちろん予算に応じて考えた方が良いですが、ユニクロ価格なら「ウールマフラー」よりできれば「カシミアマフラー」の方を手にとっていただきたい。(カシミアは通常高いですが、ユニクロなら比較的手頃に手に入ります)

 

この理由は2つあります。
まず一つは「色モノは素材の風合いが目立つ」ということ。黒に慣れきった人はもしかしたらピンとこないかもしれませんが、実は色によって生地の見え方はガラリと変わります。黒の場合は安っぽい素材でも全然問題ナッシング。黒は風合いが潰れて見えるため、安物素材だろうが高級素材だろうがイマイチ見え方としては変わりません。(もちろん差はありますが、そこまで顕著じゃないという意味です)遠目にみれば黒はなんでも同じといえば同じ。潰れて見えるからこそ風合いをごまかせるわけです。

しかしながら色が入るとこれが全く逆になります。色がつくと表面の細やかな風合いが目立ちやすくなってしまう、黒のような「風合いが潰れて見える」効果がありませんから。なので安い素材のマフラーやストールは、その安っぽさに気が付いてしまうのです。

もちろん「高いものを買えば良い」というわけでもありません。意識してほしいのは「ツヤ」です。「ツヤ」はスーツでは顕著ですが、大人っぽく高級感を加えてくれる要素。安いものであってもツヤがあるものを選んだ方が色モノに関しては賢いでしょう。

 

そしてもう一つは「一点豪華主義」です。
ストールやマフラーは顔周りに位置するもので、とにかく目につきやすい。みなさん他人と話す時にどこを見て会話しますか?多くが顔周りのはずですね。顔や首回りを見ながら話をするはずです。パッと会った時、すれ違った時などもつい顔周りに目がいくでしょう?つまりストールやマフラーはそんな「目立つ場所」に位置するもの。だからこそ風合いに気を抜いてはいけません。

逆にいえばこれは「一点豪華主義」で良いということもでもあります。つまりコートがクソ安い粗悪品でも、カシミヤマフラーをプラスすればそれなりに見えるという意味。これはスーツだと特に顕著です。安物スーツでもマフラーさえ高見えするものを選んであげれば間違いなく全体の高級感はアップします。スーツですら「いつも良いスーツ着てますね」と言われるようになりますよ。

論理的に考えれば「目立つところにお金をかけて、目立たないところはテキトーに」って極めて自然な選択のはずです。こだわりも他人に伝わらなければあまり意味がありません。洋服ってのは他人に見えてもらうものですからね。目立つところだからこそストールやマフラーはツヤを意識しましょう。

 

「言いたいことど分かったけどどうしても派手な色は無理!!」なんて人は…

 

カジュアルウェアの世界ならロングベルトなどで味付けするのも良いでしょう。
最近多いこうしたロングベルト。ネオンカラーのものを選んで味付けしてあげれば上下ダークトーンの地味な格好でも変化がつくはずです。

もしくはバッグで味付けするのも手ですね。
こんな風にほんの少しの面積でも派手色なら十分印象を変える効果が期待できます。

 

「言いたいことど分かったけどどうしても派手な色は無理!!」

なんて人はこんな風にインナーからチラ見せでもOK。

 

その代わりチラ見せでさらに面積は小さくなるので、可能な限り派手な色を選びましょう。写真のようなネオンカラーがおすすめです。これならダークトーンの中でも際立ちやすくなるでしょう。このくらいだったら抵抗感もないですよね。

ニットと合わせるのであればニットよりも1サイズ大きめを選んであげるなどすれば、裾からチラ見せも可能なはず。地味で無難な印象を無理なくおしゃれにまとめることができるはずです。

 

地味で無難なアイテムが多いメンズの世界・・・だからこそこうした工夫が必要です。
「派手色」と言われるとちょっと抵抗を感じてしまうかもしれませんが、使い方次第では強い味方になってくれるはず。1枚でも良いので是非取り入れてみてください。おすすめです。

 

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