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ということで2018-2019年秋冬のトレンド情報をお届けしております。
今回は第3回目。「チェック柄」についてお教えいたします。
今年はマジで「チェック」をチェックしておいた方が良いですよ〜。
「かっこいい」は絶対的な価値ではない
シンプルな着こなしを良しとする「ノームコア」のトレンドが終わりを迎えつつあります。
以前も上の図を使って説明をしていますが・・・「かっこいい」とする人々の価値観は絶対不変では決してありません。
おしゃれとは他人との差異で評価される相対的なものです。誰かと何かが違っているからこそ「あの人はおしゃれだ」と区別して認識されるわけであり、皆と同じような服装であればおしゃれどころか区別さえされないわけです。例え一時代に「際立っておしゃれ」とされたものであっても、それが100人中90人くらいが着用していたらそれは「おしゃれ」から「普通」に価値が下がります。こうした価値が流動し、相対的に評価されるものが「おしゃれ」です。
コレ案外多くの人が認識していない様に思います。
アフィリエイトブログなどは利益をとるために「これさえ着てればおしゃれ」などさも絶対評価である様に書いたりしていますが、とんでもない。おしゃれとは相対的で価値が流動するものだからこそ、時代の変化を捉えなければならないのです。そして時代の変化を自ら読み取ることは極めて労力がかかることであり、それを「私が代わりにしまっせ。読むだけで大丈夫でっせ。」とするのが私のメルマガです。(だから私のメルマガやブログにはアフィリエイトがありません、情報そのもに価値があるから”有料”メルマガなんです)
https://daikore.com/wp-content/uploads/2017/09/o14-300×335.jpg
で。3,4年前までは「ノームコア」と呼ばれるシンプルな着こなしが相対的に評価されていました。しかしそれが時間をかけて浸透していき、徐々に価値を失い、現代ではすっかり飽和状態となってしまっています。2018年はこのノームコアからの転換点であり新しいトレンドがようやく出てきた時代です。
基本トレンドは反作用で動きます。
思い切り首が開いた「Vネック」に飽きたら次は首がキツくなった「クルーネック」となり、「スキニー」に飽きたら今度は「ワイド」となり、「シンプル」に飽きたら次は「装飾」となります。ノームコアのトレンドから移行していった先はつまり「装飾性」になっているわけですね。
おしゃれは「着こなし」で価値をカバーできるからこそ面白い
ただしもちろん価値観がいきなり180度変化することはありません。
上の通りですがトレンドは「誰かが故意に作ったもの」ではなく人々の価値観を反映し徐々に移り変わるものです。だからこそシンプルからいきなり「はい今日から柄物ねー!」となるわけがありません。はじめは遠目に見て無地に見えるようなシンプルな柄使いから・・・年を経て徐々に徐々に少しずつ柄や色の具合が変わっていったりするもの。
だから「え!?ノームコア終わったの!?柄ものなんて俺には無理!!」なんて思わなくて大丈夫。無理なく1点だけコーディネートに差し込めば良いだけの話なんです。毎年服をコロコロ買い換える必要もありません。例えばインナーだけ一点買い足すとかその程度でも十分、去年の服の価値をアップデートさせることが出来ます。もちろん全部丸ごと変えても悪くはないですが・・・洋服は「モノ」の価値だけで判断されるものではありません。
例えば家電製品などはスペック・性能で評価の全てが決まるわけで評価軸は「モノの価値」しかありません。
しかしおしゃれは面白いものでデザイン・シルエット・色/素材といった「モノの価値」だけで判断されず、「着こなしの価値」が評価軸に加わってきます。
ここがおしゃれの素晴らしいところであり、パズルゲームのような面白さがあります。
例え5年前の服であっても「着こなし」次第で価値をアップデートさせることができるわけです。少し形の古いスーツでも、少し地味すぎるデザインであっても、インナーを変えてあげる小物を足してあげることで十分「今イケてるスタイル」に整えることが出来るのです。
ユニクロは「着こなし」が伴わないと輝かない
お気づきかもしれませんが・・・洋服を買うとき「ユニクロ」を選ぶ人は大変多いと思いますが、ユニクロを選ぶなら「着こなし」は必須です。
何故ならユニクロはファストファッションの中でも珍しくロングスパンで販売する戦略をとっています。H&MやZARAなど海外勢がショートスパン戦略で新作を1ヶ月ほどで在庫を売り切ってしまうことをしているのに対し、ユニクロは年単位で販売を続けます。例えばヒートテックやフリースやカシミヤなどのユニクロのアイテムって10年前くらいから売っているようなものも多いでしょう?そうして定番品としてロングスパンで販売するからこそ大量に作れてモノの品質に対して単価を限りなく安くできるのです。ユニクロが他のブランドと比べて圧倒的に品質が良く、「高級ブランド並」のモノを数千円で提供できる秘密はこの販売戦略にあるのです。
ところがロングスパン戦略にもデメリットがあります。
それは価値が飽和してしまいがちである、ということ。ロングスパンで売るものだからこそ「スタンダードなデザイン」にしてしまい、かつそれが多くの人の手に渡ってしまうことから、相対的な価値が下がってしまう傾向にあるのです。モノ自体は品質が良いし安っぽく見えない、それは素晴らしいことなのだけれど「おしゃれ」という意味においてはモノの価値だけでは頼りなくなってしまう。
皆持ってる、皆大好き・・・だからこそユニクロを着用する際には「着こなし」という評価軸を意識しなければおしゃれにはなれません。
「ただの普通の人」になってしまうのです。
例えばこんな風に。上手に着こなしてあげれば元々の品質が良いだけに、高級ブランドの様な印象にすることも可能です。上の写真は全身全てユニクロ。着こなし次第でこうした印象を作ることも可能です。毎週のメルマガではこの様に「ユニクロで限界までおしゃれをする方法」を徹底解説しています。(それも相対的な価値が下がらないように有料メルマガで限られた会員のみが閲覧できるようにしています)
「じゃあショートスパンで売ってる海外ファストファッションを選べば”モノの価値”は担保できるってこと?」
と思うかもしれませんが、実は海外勢のブランドは説明の通りショートスパン戦略なので「品質」が良くありません。確かにデザインは面白いモノが多く、他人と被らないように大量の型数を用意しているのですが・・・いかんせん基本となる「品質」がどうにも見劣りします。1、2点混ぜるのなら大変に良いと思いますが、全身でまとめると下手をすると安っぽくなりすぎることも・・・。(もちろん審美眼次第で品質の粗悪さがバレない良品を選ぶコツもありますが)
・・・余談でしたが、私がメルマガで「ユニクロのマストバイ」を紹介するとともに、モノだけでなく必ず「着こなし」もセットで解説する理由がお分かりになるかと思います。
チェック柄がトレンドの主役に・・・!!
さてトレンドの話に戻りましょう。
こうしてノームコアから装飾へと移行して行く中で実はここ数シーズンは「ストライプ」が注目されていました。
なんとなく理解できると思うのですが、ストライプって「無地好き・柄嫌い」な人でも比較的手を出しやすいのです。ストライプは単色ならスーツでも活用するアイテム。それだけに柄物の中でもドレス感があり、過剰な派手さがない部類です。
もちろんまだまだストライプ人気も高く、トレンド的にも全盛ですが・・・徐々にストライプからチェックに移行しているのが2018年秋冬からの話。今年はチェックをどこか一点でも混ぜてあげると印象が一気に変わるはずです。縦線だけのストライプに、横線がもう一本追加で入ったチェックがトレンドになっているわけですね。
「ええー・・・チェックなんてガキっぽいの着れないよ・・・」
なんて思う人も多いかと思います。
どうしても30代以上の世代だと「チェック」と聞くとアメカジのネルシャツなどを想像してしまうもので、「中学生かキムタクじゃないと似合わない」なんて思っちゃうのではないでしょうか。
しかし「チェック」も素材やデザインや着こなし次第で子供っぽさはいくらでも消せます。「チェックだから」とカテゴリで決めつけてしまうのは少々もったいないかと思いますよ。
大人っぽくチェックを取り入れるには「ニット素材」
例えば一番簡単なのがニットです。
チェック柄も例えばスウェットやらTシャツやらとカジュアルなアイテムに入れてしまえば子供っぽくもなりますが・・・スーツのインナーでも使うようなツヤ感たっぷりのニットならばチェックも子供っぽくなりすぎません。
子供っぽさを消し去る方法の一つには「ツヤ」があります。
ツヤは大人っぽさの象徴である「スーツ」における重要要素の一つ。ツヤのあるものは大人っぽく見えやすいものです。
スーツで使うシャツはオックスフォードなどではなくツヤのあるブロードが基本です。
スーツで使う靴は擦り切れるほど磨いてツヤを出します。
ネクタイはシルクを使いツヤを重視し、スーツ本体も細糸のウールを使いツヤのあるものほど良いものとされています。
子供っぽさを消し去るには「ツヤ」をつけること。これが一番簡単です。
赤の派手めなチェック柄でも「ツヤのあるニット」ならばさほど子供っぽくは感じないはずです。
柄物に抵抗がある、チェックに抵抗があるという人もこうした選び方をすると間違いないでしょう。
また全面にチェックを出すのが苦手ならば・・・
こうしてインナーに入れてあげるのも一つです。
昨年のコートの中にチェック柄を入れてあげるだけで、ノームコア特有の地味な印象が消えさり、今年らしい印象となります。このニットは5000円ほど。インナーだけならさほど負担にもなりません。
モノトーンのクラシカルな「柄」を使う
「チェック柄自体が嫌い、シンプルなものが好き」
という人でも案外すんなり受け入れられるのが「クラシカルな柄使い」です。
「これもチェックなのか」と言われると微妙ですが・・・ヘリンボーン柄やグレンチェック柄などクラシカルな柄使いを意識してあげると案外抵抗なく受け入れられるはずです。
スーツでも使われるようなヘリンボーン・グレンチェックなどは白黒を貴重としたモノトーンのチェック柄です。アメリカンなネルシャツに使われるような赤チェックとは異なり、落ち着いた印象となります。これなら子供っぽさも出にくい。何しろスーツで使われる柄ですからね。
こうしたクラシカルな柄使いなら案外コートに選んでも問題ない。
「チェック柄のコート」なんて文章だけで書くと大半の人は「えええー!?派手じゃないの!?」と抵抗感が出るものですが、案外そうでもないでしょ??洋服の素材は千差万別、星の種類以上に無限にありますからカテゴリで区切って決めつけてしまうのは少し勿体ないんです。
「チェックのセットアップ」は完璧な補完関係!!
セットアップの回でも解説したので繰り替えしませんが、チェック柄でも「セットアップ」ならそこまで子供っぽく見えません。いくらカジュアルなチェック柄といえど、セットアップ/スーツは大人っぽさの象徴。
無地のセットアップだとシンプルすぎて今のトレンドでは着こなしが要求される、
かといってチェック柄は子供っぽすぎて抵抗がある、
この2つを上手に補完したのが「チェック柄のセットアップ」です。地味ではないけど子供っぽくもない。今のトレンドでバランス感を見事に獲得できているアイテムだと思います。
ちなみにこちら私MBとABAHOUSEさんのコラボアイテム。
10月末発売で現在予約受付中です。
ユニクロでも出来るチェック柄の上等コーディネート!!
もちろんユニクロでも「チェック柄」のトレンドを入れ込むことは可能です。
こちらは全身全てユニクロで作ったコーディネート。今週のメルマガで解説予定です。是非お見逃しなく。
以上、今年以降における「チェック柄」の重要さ、子供っぽくならない「チェック柄」の取り入れ方が理解できたかと思います。是非一枚で良いので手を出してみましょう。お金を駆け過ぎる必要もありません。着こなしで工夫することでも十分カバーできます。是非ご参考に。
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ユニクロなどのファストファッションでおしゃれをする内容はもちろん、今のトレンドやファッション情報を網羅したもの。中にはQ&Aやコーディネート診断など個別の悩みにも答えるコンテンツも用意しています。
試し読みをして気に入らなければ初月解約で全く構いません。
タダで読んで辞めたければ当月で辞めてください。全く構いません。
私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
10年以上かけて構築した論理であり絶対の自信があります。
騙されたと思って読んでください。
おかげさまで日本最大のメルマガ配信スタンド、
「まぐまぐ」様のメルマガランキングでは人気第2位となりました。(日本のメルマガの金字塔である堀江貴文さんが第3位)
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