オシャレになる前の基礎知識

【コンバースオールスターのオススメは?】色や素材や形は何を選べばいいの?ファッションの基本的な考え方となる「源流にハズレ無し」

今回はちょっと面白いお話です。

 

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「派生品」が生まれやすいファッション業界

 

「ファッション」は派生品がとても作りやすいジャンルです。

例えば「ある白いドレスシャツ」がヒットすれば、

するとブランドは翌年には単に同じアイテムをリリースするだけでなく、

「同じ形で色違いバージョン」を作るでしょう。
「ポケットやボタンなどのディティールを変化させたバージョン」も作るかもしれません。
「襟の形をスタンドカラーに変化させたバージョン」も作るかもしれません。
「ロング丈バージョン」を作るかもしれません。
「秋冬用に肉厚素材のバージョン」を作るかもしれません。

 

と、どんどんと派生品が生まれていき、
いずれそれらは陳腐化し、次のトレンドへと移り変わっていきます。

 

これはどんなハイブランドでも往々にして行っていることです。

「二番煎じ」
「二匹目のドジョウ」

…とまでは言いませんが。

売上を最大化させるために、「売れた商品の派生品」を作るのは当然のことですね。
それ自体はもちろん理解できます。

 

「オリジナル」の魅力からどんどん離れて行く「派生品」

 

しかしそした「派生品」を作って行く中で、
オリジナルの良さはどんどんと失われて行きます。

 

先ほどのシャツの例もそうですが、
初回に出たシャツに対して…

翌年の派生品は「色が違います」。
次の年の派生品は「ディティールが違います」。
その次の年の派生品は「素材が違います」。

と。
3回も繰り返せばすっかりとオリジナルとは異なる製品になってしまいます。

 

これは極端な例ではありますが、事実でもあります。

 

そもそも「素材」は毎年必ず同じ物が確保できる訳ではありません。
毎年同じ素材が作られる訳でもありませんし、
同じ素材を作ろうとしても微妙な違いが出てしまうことがほとんどです。

 

加工品であれば特に、全く同じ様に加工を行うことは困難です。
素材や加工が変われば当然色にも影響します。
「洗い加工」などが入る製品であれば、「縮率」(洗い加工でどの程度縮むか)に影響が出てしまい、
シルエットも微妙に変わってしまいます。

 

毎年の素材の出来に合わせてパターンなどを微調整できれば良いですが、
基本的に素材の生成とパターンの生成は別部署、もしくは別会社で行われることがほとんどですから、そこを完全に足並み揃えることは難しいです。

 

こうしてリピート製造を繰り返せば繰り返すほど、
オリジナルから離れていき、元々持っていた魅力は損なわれていくのです。

 

「派生品」の中にある新しい魅力

 

しかし、

「派生品は絶対ダメなのか?」

と言われれば、決してそういう話ではありません。

 

派生品を作って行く中で、新しい魅力や価値が付加され、
オリジナルとは全く別次元の素晴らしい洋服が出来上がることも多々あります。

 

例えば…

 

パリを代表するデザイナー、Jean Paul GAULTIER(ジャンポールゴルチエ)が生み出した代表的な手法「トロンプルイユ(騙し絵風)」。
このスカートは「ジャケットを裁断してリメイクしたスカート」のように見せている「騙し絵」です。遠目には実際にリメイクしたように見えますが、実はこれは柄。全て「騙し絵」です。

 

彼の弟子であるMartin Margiela(マルタンマルジェラ)はこの「騙し絵」を受け継いで、新しい息吹を起こしました。
ゴルチエの手法「トロンプルイユ」を自分のデザインの中に取り入れ、ゴルチエよりも大衆的な表現方法である「騙し絵風Tシャツ」などで一世を風靡しました。

 

後の 「maison martin margiela × H&M」などでも、
トロンプルイユ(騙し絵)風シャツなどをリリースしています。

 

ゴルチエと同じ手法ですが、Tシャツという新しいアイテムにそれを落とし込む事で、
新しい魅力、価値を付加することが出来たのです。

 

コンバースオールスターの「派生品」

 

上述の通り、
必ずしも「派生品がダメ」という訳ではありません…

…が、勿論「ダメ」なケースも大変に多いです。

 

「コンバースのオールスター」などは良い例のように思います。

大変失礼ですが、「小手先」で作っているデザインが非常に多いです。

色を足してみたり、
デザインを足してみたり、
パーツを足してみたり、
形を変えてみたり、
素材を変えてみたり…

 

コンセプトの無い工夫は「小手先」に過ぎません。
安易な発想で「完成度」は担保できません。
もちろん中には優れた派生品も存在しますが、
あまりにも無為にバリエーションを広げ過ぎなのではないでしょうか。

 

 

オリジナルには輝きがあります。
派生品の中にも優れたものはありますが、
オリジナルのオリジナルたる魅力はやはりかけがえのないものです。

 

「オーセンティック」には「オーセンティック」たる理由と魅力があるのです。
「源流」は魅力があるからこそ「源流」なのです。

 

「源流にハズレ無し」

 

「源流こそ全て」ではありませんが、
「源流にハズレ無し」とも思います。

 

困った時は、
「源流」を求めてみてください。

 

着こなしの「源流」、
デザインの「源流」、
ブランドの「源流」…

色々なものがありますが、
「オーセンティック」を知っているからこそファッションは成り立つのです。
「派生品」だけでは成り立たせることが難しいのです。

 

 

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そしてその「オーセンティック」、「源流」はこのKnowerMagで教えましょう。
メルマガ、サイト記事共に、今後もご期待ください。

 

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