スポンサーリンク
というわけで私が監修を務める漫画「服を着るならこんなふうに」最新話が更新されました。
今回は雨具の話だったので、本サイトでは「レザーケア」の補足をしておこうと思います。
「雨に濡れた革靴はどう対処すればいい?」
「革靴の日々のケアはどうすればいい?」
そんな疑問にお答えします。
別に「雨に濡れちゃダメ」というわけでもない
今年に入ってから雪の日が多いですが・・・これから春先になれば梅雨も待っています。どうしても天候が崩れると気分も暗くなるもの。大事な洋服も濡れてしまい良いとこないですね。
雨で一番困るポイントは男性にとって「靴」かもしれません。
「革靴は水に濡れちゃいけないもの」
どんなに革の手入れに疎くてもなんとなくこのくらいの認識があるはずです。濡れちゃいけない=雨の日は履いちゃいけないと思っている人も大変多い。だからこそ革靴を履いているときの急な雨などは焦ります。主人公祐介も大事な仕事用の革靴が雨に濡れてしまい台無しになったと落ち込んでますが・・・
そう、実は「革靴は水に弱い」わけでもないのです。
「水に濡れたまま放置するのがマズイ」という方がどちらかというと正しい。
もちろんずぶ濡れべちゃべちゃにして良いことはありませんが、きちんとケアしてあげればさして問題もない。怖がることもありません。
これから説明する「革靴」の話は、とっても簡単なので是非覚えてください。男性で革靴を履かない人はほとんどいないはず。誰もがスーツの時には革靴を履くし、日常のカジュアルでも愛用する人は多いでしょうから。正しい認識を持つことは重要です。
「皮」は私たちの「肌」と同じ。湿気も乾燥も嫌うもの。
まず革靴は湿気を嫌います。湿気があるまま放置してしまうとカビの温床となり、気がついたら濡れたソールのあたりから真っ青でカビだらけになっていることも・・・。湿気と有機物である革により繁殖してしまうそうですが、カビにも種類があって革の表面だけに繁殖する白カビと内部まで到達する黒カビがある様です。
もちろん「カビ取りスプレー」などのクリーナーによって取り除くこともできるのですが、まずはカビを繁殖させないようにすることが大事でしょう。湿気は簡単にカビを繁殖させてしまうので、まずは湿気をそのまま放置しないことが重要です。
また一方で革靴は乾燥も嫌います。
湿気も嫌いだし乾燥も嫌いなんてワガママな子なのですが、考えてみれば私たち自身もそうですね。私たちの肌もいわば「皮」なわけですが、肌は乾燥も湿気も嫌います。適した湿度を保たなければ美肌は保つことができません。革靴も肌と同じ有機物なわけですから、これを考えてあげてください。
あまりにも乾燥させた状態だと、それこそ私たちの肌と同じように、「ひび割れ」などが起こる原因となります。考えてみれば当たり前のことですが、乾燥し湿気が失われれば「しなやかさ」がなくなります。靴は歩行時に湾曲を繰り返しながら使用されるので適度な「しなやかさ」がなくなれば簡単に割れてしまうのです。そしてレザー表面や靴底部分にひび割れが生じてしまうと修理に出さねばなりません。
このように「湿気もダメ」「乾燥もダメ」とまずは覚えましょう。適度な湿度を保つことが重要です。
まずは防水スプレーは必須!!
いくつか簡単なケアや予防方法を書いておきます。
まずはこうした「防水スプレー」を用意しましょう。
大丈夫、そんなに高価なものじゃないです。数百円で手にはいるもので、しかも容量もそれなりにあるので、長く使えます。梅雨時期や冬の間などはこちらをこまめにかけてあげましょう。例えば「今日は雨が降るかもしれない」と思う日は朝ササッとスプレーをかけてから出勤してください。それだけである程度水を弾くようになります。しかもこうした撥水スプレーは汚れがつくことも防止してくれるので、一石二鳥です。コーヒーをこぼそうがおしっこを飛ばそうがある程度は防いでくれます。テクノロジーに感謝です。
もし濡れたら・・・湿気を逃し、乾燥を避ける!!
続いてもし雨に濡れてしまったら。その場合は上のたまきちゃんの説明の通り、靴の中に新聞紙などを詰めてあげるのが簡単です。(湿気取りのシューキーパーなどでも良いですが、手持ちで簡単なのは新聞紙です)
新聞紙は吸水性が高いので内部の湿気をグングン吸ってくれます。ただし濡れた新聞紙をそのまま入れて放置するとそれはそれでカビの原因になるので、ある程度時間が経ったら湿気を含んでいる新聞紙はササッと抜いて捨てましょう。
・ドライヤーで無理やり乾かす
・天日干しする
なども悪くはないのですが、急激な乾燥を引き起こしてひび割れの原因になる可能性があります。
「新聞紙+風通しの良い日陰保存」が最も簡単で効果があります。
実はお母さんに美容製品でもOK?
また日々のケアですが、何度か繰り替えしている通り皮は私たちの肌と同じです。私たちが乳液などで適度な水分補給をしないと「肌荒れ」をしてしまうのと同じで、靴も失った水分を補給する「ケア」が必要です。
「水分補給が必要なら水ぶっかけときゃええんやろ?」
と思うかもしれませんがそうじゃないです。水をぶっかけても乾燥する際には同時に内部の湿気も失われてしまうため逆効果です。
私たちの肌もただ水で洗っただけでは乾燥するだけでしょ?唇などはツバでうるおそうとしてなめてしまうと逆に乾燥を招いてひび割れを起こすでしょ??適度な水分を保つためには「美容乳液」や「リップクリーム」の力を借りるはずです。レザーケアもそれが必要というわけ。
そして実は言葉通り「肌と皮は同じ」なので、実は美容乳液はレザーケアにも使えたりします。レザーケアをしようにも「今は金がねえ」という人はお母さんや嫁さん、彼女さんから美容乳液を借りましょう。それでぺたりと塗り乾いた布で伸ばしてあげれば実はそれなりにOKです。
で、ちゃんとしたものを欲しいというのなら、「ラナパー」で。
本当はレザーケアも肌ケアと全く同じで・・・「汚れを落とすクレンジング」をしてから「乳液による栄養と水分補給」をする工程が必要です。そうしないと深いところまで浸透しにくいので、きちんと汚れを落としてから栄養補給しないと効率が悪いのです。
ただしそういったことを言い出すとキリがないのがスキンケア・・・じゃないやレザーケア。
ハマると1日中靴を磨くことにもなるこわーい趣味です笑。もちろんそうした趣味を持てるなら幸せですが、大半の人は「面倒臭い」と感じることでしょう。
そんなわけである程度対応できる「オールインワン」のケア用品であるラナパーがおすすめ。
TVショッピングなどでもなんどか出ている有名な商品。これ一つで栄養補給も水分補給もツヤ出しもある程度の撥水効果も期待できます。困ったらとりあえずコレだけでOK。ただし塗る前に「乾拭き」で表面の汚れやホコリをとるくらいはしましょうね。
本革・合皮どちらもメリットデメリットがあるもの
以上とても簡単ですが
・日々のケアはオールインワンでとりあえずOK
・雨の日は防水スプレーを使う
・雨に濡れたら湿気を逃し乾燥を避ける
理解できたと思います。
無論「レインブーツ」などの合皮製品などならばこうしたケアなどは一切必要ありません。
ただもちろん合皮の場合はその分、はき心地とツヤ感が犠牲になります。
どちらが良い悪いではありませんが、本革の場合を使うならこうしたケア方法を覚えておく必要があるでしょう。合皮の場合はその履き心地とツヤ感の出なさを覚悟する必要があります。どちらにもメリットデメリットがあるわけですね。
以上革靴やレザー用品のケアについてでした。
たまきちゃんの補足をさせていただきましたー。
教科書の様に読んで「おしゃれ」をマスターする唯一無二のメルマガ
毎週日曜日配信のメールマガジン「現役メンズバイヤーが伝える洋服の着こなし&コーディネート診断」では、具体的なアイテムや着こなしまで指南した内容を毎週なんと5万文字程度のボリュームで配信しています。
月540円で、雑誌などよりも遥かに具体的なファッション指示書が送られてきます。
想像してみてください。
周りの友人から「最近なんでそんなおしゃれになったの?」と言われているあなたを。洋服屋さんに入ってショップスタッフに話しかけられてもビクビク臆せず対応できるあなたを。普段なら気負う様な高級レストランでも彼女を堂々とエスコートできるあなたを。
それらが実現できるようにフルサポートするのがこのメルマガです。
ユニクロなどのファストファッションでおしゃれをする内容はもちろん、今のトレンドやファッション情報を網羅したもの。中にはQ&Aやコーディネート診断など個別の悩みにも答えるコンテンツも用意しています。
試し読みをして気に入らなければ初月解約で全く構いません。
タダで読んで辞めたければ当月で辞めてください。全く構いません。
私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
10年以上かけて構築した論理であり絶対の自信があります。
騙されたと思って読んでください。
おかげさまで日本最大のメルマガ配信スタンド、
「まぐまぐ」様のメルマガランキングでは人気第2位となりました。(日本のメルマガの金字塔である堀江貴文さんが第3位)
登録は上部メニュー「メールマガジンはこちら」から、もしくは下記リンクよりどうぞ。
スポンサーリンク