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クローゼットの中の洋服は昔より増えている!?
「昔と比べてクローゼットの中にある洋服って3倍以上に増えているんですよ。」
今日業界の方と打ち合わせとしていてそんな話を聞きました。
要するにファストファッションなどの攻勢により「客単価減・点数増」の傾向が高まってきているわけです。業界全体の売上などの話ではなく、あくまで「個人のクローゼットのある洋服の数」を考えると10年前のおよそ3倍くらいまで増えているだろうという試算があるそうな。
これは感覚的にも納得。
10年前はユニクロやファストファッションが当たり前じゃなかったし、「洋服はお金を貯めて頑張って買うもの」という意識が私自身非常に強かったです。でも今は違います。ユニクロがトレンドアイテムまで網羅するようになっています。「ジョガーパンツ」なんてトレンドフルなアイテムも今なら3000円程度で変えてしまいます。「お金がないから去年・一昨年のものを頑張って着る」という考えをしていましたが、今なら「ちょっと気に入ったら、3000円くらいならエイヤッと買っちゃう」というまさに洋服が「ファスト」なものになってきた様に思います。
これってコーディネートやスタイリングを10年以上も真剣に集めて考えてまとめて今こうして情報配信している私にしてみたら・・・「皆、着こなしのレベルが低くならないのかな?」と懸念しちゃうところなんです。
まず2,3万円とか出して洋服を買う時って
ものすごい覚悟が必要じゃないですか。
10年前の私の月収は・・・18万くらい?だったかな??18万のうちの2,3万円ってとんでもない高額な買い物なわけですよ。一度見て悩んで試着して悩んで・・・あれやこれやと家にある洋服を確認して・・・悩み尽くしてエイヤッと買うわけです。
そうして苦労して買った洋服ってやっぱり大切に着るんですよね。
いざ家に持ち帰ってコーディネートしてみて「あれ・・・?やっぱりなんかイマイチだったかも・・・」なんて思っちゃうと非常に焦るわけです。月収の何割かするような高い買い物だったのに「無駄に終わるかもしれない!!」と焦るわけです。すると家にある服でなんとかできないか!?とあれやこれやとコーディネートを試して、それがケーススタディとなり着こなしのレベルが上がり、徐々にオシャレになっていくわけです。
おそらく私みたいな「ややオッサン」な方たちはそういった「旧世代の成長構造」を辿ってオシャレになった人が多いでしょう。共感いただけると思います。
しかし今の洋服の買い物はもっとインスタントになっています。3000、4000円の洋服ももちろん高価ではありますが・・・それでも昔と比べると随分質やデザインに対して価格が著しく安くなっており、「ダメだったらまあいいや」くらいで諦められるくらいの価格水準になっているのではないかなと感じます。
実際昔購入したブランド服と今市場で売っているファストファッション服を比べてもさして遜色がないんです。もちろん全部が全部例外なく値段が著しく下がっているとは言いません。洋服は一型ごとにデザインも素材も異なるのでひとくくりで語るのは難しいですが・・・それでも概ね昔1万円くらいでブランド品として売られていたものが3000円程度でファストファッションで今並んでいるという状況は間違いなくあります。
Photo by http://oshare-mind.com/wp-content/uploads/2014/05/supimaVT03-e1400910712601.jpg
「スーピマカットソー」なんてメンズのブランドじゃ「高級品」として馴染みの深いものです。
ほんの数年前ならスーピマ素材は高級品だから、とシンプルなデザインでも1万円近くしていたブランドも多かったです。
でも今じゃユニクロで2枚900円で買えちゃう。
ブランド品と比べて形が悪いかと言われればそんなことない。むしろ日本人の体型をよく考えて作られておりビックリするくらいシルエットが綺麗です。これ未体験の方は是非手にとってみてください。個人的にはユニクロ史上に残る最高傑作だと思います。
もちろん一口に「スーピマ」と言ってもいろいろな素材があるのですが、少なくともユニクロのスーピマとパッと見でまったく変わらない素材にもかかわらず1万円くらいしていたカットソーは世のブランド品の中で山ほどありますよ。
ただこれはもちろん「ブランド品叩き」をしているわけではなくてですね。
物は数を作れば作るほど安くできるのですから、ユニクロなどのファストファッションブランドが生産背景を整えたことによる価格破壊なので、ブランドが悪いのではありません。単純に競合が成長したというだけの話です。
Photo by http://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/2/4f4b645c5ccf84f54416268d22e118e87c422dee.68.2.2.2.jpg?thum=53
例えばカシミヤ100のニットが数千円で買えたり・・・・
Photo by http://im.uniqlo.com/images/jp/pc/goods/13574100001/item/69_13574100001.jpg
例えば極上のデニムが数千円で買えたり・・・
洋服の価格破壊は著しい。
もちろん何も「ユニクロ」だけじゃなくてZARAなどもそうですが世界的な流れとして「洋服の価格破壊」は顕著です。
そしてインスタントな価格になってきた洋服ですが・・・変わったのは価格だけではないという話。その服にかける「熱量」も変わってきたように思います。1万円出して買った服と3000円出して買った服とではかける熱量が違うのですよ。
社会において商取引をする場合、対価を払ったからこそ「等価以上の交換をした」と実感したがるわけです。
「元を取らねばなるまい」とする熱量が強くなるんです。
例えば2000円のバイキングなんて行くと
皆死ぬ気で食べるでしょ?
朝食を控えめにして臨んだりしますよね。で食べ終わったあとに9割以上の人が「ふー、元とったね!」という会話をするのではないでしょうか。
洋服もこれと同じです。
「1万円」払った服には「1万円」なりの役目を求めるわけです。
格好良く見えるようにコーディネートが完成して、「あの人かっこいい!」「あの洋服素敵!」と言われるように、1万円分の満足度を得られるように、その服に役目を求めます。
であるからして購入した洋服を「どうにか活用しよう」とする熱量が生まれるわけです。
そしてこの熱量は実に価格と比例します。3000円支払った洋服には3000円の熱量しか生まれにくい。「だめかー・・・まあいいや」となりやすいわけです。
そう考えていくと着こなしの技術や蓄積が生まれにくくなっているとも言えるため、「クローゼットの中身は3倍に膨れあがったけど、”どうオシャレをしていいか分からない”ファッション難民は過去よりもさらに増えている」と考えられるわけです。
「何を買うか」ではなく「どう着るか」
私は何も「価格破壊が悪い」と言っているわけではありません。
市場において消費者は常に賢く振舞おうとします。同質の洋服が1万円と3000円で並んでいた時に「1万円を買おう!」とはなりません。そりゃ誰でもそうです。賢い買い物をすべきですしそれは疑いようがありません。
それだけ業界がブラッシュアップされているわけですから、アパレルにとっても良いことです。かつて1万円で出せていた洋服が3000円で作れるようになったのだから、ブランド側としてはそういったファストファッションと差別化するべくさらに魅力的な商品開発が求められます。こうして切磋琢磨を繰り返し業界は成長していくものです。だから「価格破壊」はまず良いことです。
個人のクローゼットの中の洋服量がかつての3倍にも膨れ上がっているという状況。
でも「着こなしに対する熱量が生まれにくいため、コーディネートがうまくならず、いつまでもオシャレになかなかなれない」そんな「服はあるけどオシャレになれない」ファッション難民が現在増えている様に思います。価格破壊が問題だとすればそこでしょうか。
繰り返しますが「かつての3倍」の洋服を皆持っているわけです。
Tシャツが欲しければ900円で買えちゃうんです。ニットが欲しければ3000円で買えちゃうんです。
昔だったらTシャツは安くてもせいぜい3000円、ニットは安くても8000円くらいしましたよ。
手頃に買えるようになりみなさんは「衣装持ち」になったわけです。10年前必死にオシャレをしていた私たち旧世代からすると羨ましい限りですね。
だから、今は皆「オシャレになれる土壌」があるんです。
昔の悩みは「洋服を買うお金がない!」でしたが、
今の悩みは「洋服をオシャレに着こなせない!」なんです。
昔より全然マシなんです。今の方が「モノはある」んですから。あとは組み合わせだけです。いかにしてオシャレになるかは実は「何を買うか」よりも「どう着るか」にあると言っても過言ではないでしょう。
いいですか、大事なところです。
「オシャレになりたいけど・・・なかなか実感できるほど自分はオシャレになれていない」そう思う人が読んでいたらこう考えてください。
あなたはもう必要なコマは揃ってます。もしくは安価で揃えることができます。
肝心なのは「何を買うか」ではなく「どう着るか」だけです。
着こなしの法則を知ればそれでOK!
考え方次第で、
着こなしの方法を知ってるか知っていないかだけで、
「オシャレが簡単に実現できる」時代になったのです。
10年前と比べて「オシャレになる土壌」はできているんです。
「モノは手に入る」状況になった。でも今度は「モノを活用する方法」が手に入らないわけです。
「モノはあるけど分からない」状況です。
「モノがないし分からない」状況だった10年前と比べて格段に恵まれた状況になっています。
「wear」や「インスタグラム」などのアプリの使用者が爆発的に拡大しているのもそれら背景を反映してのことです。
皆「モノはあるけど、使い方が知りたい」状態なんです。
ファッションに「説明書」が渇望されている時代です。
まとめますが・・・
「ファッションは難しい」
「お金がかかるもの」
「一から始めるのは大変」
なんて思わなくて大丈夫です。
ちょっとのお金とちょっとの時間で、毎日着る洋服が激変するのです。
「ちょっとのお金」と書きましたが、誰でも必ず服は買いますよね?どんな形であれ。
どうせ同じように洋服を買うなら「オシャレになる組み立て方」ができた方が良いに決まっています。
今までと使うお金の総量は変わりません。ただ単に「着こなしの正解、定理」といった知識を入れてもらうだけです。
オシャレは誰でも簡単に、テキストを読むだけできるのです。
そう言い切る理由は上の通り。あなたはすでにオシャレになるために必要な洋服を手にいれる、もしくは容易に手に入れられるのです。
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