オシャレの秘伝

ユニクロのスニーカーは買ってはいけない?30代以上の男性は特に「ドレス寄りのカジュアルアイテム」を意識せよ!

 

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ついにユニクロが靴部門に再参入してきました。
本日はユニクロの靴を見ながら、
氾濫するスニーカー市場の中で、「一体どのスニーカーを選ぶのが正解なのか」を解説していきます。

 

またユニクロのスニーカーの評価に関しては
「日刊SPA」上でも記事を書いておりますので
そちらも是非参考にしてください。

 

※参考記事 「徹底比較[ユニクロ VS 無印良品]スニーカー、履くならこっち!(日刊SPA)」

 

ユニクロ4年ぶりのスニーカーリリース!!

 

4年の沈黙を破り満を持してユニクロが靴事業に再参入となりました。

 

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※Photo by uniqlo.com

 

以前はユニクロもレディースを中心にブーツなど、強化したラインナップで靴事業を展開していましたが、
思うような売上は作れず「服にリソースを集中する」ということで一時撤退。
今回実に4年ぶり、久しぶりのリリースでマスメディアも注目しています。

 

ユニクロ再参入の背景には昨今のスニーカーブームが挙げられます。

 

「ノームコア」などの「ベーシックスタイルブーム」も相まって、
男女問わずスニーカーの愛用者が増加中。
NIKE、adidas、NewBalanceとスニーカーブランドは軒並み絶好調。
それに付随して販売側であるABCマートなどの小売店舗も好調と、
スニーカーに携わる会社にとっては2014、2015年は右肩上がりの年度となっています。

 

※参考記事 「ノームコアとは何か?」

 

 

無印良品はユニクロよりも先駆けてスニーカーを作り続けており、
どのお店も完売続出と好調子が伺えます。

 

それら既に絶好調なブランドと比べると、
出遅れ感はありますが・・・ユニクロも満を持してスニーカーをリリースしてきたわけです。

 

リリースした型は「紐アリ」「紐ナシ」の2タイプ。
特に「紐ナシ」タイプはVANSなどでおなじみ「スリッポン」タイプです。
スニーカーブームとなればいつの時代も必ずこの「スリッポン」タイプは人気が出ており、
ある意味「ハズレようがないテッパンアイテム」です。

 

それだけに他ブランドと被ることも多く、
一体どの部分でユニクロで購入する理由、訴求ポイントを作るかにかかっているわけですが。

 

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・・・既に日刊SPA上にて「徹底比較[ユニクロ VS 無印良品]スニーカー、履くならこっち!」という記事を
掲載させて頂いておりますので、細かい検証や比較はそちらをご覧いただければと思うのですが・・・。

 

※参考記事 「徹底比較[ユニクロ VS 無印良品]スニーカー、履くならこっち!(日刊SPA)」

 

端的に言えば、「品質は良いが形はイマイチ」というのが正直なところです。

 

良いところから言いましょう。
品質は素晴らしいです。

 

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傷みやすい履き口部分にはレザーを貼ってあり、
補強の役目を果たします。
「細かいなー」と思うかもしれませんが、この部分、本当にダメになりやすい箇所です。
「長く愛用する」という観点から考えればポイントは高いです。

 

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驚くべきはクッション性の高いウレタンインソールを装備していること。
このおかげで、2000円代の格安スニーカーながら驚異的な歩き心地の良さを誇ります。

インソールも「お飾り」的なものではなく、肉厚のインソールで、しっかりとクッション性が確立されています。
履いて歩いてみれば納得。1万円台のスポーツスニーカーの様な快適な歩行感です。

 

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ぶ厚いソールに頑丈なステッチング。
ソールとアッパーが剥がれてしまう心配はないでしょう。
同じ2000円台の無印良品にはこの仕様はありません。
いかにユニクロが品質に対して気をくばっているかが分かります。

 

品質重視な人には断然オススメです。

 

 

ユニクロのスニーカーの良いところ悪いところ?

 

一方で他ブランドと比べて見劣りを感じる部分。
それは「シルエット」です。

 

フォルムはボテっと太めのもの。
ソールはぶ厚く、野暮ったいものです。

 

「それがスニーカーの良いところじゃないか!」と思うかもしれません。
もちろん「野暮ったいスニーカーをドレスアイテムと合わせてバランスをとる」というのは、
KnowerMagで何度も語っているメンズファッションの最重要ポイント
「ドレスとカジュアルのバランス」に繋がります。

 

※参考記事 メンズファッションで気を配るべき一つの答えとは?

 

野暮ったいカジュアルアイテムだけでコーディネートを構築すると、
それは「リラックスウェア」になります。
スウェットパーカーにダメージデニムにスニーカーでは、
そのあたりを歩いている小学生と同じスタイルです。
「おしゃれ」とは到底思われないでしょう。

 

かといったドレスライクなアイテムだけでコーディネートを構築すると、
それは「スーツ」や「パーティースタイル」になります。街着ではありません。
テーラードジャケットにスラックスに革靴では、
いかに大人っぽくスラッと見えても、出勤するサラリーマンと同化してしまいます。
「おしゃれ」とは到底思われないでしょう。

 

この2つの相反する要素。
「ドレス」と「カジュアル」を上手に織り交ぜたものが「街着」でのおしゃれです。

リラックスもしすぎない、カッチリもしすぎない。
この緊張と緩和の配合こそが、「街着」において、

「あの人おしゃれだな」
「大人っぽくて素敵だ」

と思われる要因なのです。

 

 

また、日本はカジュアル市場です。
アメリカの影響を受けて、カジュアル品ばかりが市場には目立ちます。
デニム、スウェット、スニーカー、チェックシャツ・・・
リラックスしたアメリカンカジュアルアイテムが非常に多いのです。

 

なのでドレス寄りのスタイルがなかなかしにくい状況になっています。

 

また、日本人は西洋人と比べ幼顔であり、体型もそう恵まれていません。(私含め)
そのため、カジュアル服が西洋人と比べて、一層子供っぽく見える特質があります。

 

市場がカジュアル寄り。
体型や顔がそもそも子供っぽく見える。

・・・よって日本人はドレス寄りにスタイルを構築した方が、
街を歩いていておしゃれに見られやすいのです。

 

 

さて、スニーカーに戻りましょう。
そんなわけで、「ドレスとカジュアルのバランス」を「ややドレス寄り」に
作るのがメンズファッションで簡単におしゃれに見せる肝なワケですが。

 

上述のユニクロスニーカーの様な「カジュアルすぎるスニーカー」でバランスをとるよりも、

「ややドレスライクなスニーカー」でバランスをとった方が合わせやすいのです。

 

もちろん「カジュアルすぎるスニーカー」「野暮ったい形のスニーカー」をあえて選んで、
綺麗なスタイルの「大胆なカジュアル要素」として使うのはアリです。

・・・しかし、「合わせやすさ」という面においては
「やや大人っぽい雰囲気のスニーカー」に軍配が上がります。
あれやこれやと考えなくても、それなりにドレス寄りになるわけですから。

 

 

・・・そういった意味で、ユニクロと無印良品、2つの同じデザインのスニーカーを比べると、
明らかに無印良品の方が大人っぽいです。

 

Photo2

 

左がユニクロ、右が無印良品です。
一見同じ様に見えますが、細かく考証しています。
下記記事を是非参考にしてみてください。

 

※参考記事 「徹底比較[ユニクロ VS 無印良品]スニーカー、履くならこっち!(日刊SPA)」

 

 

オシャレになるには「ドレスとカジュアル」を意識する

 

「スリッポン」と言えばデザインは大きくは一つです。
無印もユニクロも変わりません。VANSも同じです。

 

しかし実際履いてみると違いは確かに分かります。
「おしゃれに詳しいからだよ」と思うかもしれませんが、
試しに2つを履き比べてみてください。

 

イオンモールならば概ね、ユニクロも無印もテナントに入っています。
履き比べれば誰でも分かるレベルです。
大人っぽく感じるのは無印良品、
子供っぽく感じるのはユニクロでしょう。

 

 

手っ取り早く「使いやすくオシャレなアイテムを揃えたい」と思ったら、
「スリッポンだなー」と大まかなデザインだけを見るのではなく

「細部」を見て、「少しドレス寄りなアイテム」を集めることです。

 

例えばプリントTシャツでも、
色数がたくさんある派手なものを選ばず、
モノトーンで抑えられたシンプルなものを選ぶとか。

 

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※Photo by uniqlo.com

 

こういった何色もプリントが入っているものではなく・・・

 

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※Photo by uniqlo.com

 

こんな色数を抑えたシックなものを選ぶとか・・・。
(例えがユニクロで恐縮ですが)

 
 

デニムパンツも加工がたくさん入ったものではなく、
シンプルな加工無しのものを選ぶとか。

 

そういった「カジュアルアイテムだけど、大人っぽい要素が入ったもの」
を選ぶことで随分スタイルは洗練されます。

 

 

全年齢に共通して言えることではありますが、
とりわけ30代以上の大人な男性はここを注意して物選びをすると良いでしょう。

 

30代以上の男性ですと、
「品質の良さ」などを「オシャレの担保」として取り違えてしまうこともあります。

 

多くの洋服屋さんでもこうした「錯誤」が生まれています。
オンラインストアなどを見てもそれは顕著です。

「この服は希少な〜〜性のコットンを使っているのでオシャレです」
「この服は完全防水性で機能的、プロ登山家も使っているのでオシャレです。」
「この鞄は取り出しやすさ抜群、そのスマートさがオシャレです。」

などなど。
別に機能も品質も良いに越したことはありません。大歓迎です。

しかしそれがいつの間にか「質がオシャレを担保する」と錯誤してしまうことも多々有ります。

 

すると自然に、高価な物を求めていく様になり、
「質の高いものでなければオシャレにならない」と考えてしまう様にも。
・・・冗談みたいな話ですが、本質を見失って品質「だけ」を追いかける人はそう少なくありません。

 

品質を見ることは楽しいことですが、
カタログスペックでオシャレができるのならば、それほど楽なことはありません。
お金持ちは必ずオシャレか?そんなことはないはずです。

 

安くても手頃な値段でもオシャレは出来るのです。
品質は気にしなくてもオシャレは出来るのです。

 

では何を気にすれば良いのか?
何を考えればオシャレになれるのか?
それは「ドレスとカジュアルのバランス」です。

 

カジュアルなアイテムでも少しのドレス感があれば、
使いやすく、サマになりやすいアイテムとなり得ます。

 

ファッションは複合的であり、難しく複雑に感じるかもしれませんが。
実はそう難しくないのです。
まずは「ドレスとカジュアルのバランス」を意識する。
「意識する」だけでも随分と変わります。
是非お試しください。

 

スニーカー選びもこれを参考にすると良いでしょう。
ユニクロのスニーカーも品質が良く素晴らしいアイテムですが、
使いやすさで言えば無印に軍配が上がります。

 

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