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「50代なんですがアローズに買い物に行っても良いのでしょうか?」
「年相応じゃない店に行くと店員さんの目が気になってしょうがありません。。。」
などなど。今回は「対象年齢」などを気にして自由にショッピングが楽しめない人に必読の内容です。
ブランドにはターゲット層が存在する
もちろんブランドやショップは「万人に受け入れられるように」と考えて設定するのが基本ですが、そうは言っても「コアターゲット」と呼ばれる概念があります。「コアターゲット」とは国語辞典的な意味を述べると、「販売対象のうち、特に積極的に売り込みたいと考える性別・年齢・地域などの区分」となります。
マーケティング的にはこの「コアターゲット」の生活スタイルを探ることなどを行います。例えばコアターゲットが「30代男性」などボケた想像ではなく、なるべく具体化します。結婚しているかどうか?趣味は何か?どこに住んでいるか?どこで買い物をするのか?どんな仕事をしているのか?休日は誰とどんなところで遊ぶのか?普段目にするWEBサイトは?雑誌は?・・・などなど。
「ペルソナマーケティング」などとも呼びますが、コアターゲットの生活や行動志向などを徹底的に把握します。それに基づいた広告戦略や商品開発やイベント企画などを検討実践するわけですね。
蛇足ではありますが、このペルソナマーケティング、多くの事例がある非常にポピュラーな手法です。会社で実践しているという方も多いでしょう。これでもかと具体化するのもポイントです。例えば「寝るときはパジャマかジャージか」「平日の昼食は吉野家かすき家か」などリサーチも含めて徹底的に具体化しコアターゲットの行動パターンや志向をトレースするのがポイントです。
で、無論ブランドなどはこれらを意識してコアターゲットに対して明確な打ち出しを行っています。それは内装だったり、ファサードだったり、商品開発だったり、広告展開だったり。目に見えてすぐに伝わる部分はもちろんですが、出店場所、店内BGM、接客態度、スタッフの採用基準などまで意識しているところも少なくありません。
これまた蛇足ですが、同じブランドであってもお店ごとで異なるターゲットを持つ場合もあります。例えば普段10代若者向けの展開をしているブランドが、「ファミリー層が多く来店するショッピングモール」に出店する際に、自社製品の中でも落ち着いた無地ものばかりをセレクトしたり、内装をファミリー層を意識した落ち着いた木目などのデザインに変えたりなども。(その際業態の名前を変えたりも珍しくはありませんね)
WEGOやRAGEBLUEなど路面店からショッピングモールまで幅広く展開しているブランドは特にこの傾向がみられます。
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トレンドの着こなしや目に付くカラフルな洋服を打ち出した従来向けの10〜20代向けのお店造りであったり・・・
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年代層高めの来場者が多いショッピングモールなどではやや落ち着いた打ち出しを作ることも。
話が逸れましたが、いずれにせよ「ターゲット」が明確にある限り、その「コアターゲット」から外れてしまうと少し居心地の悪さ、入店のしにくさを感じてしまうかもしれません。
しかし、この「年相応」は気にしなくてOKです。
「年相応」を気にすればソンをする?
まずファッションブランドは基本的に若い人向けのものが多いです。
なぜかって?それは市場の規模が違うからです。
メンズファッションにおいて誰が10代よりも50代の方が顧客がいると判断するブランドがありますか?男性は特に年を重ねれば重ねるほどにファッションへの興味が薄れていくものです。・・・いや、だからこそ差がつけやすいので、年を重ねるほどファッションは簡単になるのでオススメなのですが。
市場規模が違うのです。10、20代の方がファッションに対して関心が高く、逆に40、50代でファッションに関心が高い人は「ほとんどいない」と言って良いくらいです。さらにいえば40、50代向けのファッションブランドやショップも存在しますがその多くが「やたら高い」です。
雑誌を見ても一目瞭然です。
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「ちょいワルオヤジ」で有名な雑誌「LEON/レオン」も・・・
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昨今何かと話題の「50,60代向けやんちゃジジイ雑誌」の「MADURO/マデュロ」も。これでもかと高価なアイテムをモデルに着せて、きわめつけにマセラティに乗せて、紹介してきます。
そうです、「年配の方がおしゃれをする=お金持ち」という方程式で動きがちなのです。市場規模が小さくなれば当然、客数が少なくなるわけですから企業は客単価を上げる工夫にシフトします。
「数打ちゃ当たる」戦法から、「一点集中」戦法に移るわけですね。
いいですか?なので、「年相応」を意識すればするほど、おしゃれはしにくくなります。だって市場で打ち出されているものは「年相応」だとするとそれなりにお金をかけなければならなくなるのですから。一枚4万円のニットとか普通の暮らしをしていればおいそれと買うことは出来ないでしょう。
しかしですね、ハッキリ言って洋服のテイストに、とりわけメンズファッションに、「年相応」なんてそこまで関係ありません。
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10〜20代向けのブランド「RAGEBLUE」の商品ですが、これを40代のオジサマが着ても悪いわけがありません。無地のカットソーに年相応もクソもありません。ブランドのネームタグがたまたま「RAGEBLUE」なだけです。ネームタグが「五大陸」だったら抵抗なく買えるでしょう?「年相応」の感覚なんてそんなものです。
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こちらに至っては10代向けのブランド「WEGO」のもの。シンプルな黒パンツを誰が穿いたっていいじゃないですか。
タグでも見ない限り誰にも分かりません。
トレンドライクなデザインや、派手な配色などであればまた別ですが、シンプルなものであれば全く問題ありません。「年相応」など気にする必要がありません。
また上述の通り「市場規模」は若年層向けの方が大きく、かつ「数打ちゃ当たれ」戦法ですから、当然高年齢層向けのブランドと比較しても安く買える良品が出てきやすいのです。
つまり「年相応」なんて無視した方が得なのです。
「そうは言ってもお店に入りにくいよ・・・」
と思うかもしれませんが、いくらマーケティングを丁寧に実践していても、例えばショッピングモールに出店しているお店であれば実に様々な客層が来店します。もちろんブランドや作り方によってある程度の来店客層は絞られますが・・・それでもコアターゲット層以外の客が全く来ないわけではありません。
私は10代向けのショップの運営マネジメントなども手掛けていましたが、10代向けショップでも50代60代のお客様が来店されることもあれば、お買い上げも普通にありました。もちろん数は少ないですが、それに対して店員達が気にとめることはありません。イオンモールなどの大規模ショッピングモールであれば特に。
なので「客なのだから」と堂々と入店してやれば良いのです。それでも嫌なのであれば通販を活用しましょう。今は通販はほとんどが返品対応してくれています。「返品の際の送料はお客様負担」なんてお店もありますが、送料なんて倉庫がやたら遠くなければ今や数百円程度のものでしょう。であれば買い物に行く送料やランチ代よりも手頃ではないですか。「ショッピングに行って色々試着したけど買うものがなかった」状態と同じ様なもの。・・・であれば通販で良いのです。試着のつもりで通販で注文すれば良いのです。
さらに細かいことをいえばファッションブランドの多くが自社が定めるターゲット層よりも、実際の購入客層の年代が若干高くなることが多いです。10代後半向けに作った製品が実は20代前半に売れていたり。20代後半向けに作った製品が実は30代にウケていたり。数々のブランドを見てきましたが、コレ結構当てはまるブランド多いです。
30代を過ぎると「年相応」という言葉に少しずつ敏感になってきて、40代になるとそれが毒のようにじわりじわりと効いてきます。「自分はこんなに若作りしちゃいけないんじゃないか」「自分なんかがおしゃれをしちゃイカンのじゃないか」「服よりも仕事しろよとか思われているんじゃないだろうか」などなど自問自答を繰り返して結局おしゃれをやめてしまったり。
しかしそうではありません。「年相応」など気にしなくて良いのです。特に無地や地味なデザインが多いメンズにおいては。そして「おしゃれ」はとても簡単に「自信」につながるものです。おしゃれをして自分が格好良い!と思えれば、自然と街を歩く時に背筋が伸びます。人と会話をする時にも明るく堂々と話せます。中身を磨くことよりも余程簡単ですぐに実践できるものです。
そんな簡単で素晴らしい「おしゃれ」を「年相応」で諦めるのは勿体ナイ。気にせずガンガン楽しめば良いのです。楽しむほどに、人生の助けとなるでしょう。おしゃれは「たかが洋服」の話なのですが、上述のような日常生活のわずかなプラスをとても簡単に与えてくれるものなのですから。
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タダで読んで辞めたければ当月で辞めてください。全く構いません。
私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
10年以上かけて構築した論理であり絶対の自信があります。
騙されたと思って読んでください。
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