オシャレの秘伝

ノーカラー(襟なし)とレギュラーカラー(襟あり)で印象はどう変わるのか?

 

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ユニクロのシャツ、ラインナップ多過ぎ問題

 

ユニクロのシャツのラインナップを見ていて・・・

「沢山ありすぎてどれ選べば良いのか分かんねえ」

と思ったことは私だけじゃないはず。

 

もちろん「チェック柄」と「無地」とか、「ブルー」と「ホワイト」とか、そういった類の「パッと見で明確に分かる違い」は判断できますよ。

「チェックだと子供っぽいから、30すぎた俺は無地の方が良いかなー」とか
「オールシーズン使える定番でホワイトが良いのかな」とか
そうした判断はおしゃれに興味のない人であっても、なんとなく判断はつくものです。

 

しかし何より分かりにくくしているのは「襟」の存在。

例えばユニクロの白シャツでも・・・

 

レギュラーカラーとは?


Photo by http://im.uniqlo.com/images/jp/pc/goods/401812/item/00_401812.jpg

こうした一般的、ごく普通の「レギュラーカラー」がまずあります。
「カラー」とは英単語の「Color(色)」ではなく「Collar(襟)」
のことです。そこに「regular(規則的な)」ですから直訳すれば「レギュラーカラー=普通の襟」といったところでしょう。
よく見かける最もシンプルな、何の装飾もない襟のこと。
お手持ちのスーツ用のシャツなども「レギュラーカラー」ではないでしょうか?

 

ボタンダウンカラーとは?


Photo by http://im.uniqlo.com/images/jp/pc/goods/404397/item/00_404397.jpg

またこちらもよく見かける「ボタンダウンカラー」
1900年代、馬に乗るポロ競技において「風で襟がバタバタと邪魔になる」という理由から生まれた「ボタンダウン」。風で襟が「あがる」わけですから「ボタンでダウン(下ろしたままにさせる)」させるわけですね。
ポロはイギリスの伝統競技ですが襟の形が崩れにくいという理由から面倒くさがりなアメリカ人に好まれ、今ではアメリカンカジュアルの定番デザインとなっています。

ボタンがついた装飾がある分「かしこまったスーツには不向きである」とされていますが、現代ではその感覚も薄れてきておりビジネスシーンでも余程カタイ職業じゃない限り許される傾向にあります。

 

ノーカラーとは?


Photo by http://im.uniqlo.com/images/jp/pc/goods/406427/item/00_406427.jpg

そしてこちらはそもそもあるはずの襟がない「ノーカラー」
近年急速に広がっている「ノーカラー」、多くのブランドが襟のないノーカラーシャツを手がけています。

 

「たかだか襟の一部分でこんなにバリエーション作りやがって、分かりにくいんだよ。」

と思うでしょうし、「たかが襟の一部分」ですから商品一覧で見る限りほとんど違いは確認できません。
「同じ素材で襟だけ違うバージョン」の商品がユニクロには山ほどあり、「そこまで多様なニーズに応える必要あんのかよ??」とツッコミたくなる人も多いはず。

 

しかししかし・・・実はこの「たかが襟」が存外に大きな印象の差を作るもの。

今回は「襟なし」と「襟あり」の印象差を画像で確認しながら、その印象差の理屈を紐解いてみましょう。

 

ノーカラーはシャツだけじゃなく、ジャケットやコートにも

 

まず「襟」について。
上記では「シャツ」を話の例として使いましたが、実は「襟でバリエーションを作る」のはシャツだけでなくジャケットやコートなども同じです。

 


Photo by http://cdn.wimg.jp/item/27696771/9f8e892f47e7a/20171220024405511_500.jpg

例えば本来こうしたロングコートには何かしらの「襟」がついていますが・・・

 

こうした襟なしの「ノーカラーロングコート」も存在します。「ノーカラーコート」とかZOZOなどを眺めているとよくこの字面をみかけますね、近年は特に多いです。
「”ノーカラー”って”色がない”ってことか・・・?」と最初は誰でも勘違いしますが、綴り違いですね。「色」ではなく「襟」です。

 

また本来なら襟があるはずの「ジャケット」も・・・

 

こうした襟なしの「ノーカラージャケット」が存在します。

シャツを例に挙げてしまいましたが、実は他のアイテムカテゴリでも「ノーカラー」は多数存在します。

 

通販では気にならない「襟」の存在・・・でも現実では印象はまるで違う??

 

「たかが襟のこと、別にどれでも関係なかろう。」

そう思うでしょうし、通販などの商品一覧では実際大した違いを感じとることはできません。
しかし実際にお店で試着すると誰でも簡単に理解できます。「襟あり」と「襟なし」を比べると印象は「劇的に違う」は言い過ぎにしても・・・「かなり違う」くらいなら誰もが納得できるでしょう。

 

なぜ通販の画像では大した差がないのに、

現実世界の試着では「かなり違う」と感じるのか?

それは私たちが三次元に生きているからです。二次元の平面であればくまなく・まんべんなく視線が行き届くため「襟」などというわずかな面積の違いはさして気にもとめません。

しかし三次元であり立体的な私たちの世界では紙や画面のようにまんべんなく視線が行き届くわけではありません。立体であるがゆえに必ず「目立つ部分」と「目立たない部分」の両方が存在するのです。

 

「写真うつりが悪い」なども同じですね。立体である現実においては多少格好悪い部分があっても目立たないところならば目に止まらないものですが、まんべんなく視線が届く平面だと誤魔化しが効きにくい。普段は目立たないはずの「悪い部分」が急に目に止まるようになり、結果「写真うつりが悪い」となるわけです。

 

例えばモデル撮影の現場を見たことのある人なら誰でも理解できるでしょう。
モデル撮影は「モデルが着替えて、カメラの前に立ち、シャッターを切って、はい終わり」ではありません。

1枚シャッターを切るたびにスタイリストは「はいりまーす!」とスタッフに声がけモデルに近寄り、洋服の崩れなどを直します。それも「そんなとこどうでもいいだろ?」と思えるようなわずかな「ズレ」や「ヨレ」を直すもの。同じくヘアメイクさんも、シャッターを切るたびにわずかな髪の乱れを直しにかかります。平面だからこそ粗が目立ってしまうもの、だからこそファッション雑誌の撮影は1カットにかかる時間が素人のそれとは何倍も異なるのです。

 

今日は宝島社の撮影だよ #MB #suitselect #suit #mensfashion #welch

MBさん(@mb_knowermag)がシェアした投稿 –

 

だから雑誌の撮影はとにかく時間がかかる。
何枚もシャッターを切って、粗のない写真を探します。

「良く見せたい」というのが一番の理由ではあるのですが、実はそもそも「現実世界」と比べると「平面世界」の方が視線のごまかしがきかないため分が悪いのです。だからこそファッション誌の撮影は何時間もかけて数カットを撮るなどをするわけです。

 

人間の脳は「顔認識」を優先させる傾向にある

 

話を戻しましょう。
写真などの平面世界では全体に目が届くため「襟」などたかが一部分に過ぎません。だから通販の商品一覧を見ても「なんで同じようなもの作ってんだ?」と疑問を抱くでしょう。

しかし現実世界では実は「襟」は視線が集まる部分であり、相対的な重要度が高いのです。
先ほど「モデル撮影」の例をあげましたが、平面では全てに均一に視線が届くため、際立って「襟」が目立つこともない。レギュラーカラーとボタンダウンカラーなどでも違いが分かりにくいため・・・「あえて襟の周りに手をあてたり」して平面でもなるべく視線を集める努力をするわけです。

 

現実世界では「襟」は何より「顔の近く」にある部分です。

説明せずとも想像できると思いますが「顔まわりはとにかく目立ちます」
人間の脳は「顔」に注目が集まるように出来ているからです。

 

昔「人面犬」とか「人面岩」とか「人面魚」とか話題になったことがあったでしょ?
(20代の人は分からないかな・・・?)

犬の模様や、魚の柄が「人間の目と鼻と口」に見えてしまい、「人面犬」「人面魚」に見えるというもの。

 


Photo by https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/38/Martian_face_viking.jpg/260px-Martian_face_viking.jpg

有名な「火星の人面岩」もそうですね。
人の顔に見えてしまうため「人工物なのではないか?」なんてオカルト好きな方達が騒ぎ立てたものです。

 

ところがこれは人間の原始的な生態によるもの。
人間は相手の感情や行動を読み取る時に表情を見て判断しようとする習性があるのです。

また瞬時にそれが判断できるように脳は「目と鼻と口っぽいもの」を顔として認識するように出来ています。(シミュラクラ現象と呼びます)それが人面岩などの正体です。

 

また人間はそもそも単独行動で生きるのでなく、集団で生きる組織的な動物です。だからこそ普段の生活においても仲間を見つけやすくしておく必要があり、そうした生態だからこそ「目と鼻と口っぽいもの」には錯視が働くとも言われています。

 

つまり私たちは「顔」を認識しようとする脳の働きが備わっており、そもそも「顔」を見る習性があるのです。

だからこそ「顔まわり」は目立ちやすく、ファッションの印象論においては極めて重要なポジションにあるのです。

 

「襟なし」と「襟あり」の違いを観察する

 

そうした印象の重要ポイントだからこそ「襟のわずかな差」に需要があるのです。
「襟がある状態」と「襟がない状態」では、通販などの平面では理解できない「大きな差」が存在するのです。

 

では襟がある状態とない状態ではどのような違いが生まれるのでしょうか?

 

「ジャケット」と「ノーカラージャケット」の比較です。
先ほども書いた通り「平面では違いが分かりにくい」のですが、それでもなんとなくは理解できるでしょう。

「ノーカラー」の方がややリラックスしたくだけた印象に感じませんか??

 

コートも同様です。襟があるものとないものだと、
ノーカラーの方がリラックスしたラフな印象となり、
襟がある方がややカッチリとしたドレスライクな印象となります。

 

そもそも実は「襟」とは礼服やドレス、ビジネススーツなどで使われる仕様であり、
「襟のない状態」はスウェットやTシャツなどリラックスウェア、カジュアルウェアなどで使われる仕様です。

この差が「なんとなくリラックスした印象」「なんとなくカッチリとした印象」を形成しています。

 

襟のあるorないの大きな印象差はここにあります。

襟がある状態=ドレスライクでカッチリとした印象

襟がない状態=カジュアルライクでリラックスした印象

となるのです。
これを覚えておくとモノ選びに大変便利です。

 

「モノ選び」や「コーディネート」に、本理論をどのように活用すれば良いか?

「便利です」と書きましたが、具体的には例えばこんな風に。

手持ちのものでも良いし、お店で試着しても良いですが「襟のある黒シャツ」を羽織ってみてください。
襟のある黒シャツはどうしても「キザ」で「キメた」印象になりがちです。
ホストさんなど夜のお仕事のイメージも強く、どうしても嫌味な印象を受けがちです。「黒シャツを嫌味なくバランスよく着用する」のはおしゃれ初心者からすると思う以上に難しいもの。

 

しかし襟のないシャツだとこんな風にナチュラルなリラックスした雰囲気になります。

こんな風に「キメすぎ」になりがちな、コートやジャケットやシャツなどを「少しリラックスした雰囲気にする」のがノーカラーの役割です。

 

例えばジャケットとスラックスと革靴を合わせてしまうとどうしても「仕事帰り」のような「キメた印象」が生まれがちですが、「ノーカラー」にすると案外その印象は緩和されるものです。

 

もちろん「襟さえなければ、なんでもOK」とかそういう意味ではありませんが、
ちょっとキメすぎなスタイル・・・例えばセットアップに革靴などの際は「ノーカラーを選んであげる」のも一つ考え方として正しいでしょう。

 

こんな風に理屈を武器として持っておくと、モノ選びやコーディネートに指針が生まれ、おしゃれがパズルのような感覚になっていきます。
おしゃれはセンスで作るものではなく、論理的に印象を作ることができるものです。

 

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