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ZOZOスーツを使って適合サイズを選んでもらった
というわけでZOZOスーツ試して見ました。
上記記事の通りですが4回(内2回はアプリが落ちて失敗)も計測を試して身体を測って頂きました。
1~2cm程度の誤差が出るのはまあ百歩譲って目を瞑るとして(洋服における1~2cmは誤差の範疇じゃないのですが)、完全に正確でないにしてもこれで目安ができました。
さっそくこれで何かアイテムを注文してみましょう。
え・・・??
実はZOZOスーツの計測数値がアカウントに反映されるとこんな風に普段の買い物にも「これがあなたのサイズです」と表示される様になります。これは初心者にとっては凄く便利かもしれない。以前の記事でも書きましたが「大して洋服に興味のない初心者が、わざわざ計測の手間をかけてまで注文するか」という難題はさておき。一度計測すればこんな風にサイズの案内が出るのは分かりやすい。便利です。
しかし私はここで大変なことに気がついてしまいました。
いや何言ってんの・・・。
私はディッキーズの商品、何度も買ったことがあります。
この商品で私のジャストサイズは32インチ
じゃない。28インチです・・・。
なんとZOZOスーツの自動計測に任せると2個も上のサイズを指定されてしまいました。
え・・・これって許されるのか・・・???
いやいやそんなはずない。たまたまこのパンツが普通のディッキーズとサイズがちょっと違うんだろう。ということで・・・
私が経験則から適合サイズと思っている「28インチ」と
ZOZOが適合サイズですと主張する「32インチ」を買ってみました。
「MBの好みを選ぶAI」が搭載されてたり・・・??
そしてこれが32インチ。
ZOZOスーツで計測した結果を反映させZOZOが「これがあなたの適合サイズです」と主張するものです。
ウエストはダボダボ、垂みがいたるところに生まれて明らかに「オーバーサイズ」です。
スタジオ撮影もしてみましたが、やはりダボダボのオーバーサイズ。
もちろん「パンツをオーバーサイズで穿くスタイル」があるのは重々承知していますし、こうした着こなしが悪いとも言えません。しかしそりゃ論点がズレてるってもんだ。ZOZOスーツの役目は「ジャストサイズを手にいれることができる」というものでしょう。ZOZO側が「MBはオーバーサイズが好きだから2サイズ上にしておいてあげよう」とするのなら分かりますが、そんなAIは搭載されてないはず。
これ明らかに「ジャストサイズ」じゃなくて「オーバーサイズ」です。
こちらが私の適合サイズである28インチ。
ウエストはピッタリ。やや伸びることを考えてもこのくらいのフィット感が「ジャストサイズ」でしょう。
こんな風にジャスト、ぴったり。
28インチと32インチを比較してみよう
ちょっと32インチと28インチを比較して見ましょうか。
いかにサイズが重要か理解できますね。
オーバーサイズとジャストサイズではこんなにも印象が異なります。
何故こんなことが起きているのか??
ZOZOスーツで計測したサイズ感から「適合サイズを導き出すロジック」がどんなものか正確には分かりませんが・・・どうやらパンツであれば例えば「ウエストサイズを上回るサイズ」を自動的に選ぶ様です。
しかしここには様々な問題があります。
・前回の記事の通り、そもそもZOZOスーツは数cmの誤差がある
(1.5cmもあれば1サイズ変わります)
・生地の伸縮により実寸値よりもユルくなる時やキツくなる時がある
(イジワルしたいわけじゃないので今回は伸縮のないパンツをあえて選びました)
・「ウエストに入るサイズ」という指定の仕方をすると大概オーバーサイズになる
(細く履きたいパンツの場合は経年の伸びを意識して少しキツいものを選ぶことがほとんど
特にデニムなどの経年の変化が多い素材の場合はZOZOスーツは役に立たないはず)
今回選んだディッキーズのパンツ。私が28インチを選ぶのは「可能な限り細く合わせたい」と思うからです。そのため確かに少しウエストはキツめです。しかし経年で多少伸びることを考えてこのサイズを選びます。
100歩譲って「この体型で28インチを選ぶのは特殊だ」と考えるにしても32インチが適合ではありません。
30インチでも十分ウエストに余裕は生まれるし、ストレスなく締め付けなく穿くことができます。人をデブ扱いしやがって笑。そもそも私32インチなんてほぼ選んだことないわ!!
ただここまで書いておいてナンですが・・・
ZOZOスーツはまだまだ出たての技術です。
ここであーだこーだ文句つけるのは本意じゃありません。
アパレルはとにかく挑戦しない業界です。過去の商習慣をいつまでも引っ張っており進化なくいつまでも原始時代のビジネスを続けているのが現状です。
※参考記事
ZOZOはそこにテックの息吹を与えてくれました。ZOZO定期便だったり、送料無料だったり、ZOZOスーツだったりとありとあらゆる新しい挑戦をしてくれます。失敗もあれば成功もあるけれどそんなの当たり前。全部が全部当たることなんてあるわけもない。こうした挑戦することが業界に新しい空気を与えてくれるし、より満足度の高いサービスを生み出してくれるのです。
だから今はZOZOスーツの精度、サイズ選びのロジックが未完成なのは当然こと。ここからブラッシュアップしてより精度高く調整してくることでしょう。何よりもこうした新しい取り組みをして、アパレルに激震を与えてくれていることに感謝したいです。
ただしまだ現段階では有用なものとは言えません。
さんざ計測で手間をかけて、サイズ選びで2サイズもミスしてしまうとなると・・・よりファッション難民を増やしてしまうことに繋がるかもしれません。
今後の精度向上とロジックの修正に心から期待しておりますー。
つまりね・・・
頑張れZOZO!!
なんにも動かないで偉そうに語っている
他のクソアパレル企業に背中を見せつけてやれ!!
ってことですよ。
せっかく生み出した新しい技術、諦めることなくブラッシュアップされることを期待しております。
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