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【MB愛用スニーカーBEST3・その1】スーパースターとスーパースター80sは何が違うの??
前回の続きです。
MBが2016年愛用したスニーカーを紹介するコーナー。
第2位 Ambヌバックスニーカー
Amb/エーエムビー ヌバックスニーカー 21,600円
靴の代理店「ハイブリッジインターナショナル」が手がけるオリジナルレーベル。
ハイブリッジインターナショナルは有名どころだとイタリアの革靴ブランド「BUTTERO/ブッテロ」などを取り扱う日本代理店。代理店とは端的に説明すれば「海外ブランドの日本卸業務」。私たちが海外で売っているブランドを手に入れるためには海外へ行って直接買ってくるか、個人輸入するか、個人向けのバイヤーさんなどにお願いして買ってもらうか、、、そのいずれかですが、「代理店」は日本の販路をその会社が作って海外ブランドをお店で買える様にする業務。
ブッテロはイタリアのブランドですが、タグ表示も日本語が書いてあるし、普通に日本のセレクトショップで買えるし、修理もわざわざ自分で現地に送ったりやりとりしたりする必要もない・・・こうしたことが実現できるのは日本代理店「ハイブリッジインターナショナル」のおかげというわけです。
代理店はあらゆるブランドを見ており、また取り扱うブランドの生産背景やノウハウにも当然触れるわけです。代理店のオリジナルレーベルはある意味「ファクトリーブランド」の様でもありますね。
NIKEやadidasは不当に安い!?
Photo by http://www.bridgetech.co.jp/DSC01795s30.jpg
「ファクトリーブランド」とは高級ブランドの下請け工場が手がけるオリジナルブランドのこと。高級ブランドを普段作っている下請け工場が「ブランド品の様な先鋭デザインはできないけど、物の良いシンプルなものなら」と作っているものが所謂ファクトリーブランド。高級ブランドと同品質で、デザインはデザイナー不在でシンプルであるもののその分値段は安くなる(当然ブランドからでればそのブランドが利益を乗せるわけですから)。「コスパの良い良品を」と思うならファクトリーブランドを意識するのは良いことです。(もちろん当たり外れがありますが。デザインがあさっての方向に向いているものもあるし。)
「良質なブランド品に触れて、それを参考にしながら手頃でオリジナルを作る」
この構造はファクトリーブランドも代理店のオリジナルブランドも似ていますね。このAmbはまさにそんなイメージ。
NIKEやadidasなどのせいで「スニーカーはどんなに高品質でもせいぜい1万円くらいのもの」というイメージがありますがk実はとんでもない話。実際に靴を作ろうと思って動くと理解できますが、NIKEのスニーカーをそのまま自分たちで作ろうとすれば「定価3万円」なんてとんでもない値付けじゃないと利益が出ない・・・なんて構造に気がつきます。
Photo by https://pbs.twimg.com/profile_images/767816797827452928/TgIRijjA.jpg
何故NIKEやadidasは値段が安いか。それは巨大な生産背景を持っているからです。
世界中でNIKEを知らない人はいないんじゃないか?というくらいどの国に行っても見かけます。それほどに数をこなしており、その分単価に跳ね返っているわけですね。「スニーカー=1万円そこそこ」というイメージはありますが実はそれはNIKEやadidasがとてつもなく洗練された巨大な生産背景を持っているからこそ成り立つわけで・・・普通のブランドが小ロットで同程度のものを作れば倍以上の定価となるのです。「値段=素材そのものの純粋な価値」と認識している人は多いと思いますが(いわゆる「原価信仰」もこれにあたるのかな?)、実は値段とは生産数量によって流動的になるものであり、1万円のものは全て等しい程度の素材を使っているとは限らないのです。そういう意味ではNIKEやadidasは「不当に安い」わけですね。
だからアパレルブランドの靴などを見て欲しいのです。
アパレルブランドのショップで靴を見ると「うそでしょ!?」ってくらい高いのがあります。
3万円4万円するものも珍しくない。それは別にアパレルブランドが「ぼったくり」というわけではなく、どちらかというと「不当な安さ」に慣れすぎているせい・・・とも言えるかもしれません。
さて話を戻します。
このAmbはそんな大手ナショナルシューズブランドでもないわけで巨大なロットを抱えているわけでもありません。ですから当然少し値段はします。NIKEなども十分高級品の部類だと思いますが、Ambは安いものでも15000円程度くらいから。この第2位のヌバックスニーカーも2万円ほどします。NIKEだと特殊なラインでないと2万円超えるものはそうそうありません。超高級の部類でしょう。
しかしそれでも他の・・・例えば上の例で言うところの「一般アパレルブランドの靴」などと比べれば随分安い方です。新宿伊勢丹などに行くとアパレルブランドのシューズはたくさん置いてありますが、どれもスニーカーで3万超えなど当たり前。Ambは質の良いヌバック(革を起毛させたスエード調の素材)を使った裏まで革張りの履き心地良い高級仕様で2万円ですから、かなり「良心的」な方ではあります。高いは高いですが。
それと「靴」と「服」は少し毛色が違います。
これは前回も話したことですが、服は2年ペースで買い換える人も多いでしょうが、靴は5,6年使う人も多いはずです。
Photo by https://www.fit-webshop.jp/cms/cmsUpfile/item/14/1499063811_img_1_b.jpg?1338840405
私自身中学生の時に購入したコンバースオールスターをだましだましではありますが・・・10年使いました。靴は修理もできるし、磨けるし、最近のスニーカーソールは優秀で革靴よりも随分減りも遅いです。きちんと大事に使えば長持ちするものです。それにメンズファッションはレディースと違って靴にさしてバリエーションがありません。スタンダードで良品を揃えておけばある程度のファッショントレンドには対応できます。
Trickersのブーツは150年以上愛されていますし、コンバースオールスターは今年で100周年です。
服は多少変わるところもありますが、靴は案外「変わらない」ものも多いのです。
それに前回同様「靴は身につけるものの中で最も目立つ小物」でもあります。ここに少しのお金を投資して、服はファストファッションでいい、という選択は実は論理的です。目立つところほどお金をかけて、ごまかせるところは着こなしでカバーする・・・お金は無尽蔵にあるものではありませんから誰しも「コスパ」を考えるでしょう。おしゃれに対してはこれが賢いと3年前からメルマガではリコメンドしています。
服はファストファッションでも対応できるように着こなし法を指南して、靴は「特に革靴はなるべく3万円は覚悟してほしい」と昔からお伝えしています。
「靴は目立つ箇所」ここをもう少し深く言及するならば、「目立つところだからこそ多少の差別化を臨みたい」ところでもありますよね。もちろんスタンダードなNIKEの靴でも十二分ですが、ちょっと投資して良い靴を買うのも時にはアリでしょう。もちろん「靴は”必ず”高いものを」と言っているわけではありません。「一足くらい差がつく高級靴を持っておくのも良いんじゃない?」という話です。いつもNIKEでもいいですが、ちょっと頑張って少し高いAmbというのも悪い選択肢じゃないはずです。
Photo by http://www.gossip-net.com/upload/save_image/product/xl/08281445_57c27a7c6f069.jpg
このAmbのスニーカー。一見するとadidas「スタンスミス」の様でもありますが、フォルムの細さ、質の良いツヤのあるヌバック、無駄な切り替えのないデザインなど「40代以上の大人が履いても子供っぽくみえないドレス感」がそこかしこに含まれています。革靴ライクな素材使い、革靴ライクなフォルムの細さ、革靴ライクなデザインのシンプルさ。
NIKEでも15000円くらいするものもあるでしょう。もうちょっと出して良いものを長く・・・というのも時には良いでしょう。私はスニーカーは個人的に「NIKE派」ではありますが(最近adidasに浮気中)、たまにこんなのも。Ambは本当に2016年履きまくりました。
こんな感じに。2016年愛用スニーカー第2位はAmbのスニーカーでした。
ちなみにこのモデル、革を変えて色々なバリエーションで作ってます。ヌバックレザーだけじゃなくて、ツヤ感の強いガラスレザー(少し履き心地悪い)だったり、型押しのパイソンだったり。。。気になる人は是非色々調べてみてください。
第2位だけで話が終わってしまった。
次回は最後第1位を紹介します。まあ紹介しなくても分かる人も多いか・・・。
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私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
10年以上かけて構築した論理であり絶対の自信があります。
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