シューズ編

ファッション初心者が最初に買うべき革靴「パドローネ・ダービープレーントゥ」「GU」「HARUTA・スポックシューズ」

 

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「ジェーンスー生活は踊る」放送アーカイブ聴けます!!

 

1月23日にTBSラジオ「ジェーンスー生活は踊る」にて靴のお話をさせていただきました。
そこで「おすすめの革靴を松竹梅形式で語る」ことをやらせていただいたのですが・・・ここではその内容をいまいちど補足します。

 

初心者がまず一足目にどんな革靴を買えば良いのか?

今回は具体的なブランド名・商品名まで交えてお届けします。

 

高くても良い靴が欲しいなら!!28000円のPADRONE/パドローネ

 

 

PADRONE パドローネ
DERBY PLAIN TOE SHOES 28,000円(税抜き)

 

過去にはコムデギャルソンの靴のOEM生産なども手がけていたファクトリーブランド。
シンプルデザインと極上素材ですが、いわゆる「工場直売」
の様なもので価格は控えめ。

 

「30000円の革靴」と聞くと普通の人は「高いなあ・・・」と思うでしょうが、この革質/作り/使いやすいデザインで同価格帯は並ぶものがありません。「嘘でしょ?」と思うかもしれませんが本当に。5万円くらいまで進むとそれなりにありますが、税抜き3万円を切る価格なら比較に値するブランドは存在しません。

 

もちろん革質だけで言えば他にもあると言えばありますが、細身フォルムすぎてビジネス感があり「仕事用の靴を街着でも使っているんだ」と思われるものだったり・・・もしくは形が良くても革質が酷かったりと・・・「総合点」でパドローネを上回るブランドはないでしょう。あるのなら是非教えていただきたい。私はアシスタントと一時期「パドローネに並ぶもの」を探しましたが、総合点と価格という意味では、どこを探してもありませんでした。

 

実際売上もこれを証明しており、近年パドローネは爆発的な人気。生産が追いつかないほど売れています。新宿伊勢丹の靴コーナーでは展開型数はそこまで多くないのにトップクラスの売上を誇っているとのこと。
(私が聞いた時は1番売れている、とのことでした)

 

 

革靴はドレスライクな印象を与えてくれるアイテム。
Tシャツにデニムなどのカジュアルスタイルでも足元にツヤ感のある革靴を持ってくるだけで印象は激変します。

 

「おしゃれは足元から」なんて言葉は昔からありますが、あれは真実。
なにせ足元は視線がピタリと止まる先端部分ですから目立ちやすく目につきやすいのです。
全身カジュアルなスタイルであっても足元の目立つ位置に「ツヤのある革靴」があるだけで、一気に大人な印象が生まれるもの。ファッション初心者ほど早めに革靴を手に入れて欲しい、とメルマガを配信しはじめた5年前から主張していますが、その理由がこれです。いとも簡単に大人っぽくおしゃれな印象を与えてくれるから。騙されたと思って是非一足取り入れて欲しい。

 

しかし革靴は下手に選ぶと「仕事帰り?」とも言われかねません。

ある程度リテラシーのある方は「仕事帰りに見られないようなコーディネート」なども作れるでしょうが、初心者としては不安なもの。そこで最初に選ぶ革靴は「大人っぽくドレスライクだけれど、仕事用っぽくはみえないもの」が適しています。

 

 

そこでパドローネです。

ドレスライクなツヤ感のある革靴ですが、つま先部分はやや丸みがあり「ワークブーツ」風。

 


Photo by http://img.u-note.me/note/uploadimage/1438926378350.jpg

 

こんな風に先が細いドレス用スーツ用の革靴とは似て非なる形ですね。これは決して複雑な話ではなく「パッと見」で理解できることでしょう。

 


Photo by https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/71hVJHU5EaL._UY395_.jpg

 

ただし難しいのが「丸っこすぎてもいけない」ということ。こんな風にワーク感が全開の丸っこすぎるフォルムではどうしてもカジュアルな印象が強すぎて「大人っぽい印象」は消し飛んでしまいます。

なんどもなんども語っている通り「ドレスとカジュアルのバランス」が大事なわけですが、「ドレスならそれで良い」というわけでもありません。いくらドレスとカジュアルのバランスがとれていても「仕事帰り??」「仕事用の靴を流用しているのかな?」
と思われたらおしゃれであっても少しマイナスイメージ。できれば「おしゃれ用の革靴なんだ」「街着用のおしゃれ靴なんだ」と思われたいでしょう。そこでつま先でそれを表現するのであれば「適度にシャープ、適度に丸っこい」形状が求められるわけです。
(もちろん「つま先」だけでなくちょっとしたデザインを入れるなどでも「街着用」に見せることはできますが)

 

 

ワーク風の丸っこいデザインといっても革質はドレスそのもの。
ツヤ感が強く銀面の美しい風合い。またレザーは履き込むと馴染んできて足にフィットするのも嬉しいですね。自分の足の形に合わせて少しずつ変形してくれるので徐々に歩き心地も良くなっていきます。

 

 

ソールもドレスライクなツルッとしたレザーソール。レザーソールは足なじみが良く歩き心地は良いですが、若干水に弱いのが難点。濡れたらきちんと乾かしてあげることが重要です。

 

またこのままだと雪道などでは「ツルッ」と滑ってしまうので、裏にはゴム素材を貼る加工もできます。だいたい「ミスターミニット」などの合い鍵屋さんで請け負ってくれます。デパートや百貨店には必ず1店舗入っていますね。たまに地下鉄の駅の中でも見かけます。

 

ゴムを貼ってすべりにくくするには大体2000円くらいかな。モノにもよりますが。一度貼ってしまえば水にも強くなりすべりにくくなる。見た目はゴムになるのでちょいと劣りますが、まあ「靴の裏なんざ気にならないよ」という人の方が多いでしょう。

 

 

そして革靴は実は修理も可能。

ソールを丸ごと取り替えたり、傷がついたらマニキュアなどで直したりすることも可能です。
靴のお直しやさんに持っていくとまるで新品のように生まれ変わることもあります。レザー素材だけにケアして大事に使えばながーく愛用できるのが嬉しいです。

 

 

ちなみにコレが着用画像です。

 

とにかく安くて良いものが欲しいなら、コスパ最強のGU!!2,490円

 

 

GU ダービーシューズ 2,490円(税抜き)

 

驚愕の価格。「コスパ」という意味ではこれ以上ない靴でしょう。
安かろう悪かろうと思いきや・・・そうでもないのがデザイナーズブランドを取り扱っていたものとしては実に悔しい。今では私の周りのアパレル知人も「GU革靴」を愛用している人もちらほらいます。

「ちょうど靴が壊れちゃって、急遽買ったんだ。急場凌ぎと思ったけど案外良かったから最近よく使っている。」

 

といったのは私の昔の上司、敏腕バイヤー。
20年以上も洋服を見てきた人でも「あれ?これでいいじゃん」と思わせてしまうパワーがあります。本当に悔しい!!

 

 

この価格ですからもちろん合皮です。ただし合皮といっても今のフェイクレザーはかなりリアル。触ってもほとんど気付かないくらいリアルな風合いです。

 

ただし表革はまだ少々テカりに偽物っぽさがある(今年のモデルはそれでもかなりリアルですが・・・)。
この裏革・・・スエード素材ならば私はパッと見なら「本革」と騙される自信があります。

 

 

スエードの場合はツヤ感が表革ほど強くありません。そのためそこまで過剰にドレス感が目立つことがない。

 

例えば「ちょっとキメすぎかな?」と思う時、「そこまで格好つけたスタイルをしたくない」そんなTPOの時には、特に良いでしょう。スニーカー以上の大人っぽさはありますが、表革のツヤツヤがない分それよりはラフな印象がある。
そんな風に理解するとコーディネートもしやすいはずです。ご参考に。

 

 

また合皮の場合ははき心地は、ハッキリ言ってイマイチです。
なにせ足に馴染みにくいので、レザーと違いやわらかく変質したりはしません。もちろんある程度馴染みますが、基本的に素材は硬いまま。長時間歩いていると少し疲れます。靴擦れも比較的起こりやすい。

ただその分本革と違いメンテナンスフリー
というメリットも。
本革の場合ツヤをキープするためにオイルを塗ったり、水に濡れたら乾かしたりと何かと忙しいですが、合皮の場合は化学繊維ですから基本何もしなくても良い。何もしなくても良いというか、正確には何もできない。オイルを塗っても染み込むはずもないので。初心者にしてはこれはうれしいポイントでもあるかも。面倒くさくなく手軽に革靴のエッセンスを楽しめるわけですから。水に濡れても気にしなくていい、耐久性は高い。

 

 

もう一つデメリットがあるとすれば「履きジワ」
。本革と比べて合皮は履きジワに若干の違和感があります。・・・といってもさほど気になるレベルではありませんが。

合皮だと天然皮革特有のナチュラルなシワ感は出ません。

 

 

こういったヌメッとした自然なシワ感は生まれず・・・

 

 

何か布が裏地と剥離したような妙なシワが出ます。ただ繰り返しますが、さほど目立つものでもないし、黒であればこうしたシワ感は遠目には潰れて見えて気になるものではありません。細かく見るような靴マニアならいざ知らず、普通の方であれば別にどうということもないでしょう。この場合それよりも価格のメリットが勝る気がします。

 

スタンダードではないけれど。少し意匠を凝らした大人な革靴が欲しいなら!ハルタ8000円!

 

 

HARUTA/ハルタ
スポックシューズ 8,000円(税抜き)

 

本革でこの値段は安すぎる。
学生靴でおなじみのHARUTAが最初に作った靴「スポックシューズ」です。

 

本来お医者様が履くようなドクターシューズとして作られたもの。名前の「スポック」は「スポッと履けるクック(靴のこと)」が由来。60年前に最初に作られただけにネーミングセンスもどこかレトロです笑。

 

 

学生靴を大量に作っているだけに優れた生産背景があるのでしょう。格安ですがレザーの質感はなかなかのもの。ツヤ感がある表情は高級履と変わりません。8000円でこれだけの風格があるものは他にない。

 

 

細身のドレスライクな靴ですが、特徴的なデザインだけに「仕事用」とは見られないのも嬉しい。
先ほどパドローネの項目で「丸っこいトゥでビジネスライクに見えないように」などと書きましたが・・・こちらはデザインそのものが明らかに仕事用じゃない、けれどシルエットはドレスライクに細い、というアプローチ。ドレスライクな靴でも気兼ねなく街着として使えます。

 

 

パーカーにデニムで合わせてもこんな風に大人っぽくおしゃれに見える。これが8000円というのだからなんども言いますが驚きです。

 

 

 

ソールは接着剤でつけているタイプで脆そう・・・特にこの特殊な形状部分が剥がれてくるのでは・・・?と思うもののもう何年も使ってますが、全くダメにならない。ホント良い出来なんですこの靴。

 

形状的に歩いているうちに「スポッ」と脱げてしまいそうですが、サイズ選びさえ間違えなければフィット感はそれなりにあります。少なくとも私は歩いていて「スポッ」と脱げた経験はありません。

 

ただこの靴「サイズ選び」が大変難しい。
かなり大きく作られているので注意です。私は普段26.5~27cmくらいですがこのスポックシューズは25.5cm。1cmくらい落としてみた方が良いでしょう。通販で買う人は返品覚悟で頼みましょう。

 

 

以上。初心者が最初に買うべき革靴松竹梅でした。

 

・「高くても長く使える完璧な良品が欲しい!」→PADRONE/パドローネ

・「とりあえずそれなりにカッコ良く見えるコスパ良い革靴がほしい」→GU

・「安くてカッコ良い大人なドレスシューズが欲しい(ただし安く!)」→HARUTA/ハルタ

 

そんな風に松竹梅を選んではどうでしょうか。
是非ご参考に。

 

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