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まだまだ夏の暑さが続く中、半袖の着こなしに飽きてきている方も多いことでしょう。
今回は半袖の着こなしに変化をつけてくれるアイテム2点をご紹介します。
ユニクロのニットベストの魅力とは?
UNIQLO
オーバーサイズクルーネックベスト 1,990円
UNIQLO
オーバーサイズVネックベスト 1,990円
今回ご紹介するのはこちらの2つ。ニットベストは印象を変えるのにとても便利なアイテムです。
真夏には厳しいかもしれませんが、晩夏や秋にかけて長く使えるのがニットベストのいいところ。ただ、ニットベストをどう着こなせばいいのかわからない方も多いでしょう。パッと見は公務員の方がシャツの上に着ていたり、高校生が制服の上から着ていたりする印象が強いアイテムですよね。
ニットベストはこのように白Tシャツの上から重ねるだけで一気に印象が変わります。
なぜニットベストでおしゃれになるのか。
その理由の一つ目は、アイテム数が増えるからです。
夏のスタイルは、上半身1点・下半身1点で済ませる「ワンツーコーデ」が基本です。これだと最低限度の枚数でしかコーディネートが組めません。
いくらスタイリッシュでバランスの良い着こなしをしていても、地味な印象があるとそこに気をとられてしまう。だからアイテム数が少ない夏のコーディネートでは、どうしても地味な印象が勝ってしまい、おしゃれかどうかの判断は後回しになってしまいます。
例えば夏の定番である、白Tシャツに黒パンツの着こなし。この場合、白Tシャツはカジュアルで黒パンツはドレス。つまりドレスとカジュアルのバランスは合っているのでおしゃれに見えるはずですが・・・アイテム数が少ないため、地味な印象が邪魔をしておしゃれだと感じにくくなってしまうわけです。
では、暑い時期の着こなしはどうすればおしゃれになるのか。
まだ暑いので何か羽織るわけにも、マフラーやストールをするわけにもいかない。
そんなときは帽子やメガネ、アクセサリーなどの装飾品でアイテム数を稼ぐのが、夏のおしゃれのキーポイントなわけです。
もちろんシンプルに白Tシャツと黒パンツの着こなしでもおしゃれにはなれますが、それだけだと70点程度のおしゃれしか狙えないのも事実。
かといってプリントがたくさん入ったアイテムや、色ムラのあるデニムを合わせると子どもっぽくなってしまう。
大人っぽさを維持したまま地味ではない印象をクリアするというのは、実は意外と難しいことなのです。
夏場に街中のおしゃれな人を見てみてください。
必ずメガネや帽子、時計やアクセサリーなどの装飾品をつけているはず。そうしてアイテム数を増やすことがとても大切です。
地味な印象とアイテム数は反比例の関係にあります。
アイテム数が減るほど地味な印象は加速し、アイテム数が増えるほど地味な印象が消えていく。
夏場はワンツーコーデでシンプルになりがちなので、常に地味な印象との戦いです。そしてニットベストは袖がないため、 Tシャツに重ねても夏場の着こなしとして違和感がないというわけ。
プラス1点を大きな面積のアイテムで追加できるので、シンプルな着こなしでも地味な印象がなくなる。
ニットベストを着たときにおしゃれに見えるのは、アイテム数が増えて地味な印象が消えるからというのが理由の一つです。
ニットベストでおしゃれになる二つめの理由は、カジュアルな印象がほどよく抑えられるから。
先程「ニットベストを見たら、公務員や学生が着るようなイメージが浮かぶ」と言いましたよね。このイメージ通りニット素材のベストは、シャツやスーツライクなスタイルの上に重ねるものです。つまりニットベストは、ややドレスライクで大人っぽい印象を持っているということ。
ただユニクロのニットベストはミドルゲージです。ニットの種類にはローゲージ、ミドルゲージ、ハイゲージと3種類ありますが、スーツで主に使われるのはハイゲージで細い糸が使われていて、凹凸が少なく上品な印象に。そしてローゲージになるほど糸の太さが太く、凹凸が目立ちカジュアルな印象が出てきます。
ローゲージまでいくとカジュアルすぎる、けれどハイゲージだと装飾性をあまり感じず地味な印象になってしまう。そのためユニクロのニットベストではミドルゲージを選んで、適度にドレスライクな印象と程よい装飾性を表現しています。
暑い時期の着こなしは、白いTシャツに色落ちしたジーンズや、プリントTシャツに短パンなどどうしてもカジュアルな印象が加速してしまいがち。
かといって夏場にスラックスやシャツを着るのはどうしても暑苦しい。
そこで夏の差別化アイテムとして大人っぽく見えるニットベストをチョイスするのがおすすめです。
ニットベストはドレスライクなアイテムなので、これをTシャツと短パンスタイルに合わせることで大人っぽくおしゃれに見えます。
ニットベストは様々なブランドで販売されているので、わざわざユニクロで買う必要はありませんが・・・ただユニクロのニットベストは出来が良い。
素材は綿60%アクリル40%。ニットは化学繊維を混ぜると当然安っぽくなりがちなのですが、このアイテムは上質なコットンニットと言われても疑わないくらい質が良いです。アクリルのチープなキラキラ感や化繊の風合いが殆ど感じられず、天然繊維に近いので高級感があります。首元にラインが入っているチルデンベストの方も、質の良いツルッとしたニット素材なので、装飾が入ってもあまり安っぽく見えないのがユニクロのニットベストの良いところです。
あとサイズ感もすごく頑張っています。
最近のTシャツは誰もが感じているように、オーバーサイズのものが多い。
オーバーショルダーで肩の線が少し下に落ちたようなシルエットがトレンドライクでかっこいいとされています。
そんな肩が落ちているオーバーサイズのTシャツにジャストサイズのニットベストを合わせると、隙間ができて肩のラインがおかしくなってしまうんですね。Tシャツの肩は落ちているのに、ニットベストの肩はジャストで内側に食い込んでいると、妙に肩幅があるように見えてしまうわけ。
だからニットベストを作るときに難しいのは肩のラインだと個人的には思っています。
オーバーショルダーのTシャツに違和感なくニットベストを合わせるには、ある程度肩の広さがあるニットベストでないと難しいのです。
この肩幅を綺麗に実現しているニットベストは、意外に探すとないんですよ。
「ニットベストなら何でもいいんだな」と思い、ネットでいつものサイズを購入すると、Tシャツを重ねたとき、いかつい肩になりかねないわけです。
なのでニットベストを探すときは、オーバーショルダーなTシャツの肩に違和感なく沿うような、肩が広めのものを見つける必要があります。
こうしたショルダーのバランスや素材感、値段など諸々含めて考えてみても、ニットベストを着たことがない方はユニクロのものを選ぶのがおすすめです。
もちろん他のブランドで良いアイテムはたくさんあると思いますし、私もお店に寄って良いニットベストを見つけることもありますが・・・1,990円でこれだけの完成度を保っているアイテムは探してもあまりないと思うので、まずはこの辺から手を出してもOKです。
ニットベスト2型の着こなしはこんな風に
短パンにTシャツというベタなスタイルにニットベストを重ねています。
もしこの着こなしにニットベストがないと・・・ちょっと物足りないでしょう。
プラス1点でアイテム数を増やし、地味な印象をなくす。そして大人っぽいドレスライクな印象をニットベストで足すという理屈はお分かり頂けると思います。
では「ニットベストなら何でもいいのか」というと、実はポイントがあります。
ニットベストを合わせるときはコーディネートの中で色を拾うということを覚えておいてください。
ニットベストはそもそもコーディネートに必要のない、完全装飾アイテムなわけです。
防寒性が大して変わらないものをあえて着ているということは、やや嘘臭く感じてしまうし浮いてしまうことが多い。
こうした装飾だけを目的とした不必要なアイテムを使うときは、コーディネートになるべくなじませるようにしないと違和感が発生してしまうのです。
ではどうやってコーディネートになじませるかというと、一番簡単な方法は境界線をぼかすこと。
例えばこちらのコーディネートは、白いTシャツに短パンにニットベストの3点を全て同系色で合わせています。
遠くから見ると、ショートパンツとニットベストの境界線がはっきりとは分からないくらい近い色合わせをしている。このようにニットベストをコーディネートのどこかの色と合わせることで、違和感を抑えられるのです。
機能的には大して意味のないアイテムだからこそ、コーディネートになじませることが非常に大事。
そのためにニットベストの色をコーディネートで拾ってあげます。
このとき、ニットベストと全く同じ色にする必要はありません。例えばニットベストがベージュの場合は、必ずしも同じベージュを選ぶ必要はなく、ブラウンや白などベージュに近い色を他のアイテムで拾えばOK。
要するになるべく近い色で拾ってあげるというイメージですね。
もちろん全く違う色で合わせても上手くコーディネートする方法はありますが・・・ニットベスト初心者がなるべく違和感なく着こなすには、色を拾うというやり方が一番簡単でわかりやすく実践して失敗がない方法だと思います。まずはこの方法を試してみてください。
こちらではネイビーのチルデンベストに白のTシャツと黒のパンツを合わせています。このニットベストはよく見るとネイビーですが、遠目で見ると黒に近いでしょう。
なので黒を同系色とみなし、ニットベストとパンツの境界線をぼかす。そうするとパンツとニットベストが一体化して見えるので浮くことがないというわけです。
機能的に意味がないものをなるべくなじませるという考え方は、実はメンズ特有のもの。
レディースは元々洋服に装飾の意味が強いんですね。
太古の昔から女性が洋服を着る理由というのは、自分をきらびやかにして美しく見せるため。
だから女性はピアスやブレスレット、ネックレスなど、機能的には必要のない装飾品をたくさん身に着けていても嘘くさく感じないわけです。
しかしメンズの場合は、レディースと同じ感覚でアクセサリーをつけていると「何か嫌味ったらしいな」という印象になってしまう。
これは男女でファッションに対する考え方が違うから起こるわけですね。
メンズのファッションというのは、自分を美しく見せるための装飾性という点では当てはまっていない。それよりもなるべく自然でかっこよくみせることが必要なのです。
私が語っているドレスとカジュアルのバランスという論理は、基本的にメンズ・レディースとも共通するものですが・・・ただまったく同じだと、ジェンダーの差が出なくなってしまう。
男女のファッションのジェンダーの差がどこかというと、女性は装飾性、男性は自然な印象、
この2つが洋服において男女の印象を分けているポイントなわけです。
そういうわけで男性は女性と同じように装飾品をガツガツつけていると、ちょっと嫌味ったらしく見えてしまう。なのでいかに自然に装飾品をまとうかという考え方が存在します。
そうした考え方から、ニットベストを着るときもなじませることを念頭に置かないと安っぽく見えてしまうわけですね。
この辺すごく難しいところではあるのですが・・・メルマガでは詳しく解説しているので興味があればぜひ読んでみてください。
ともかくニットベストを初めて着る方は、色を拾ってコーディネートになじませることをまず試してみましょう。
今回はユニクロのニットベストをご紹介しました。
秋冬のユニクロは他のブランドが太刀打ちできないくらい良いものが揃っているので、ぜひ店頭やオンラインでチェックしてみると良いと思います。
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ユニクロなどのファストファッションでおしゃれをする内容はもちろん、今のトレンドやファッション情報を網羅したもの。中にはQ&Aやコーディネート診断など個別の悩みにも答えるコンテンツも用意しています。
試し読みをして気に入らなければ初月解約で全く構いません。
タダで読んで辞めたければ当月で辞めてください。全く構いません。
私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
10年以上かけて構築した論理であり絶対の自信があります。
騙されたと思って読んでください。
おかげさまで日本最大のメルマガ配信スタンド、
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