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今回は全身ユニクロコーディネートベスト5をお届け。
様々なコーディネートを撮影していますが、その中でも最近撮った中で気に入った着こなし5型を解説しつつご紹介していきます。

 

ジャケパンスタイルに季節感をプラス

 

 

UNIQLO
コンフォートジャケット　5,990円
ドライカラークルーネックT　590円
EZYアンクルパンツ　2,990円

 

第5位はこちらのジャケットに白パンを合わせたクラシカルなスタイル。
春夏の時期にダークカラーのジャケットを着ると、重苦しい印象になってしまい困ってしまいませんか。さらにどうしてもメンズファッションでは、パンツ類にも濃い色を選んでしまいがち。そうなると上下黒で季節感のないスタイルになってしまう・・・そんなときに役立つのが白パンです。
白パンをプラスすると、ジャケットの重苦しい印象も春夏らしくなり、他の人とはちょっと違う垢抜けた印象に変えられます。
 

ただし白というのは、膨張色で横に膨らんで見えてしまう色。
膨張と収縮というのは色で表現されるものですが、白というのはこの世にある色の中で最も明るい色なため、最も太く見えてしまいます。

そして太く見えると、横の線が強調されて短足に見えてしまうのです。
なので白パンを穿くときは、なるべくスタイリッシュに脚長に見えるよう工夫が必要です。

 

 

どういう工夫をするかというと、例えばパンツとインナーの色を合わせてあげる。
すると上半身と下半身の境界線がわかりづらくなり、腰や足がどこから始まっているかわかりづらくなるため結果的に脚長に見えるわけです。
隠したりぼかしたりすると、人間というのはその隠された部分を自分の理想形で保管する性質があります。歯科助手さんがマスクをしていると美人に見えるのと全く同じ理屈ですね。
 

マスクで隠れている口や鼻の部分を我々が勝手に想像し、理想的な鼻や口の形に当てはめるから美人に感じるわけです。
それと全く同じように、腰の位置を隠してあげることで、相手が脳の中で理想的な腰の位置を補完してくれる。そうなると結果的に脚が長く見えるというわけ。
 

このように白パンを穿くときは、なるべく脚長に見せるためにインナーとパンツの色、もしくはパンツと靴の色を合わせるとスタイリッシュで脚長なスタイルに見えるのでぜひ試してみてください。
ちなみに足元も白パンと黒靴を合わせると色の差が激しすぎるため、白パンには黒靴ではなく茶色や少し明るめの色を選ぶのがおすすめです。
この着こなしでも茶靴を選んでおり、なるべくパンツとの色差が出ないようにすることで脚長に見せています。
 

このようにするとジャケット、Tシャツ、スラックスと全てユニクロでも、まるでセレクトショップで全身揃えたような大人っぽくスタイリッシュな着こなしが可能です。
 

ユニクロで魅せるストリートラグジュアリー

 

 

UNIQLO
エクストラファインコットンブロードチェックシャツ(ボタンダウン・長袖)　1,990円
EZYアンクルパンツ　2,990円

NIKE
エアフォース1　11,000円

MB
MBバケットハット　6,000円

 

 

続いて第4位。先程とは一気に印象が変わってストリートスタイルです。
最近ではストリートラグジュアリーが世界のトレンドになっているわけですが、ユニクロでもそれを再現できます。
チェックシャツに黒のパンツ、エアフォース1のスニーカーという非常に分かりやすいストリートスタイル。90年代裏原を経験してきた私の世代からすると本当に見慣れたスタイルですが、その頃とは違うところがあります。
今のトレンドにおいてストリートスタイルをどのようにおしゃれに見せるかというと、大人っぽさをプラスすることがとても大切です。
 

まずこの着こなしで使っているユニクロのチェックシャツは、エクストラファインコットンブロードというスーツに使われるようなユニクロが誇る最上級の生地を使っています。
超長綿という世界の綿生産量のうち数パーセントしか取れない超希少素材を100%使っており、なめらかですごく綺麗なツヤ感が出ます。
なので今風のストリートラグジュアリースタイルを作りたいなら、綺麗な光沢のある素材のチェックシャツを選び、カジュアルだけれど素材でドレスライクにするというバランスを取らなければいけません。
 

 

チェックシャツにエアフォース1という非常にカジュアルなスタイルだけれど、ツルッとした光沢感のある素材のチェックシャツなのでドレスライクな印象がある。そしてパンツもEZYアンクルパンツというドレスライクなスラックスを使っています。
このようにスニーカー以外はややドレスライクにまとめてあるため、ストリートライクでもそれほど子どもっぽくならないのがこのスタイルの特徴です。
 

最初に紹介したクラシカルなスタイルに比べると随分印象は変わりますが、ユニクロでこれだけ振り幅をつけたおしゃれなコーディネートができる。
ユニクロというのはスタンダードで良い製品を作っているから、組み合わせ次第でいくらでもおしゃれができます。
 

差別化できる肩掛けスタイル

 

 

UNIQLO
コンフォートブレザー(袖丈着丈標準)　5,990円
エアリズムUVカットクルーネックT(長袖)　1,500円
ウルトラストレッチスキニーフィットジーンズ　3,990円
 

 

第3位はこちら。第5位と同じジャケットスタイルにTシャツとデニムを合わせるという非常にシンプルなジャケパンスタイル。
おそらくおしゃれをしようと思いファッション勉強する中で、かなり最初の段階で試す着こなしだと思います。
なぜテーラードジャケットにデニムパンツを合わせるかというと、初心者がわかりやすいよう簡単に説明するなら、テーラードジャケットにスラックスを合わせるとビジネスウェアになってしまいます。そうならないよう、ジャケットにデニムを合わせるわけですね。
 

このようにドレスなアイテムにカジュアルアイテムを合わせてバランスをとるのが、ヨーロッパ人が考え出したおしゃれの概念の根本的なところ。ジャケット、スラックス、革靴という組み合わせにネクタイを締めたらかっこいいけれど、街着としてのおしゃれではない。かといってデニムパンツ、スニーカー、Tシャツにキャップを合わせたらラフで着やすいかもしれないけれど、コンビニに行くようなスタイルになってしまう。
そうではなくドレスライクな着こなしでかっちりしているけれど、どこか抜けているというドレスとカジュアルどちらも備えているというバランスの取り方をしないと、他人になかなかおしゃれだと認めてもらえないわけです。
 

 

そこでジャケットにスラックスではなく、ジャケットにデニムパンツのスタイルなわけですが、あまりにもスタンダードでありふれているため、やりたくないと思う方もいるかもしれません。
そんな方はぜひ肩掛けを試してみてください。これはストールやマフラーと同じ感覚で使っています。
秋冬は寒さも手伝ってマフラーやストールを使いますよね。そうすることで小顔効果も得られて印象もガラリと変えられる。
しかし春夏は暑くてマフラーやストールは使えない・・・そこで代わりに肩掛けを取り入れているわけです。
肩掛けはニットをバサッと肩に掛けるだけなので、防寒性が極端に高くなるわけではありません。なので春に取り入れてもそこまで違和感がない。
そのため印象をガラッと変えて小顔効果と手足を長く見せてくれるマフラーやストールの役割を肩掛けで行うのが春夏の着こなしなわけです。
 

ジャケット、白Tシャツ、デニム、革靴という誰もがやったことのあるありふれた着こなしも、肩掛けを取り入れるだけでがらっと印象が変わります。
このように肩掛け1つで着こなしの印象が変わるのがコーディネートの面白いところです。
 

色で崩す中級者向けスタイル

 

 

UNIQLO
コンフォートジャケット(袖丈着丈標準)　5,990円
オックスフォードシャツ(長袖)　2,990円

UNIQLOU
チノパンツ(完売品)

ADAM ET ROPE’
ステッチダウン製法/レザースリッポン　10,120円

 

 

いよいよ第2位。こちらも同じくジャケットスタイルです。前述のジャケットスタイルとはまた少し違い、ジャケットはネイビーカラー、シャツはサックスブルー、パンツはベージュと色味を使ったコーディネートになっています。
 

先程ジャケットにシャツにスラックスだと仕事帰りのように見られるという話をしました。
だからボトムスにはデニムを合わせようと説明したばかりなのに、「さっきと違うじゃねーか」と思うかもしれませんが・・・コーディネートというのはそれほど単純ではありません。
これはファッション中級者向けの説明になりますが、ジャケット、シャツ、スラックス、革靴でも実は普段着のおしゃれは作れます。ただし上下黒、中に白シャツ、足元を黒靴にしてしまうと本当に仕事気になってしまう。ではどこでカジュアル感をプラスするかというと、色。
色でドレスライクな印象を崩すのも一つの方法です。
 

 

この着こなしではネイビーカラーのジャケットにブルーのシャツ、ベージュのチノパンと全てのアイテムに色が入っています。そうするとかっちりしたアイテムの合わせでも少しカジュアルな印象になるのです。
色というのは、使えば使うほどカジュアルな印象になります。想像してみてほしいのですが、例えば冠婚葬祭で着る服は基本的に黒と白で構成されていますよね。つまりドレスを極めれば極めるほど、黒と白の世界になる。
対して、カジュアルで使うものには基本的に色が入っているものです。プリントTシャツや切り替えのあるスニーカーなどは色が入っていますね。
 

つまりジャケット、スラックス、シャツというドレスライクなデザインであっても、色をカジュアルにすればバランスが取れるわけです。
初心者の段階だと分かりやすいようにジャケットにはデニム、スラックスはスニーカーとお伝えしていますが・・・それが一歩進んだら、全てドレスライクなアイテムにして色を入れてあげる。そうすると初心者にはできない着こなしができます。
こんなおもしろい着こなしも全てユニクロのアイテムでできるので、ぜひ試してみてください。
 

上下黒でも地味にならないテクニックとは

 

 

UNIQLO
エアリズムUVカットクルーネックT(長袖)　1,500円
リブクルーネックセーター(長袖)　1,990円
ワイドフィットテーパードパンツ　3,990円
 

 

そして堂々の1位。全身ユニクロスタイルで個人的に一番気に入っているのがこちら。上下黒に肩掛けをしたスタイルです。
黒はすべての色を内包している色なので、どんな色とも相性が良いし汚れも目立たずトレンド性も関係ない・・・と考えるとつい黒のアイテムばかり集めてしまい、春夏でも上下黒のスタイルになってしまうこともよくありますが、それはしょうがないこと。
 

しょうがないとは言っても、上下黒だとどうしても秋冬のように重苦しく地味な印象になってしまう。
ではそれをどう解消するのかというと、小物に頼るわけです。
 

だから上下とも黒スタイルの上からちょっと明るめのニットを巻いてあげる。足元も黒ではなく茶色を入れる。そして極めつけは、首元にスカーフで柄を入れてあげる。
 

このように上下黒でも小物で色や柄を配置すると、春夏っぽさもプラスできて地味な印象も解消できます。
なぜ地味な印象が解消できるのか。まず地味な印象を消すための方法はいくつかありますが、そのうちの1つが色や柄を入れること。そしてもう1つは、アイテムの個数を増やすことも有効です。
 

アイテムの数と地味な印象というのは反比例の関係にあります。アイテム数が増えれば増えるほど派手になり、少ないほど地味になっていく。
つまり身に着けているアイテムの数を増やすほど地味な印象は解消されるわけです。
なので上下黒で地味だと感じたら、ぜひ色や柄を入れることと、アイテムを増やす工夫をしてみてください。

 

以上、全身ユニクロのベストコーディネート5つをご紹介しました。これらは小物以外全てユニクロで表現できるので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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