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重症の夏風邪を引いちゃいました・・・やっとこさ復帰。3年やってて初めてメルマガの原稿落としそうになりました。危ない危ない・・・。
さて今日はクールビズの話。
「クールビズ」で日本人は急激にダサくなった
クールビズを導入することにより、冷房の設定温度は上がったかもしれないけど日本人男性のおしゃれ度は急激に下がりました。
クールビズはファッション的には「完成形であるスーツを崩す愚行」です。
腰位置を絶妙に隠して足を長くスタイリッシュに見せてくれる「ネクタイ」を外し、
腰位置を丸わかりにしてしまうように「ジャケット」を脱がせ、
顔まわりを小さく・格式高く見せてくれる「襟」をやめさせて寝た襟の「ポロシャツ」を着させる・・・。
完成形を少しずつ崩してなんとも中途半端なスタイルにしているのがクールビズです。
本来「崩す」「ハズす」などは日常着であるカジュアルにおける概念です。何度かこのKnowerMagでも説明している通りカジュアルシーンにおいては「バランス」が重要です。キメた様に見えるドレスライクな要素と、ラフに見えるカジュアルライクな要素とを上手にバランスをとり「キメすぎでもラフすぎでもないスタイル」に成立させるのが「おしゃれ」です。
シャツにスラックスに革靴に、とキメすぎればスーツになり仕事帰りに見えるでしょう。
デニムにTシャツにスニーカーに、とラフすぎればコンビニに行くようにも見えるでしょう。
いずれも日常着において「おしゃれ」だとはなかなか評価されにくいはずです。
キメすぎでもなく、ラフすぎでもない。
嫌味すぎるわけでもなく、だらしない印象もない。
そんな「ドレスとカジュアルのバランスの最適値」を求めることがおしゃれの本分です。
そしてまさにこの「バランス」があるからこそ「崩す」という概念が生まれます。
例えばこんなセットアップスタイル。スーツですからシャツにネクタイ革靴と合わせるのがビジネス的には普通ですが、バランスを求めるが故に「崩す」行為が必要です。Tシャツにスニーカーでカジュアルに「崩す」ことでバランスが生まれているわけですね。
Photo by https://www.aoki-style.com/static/navy/_img/img_suit01.jpg
では「スーツ」はどうなのか。スーツは日常着のカジュアルとは異なりいわば「ドレス100%」の状態です。ドレス100%だからこそ「キメすぎるくらいキメた状態」こそがスーツの正解であり、そこに「崩す」という概念は存在しません。
その格好つけるべきスーツに街着の要素の様に「カジュアル感」「崩す」「ハズす」などを組み込んでしまうと、、、一気にスーツは陳腐になります。
スーツのインナーであるシャツを裾出ししてみてください。
パンツをゆるめにダボダボにしてみてください。
スーツスタイルにスニーカーを合わせてみてください。
街着ではそれは正解のはずですが「フォーマルスーツ」としてみるといかにも禁忌な行為ばかりのはずです。これは「スーツは完成型」であり、崩すべき対象ではないからです。
正解であるものをわざわざ崩しているのですからそこには野暮ったさしか生まれません。小泉純一郎さんの時代から始まったクールビズのせいで日本のビジネスマンは急激にダサくなりました。二軒目の居酒屋で酔っ払ったサラリーマンのようにネクタイをはずしてだらしなく胸元を開いて仕事をしているのですから。
「カジュアルでいい」とするならまだ良いのです。いつもの通り「街着のバランス」で着こなせば良いのですから。
しかしクールビズは「スーツをベース」にしているがため
「街着にしてはキメすぎ」
「スーツにしては野暮ったすぎ」
といったいかにも落ち着く場所のない中途半端なスタイルになっています。だから「クールビズはダサくなりがち」なんです。
クールビズの正解は「なるべく崩さない」
ではクールビズの正解は何か??
クールビズをおしゃれに過ごすにはどうしたら良いのか??
それは「なるべくキメる」ということを心がけましょう。
Photo by https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71Q2it5UPML._UX425_.jpg
多くの人が「クールビズだから」と逆にカジュアルに舵を取りがちです。
「ネクタイがないからシャツにデザインのあるものを選ばなきゃ」と思う人も多いですし、半端な量販店ほどこういったシャツをオススメしてきます。
Photo by http://ecx.images-amazon.com/images/I/412cvj6sueL.jpg
格安量販店ほど画像の様な「ネクタイ無い分、こういうデザインあった方が素敵ですよー」とおすすめしてきますが、300%断言していいですがちゃんとしたスーツ屋さんでこういった提案は絶対にありません。
なぜか多くの人は「クールビズだからなるべくカジュアルに」「ネクタイが無い分何かデザインがあった方が・・・」と考えますが、それだとますます完成形から遠ざかることとなり、スーツの魅力をどんどん削ぐことにつながります。
やるべきは逆です。
クールビズだからこそ、なるべくシンプルなもの、なるべくフォーマルなアイテム選びをすることで「崩しすぎない」様に心がけるべきなのです。
シャツは艶がありシンプルで細身のものを。
スラックスはシワ感のない綺麗なスラリとした細身のものを。(裾の長さが重要です)
スラックスや革靴はネイビーもブラウンも良いですがなるべく礼服に近いダークトーンのものを。(できれば黒)
もちろんバリエーションも必要ですから時には上の様なカジュアルなシャツを着るのも良いでしょう。ただ「デートの時」「プレゼントの時」などここぞというキメの日には、こうした「正しいクールビズ」をなるべく心がけると良いでしょう。格好よさは1.5倍に跳ね上がるはずです。是非ご参考に。
また「クールビズにおけるポロシャツの正しい選び方」などもありますが、それはまたどこか違う機会で説明しましょう・・・。
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