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おしゃれになるために「靴」をどうするか?:前編「今すぐ下半身を整えよう!」
というわけで今回は続きモノです。
長い前編の前置きを経て、今回は革靴の話。
なぜ人は茶色の革靴を選ぶのか?
というわけで前編の通り「下半身をドレスにする」という旨を学びました。
下半身といっても「パンツ」と「靴」の2要素がありますね。
パンツはどちらかというと簡単です。
スラックスや黒の細身パンツで解決しますね。
ここに関しては過去のメルマガでも散々語っており、例えば「ファストファッションマストバイ」というメルマガの人気企画があります。これは「ユニクロや無印良品やZARAなどのファストファッションでオシャレに寄与するアイテムを探し紹介し、コーディネートに使う一つ一つのアイテムまで完璧に指南する」というものです。
例えばこのあたりは直近の紹介コーディネートですね。
ファストファッションでお金をかけずとも「職場で一番おしゃれ」「クラスで一番おしゃれ」「友達の中で一番おしゃれ」など各コミュニティの中でトップをとるくらいなら簡単に実現できます。
パンツの指南が知りたい人は是非メルマガに目を通してみてください。
細かい「このアイテムがオススメ!」のようなアイテム指南まで記載されていますので。
では「靴」はどうするか?
もちろんドレスライクにすることが肝要なのですから、「革靴」を早い段階で持っておくのが吉です。
例えば革靴と黒の細身パンツを持っていれば
あなたのワードローブの中でくすぶっているパーカーやチェックシャツなどはいくらでも生まれ変わることができます。このあたり前編をご参考に。
ではどんな革靴が良いのか?
Photo by http://img05.shop-pro.jp/PA01017/522/product/16083653.jpg
革靴初心者は「何を買っていいか検討つかない」ために、その場のインスピレーションや店員さんのトークを参考にして、ついつい初心者には向かない使いにくいアイテムを買いがちです。
店員さんのトークは参考になる時もあればならない時もあるでしょう。
何故なら彼らと私たちは構造的に目的が異なります。
彼らの目的は売上の最大化です。これは企業人ならば当たり前のことで誰もが疑うべくなく理解できることですね。
では私たちの目的は何か?「最小限のお金で最大限の満足を得ること」です。売上の最大化ではありません。
両者の目的に齟齬があるためすれ違いは起きます。
これはビジネスの構造としてはごくごく不完全なものです。会社の目的と顧客の目的に齟齬があるため、事業が発展しにくく、今アパレルは「アパレル不況」と揶揄されるほど疲弊しているのです。
売上最大化のためには在庫を残すべきではありません。
だから彼らは在庫をさばこうとします。
売上最大化のためには客単価が必要です。
だから彼らは最後の一押しで小物を進めます。
売上最大化のためには購買率が必要です。
だから彼らは「似合わない」とは言いません。
もちろん人間ですから良い店員さんもいれば悪い店員さんもいるでしょう。
しかし構造的にすれ違いが起こりやすい「目的の齟齬」があるため事業規模で見れば、顧客に不利益なことが出てくるのです。(スタッフさんには耳が痛い話でしょうが、ここを認識して形を変えていかないとショップの未来はないですよ)
というわけでスタッフさんのコメントはあまり役に立たないことが多いのです。
では何故「その場のインスピレーション」に従うのもダメなのか?
その場のインスピレーションに従うと、
ついつい「モノ単体」で評価してしまうからです。
Photo by http://image.rakuten.co.jp/narcotique/cabinet/04274513/imgrc0063520784.jpg
その場のインスピレーションで購入すると・・・
ほぼ必ず革靴は「茶色」を選びます。
そしてシンプルなデザインよりも上の様な「ウイングチップ」を選びます。
ここがまさに落とし穴なのです。
茶色と黒色の革靴が並んでいたら高い確率で茶色を購入します。何も意識しないとそうなるでしょう。
何故私たちは茶色の靴を選ぶのか?
それは茶色の方が「革の質感」が美しくみえるからです。
革の質感は通常の服の素材などにはない、美しい光沢とレザー特有の素材感にあります。
「黒色」はこの世の中にある色の中で最も暗い色です。
暗い色であるがゆえに色でつぶれてしまい、革の表情をあまり目立たなくしてしまうのです。
ところが「茶色」はどうか。茶色だと黒のように色でつぶれることもなく、革の表情が適度にみえるのです。
それだけにレザーらしい美しさがあるのですね。
ところがこれが「キャメル」くらいの薄い茶色になると話はまた異なります。
キャメルくらいの薄い色だと今度は色が薄すぎて「レザーの質感」は分かるけど「革のツヤ感」が失われるのです。
ツヤは基本的に濃い色の方が強く強調されます。ツヤとは光の反射です。光の反射は基本「白色」ですから、真逆の色彩である「黒」が最もツヤが目立つことになるのです。
「ツヤ」がほぼ消されてしまう「キャメル」はそんな理由でインスピレーションでも選ばなくなります。
黒だとツヤはあるけど、革の質感がつぶれる。
キャメルだとツヤはないけど、革の質感が分かる。
この関係性にあるのですが、
・・・そうなると「茶色」がツヤも質感も最も両立していることとなるため、
ぱっと見た時に「茶靴」が一番カッコよく見えてしまうのです。
上の画像を見ても真ん中の茶靴が一番カッコよくみえるでしょう??
・・・しかし!
これはあくまで「モノ単体」の話なのです。
おしゃれとは何か?前編で語りましたね?「バランス」です。
「バランス」とは何か上半身と下半身の組み合わせです。
つまり「おしゃれ」とは上着・インナー・パンツ・靴のすべてが組み合わさったコーディネート「全体」により印象が決定されるものなのです。
であるからして「モノ単体」の美しさと「おしゃれ」は実は無関係なのです。
Photo by https://content.nike.com/content/dam/one-nike/en_us/season-2015-su/Shop/Launch/5-30/Air-Jordan-1-Retro-High-OG-Varsity-Red-Pair.jpeg.transform/default/Air-Jordan-1-Retro-High-OG-Varsity-Red-Pair.jpg
いくらエアジョーダンが格好よくても、
全体で見た時に映えなければ意味がありません。
男性はスニーカーが大好きなものですが、これは「モノ単体」で見た時に美しいからです。
意匠を凝らしたデザイン、近未来的な切り替えなど「モノ単体」で飾りたくなる美しさがあるからです。
実際スニーカーファンは「履かずに飾る」文化がありますね。いかに「コーディネートの一部として認識していないか」が理解できるかと思います。(別にスニーカー好きを否定してるわけじゃないです。私もスニーカー好きの一人です。)
いいでしょうか。
趣味で「モノ単体」で愛でることは決して悪いことではありません。
高尚な趣味で大変よろしいのではないでしょうか。
しかし、いざ「おしゃれに見せる」観点からすると「モノ単体」で選ぶことは賢くありません。
あくまで「全体の中でどう機能するか」を考えて「単体」でなく「全体」で選ばないと
「かっこいいけど使えない」アイテムばかりがワードローブに増える結果となるのです。
では全体で見るならば何を買うべきなのか??
・・・さらに続きます笑
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