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ユニクロ・トーマスマイヤー発売されました!
本日5月18日は「ユニクロ・トーマスマイヤー」のコラボ商品発売日。
「トーマスマイヤーって誰やねん」
と思う人が大半でしょうが「ボッテガヴェネタのクリエイティブ・ディレクター」と聞けば納得できる人も増えるのでは。
Photo by https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/91mT1Rvv%2BAL._SX395_.jpg
一時期ビジネスマンの間では「ボッテガヴェネタのメッシュレザー名刺ケース」が大流行しました。
スーツなどのドレスアイテムは「シンプルデザイン」が至上です。奇抜なデザインをスーツに入れられるはずもない、決まり切ったオーセンティックなデザインでシンプルに整えるのがドレスの文脈です。となると「他人と差をつけておしゃれに見せる」ためにはデザイン以外のところで勝負するしかない。スーツ場合は「シルエット」と「素材」がポイントですね。いかに自分の体に合わせたサイズ感を選ぶか、いかにシワのつかない最適なお直しを心かけるかなどが肝となります。「素材」の差別化ももちろん可能ですが正直アンダー5万円程度のスーツだと素材で差がつきにくい。ほとんどの人が素材を見て「あのスーツ高そうだな」「おしゃれだなあ」なんて思ったことないでしょう?シルエットの違いはすぐに理解できるのですが素材はなかなか難しいものです。
街着のカジュアルウェアと違い、シンプルデザインが至上のドレスアイテムにおいては「シルエット」と「素材」がキーポイントである。ここについては異論を挟む余地がないかと思います。
で。スーツの場合はシルエットがあるから差別化が出来るわけですが、「名刺ケース」などの小物の場合はそもそも「シルエット」という概念がほぼ存在しない。だとすると「素材」だけで差別化をする必要があるわけですが・・・スーツと同じで「良いレザー」で差別化するのは割と難しいんですね。レザーの良し悪しを見るリテラシーを多くの人が身につけているはずもありませんから。
そんな差別化が難しい名刺ケースの世界で彗星のように現れたのが「ボッテガヴェネタのメッシュレザー」。編み込みメッシュという特殊な素材を使うことでパッと見で違いを伝えることができる。素材は粗悪なものではなく上質なものでレザーマニアも文句をつけることができない。ブランドネームがあるから後ろ盾も安心。と世のビジネスマンに幅広く支持されました。私は名刺交換の際同席した5人中3人がボッテガのメッシュレザーだった場に出くわしたことがあります笑。
そんなスマッシュヒット「メッシュレザー」を生んだボッテガヴェネタ。今回のユニクロコラボはそんな「シンプルデザイン」「素材にこだわる」のが得意な印象のドイツ生まれのデザイナー「トーマスマイヤー」との協業となっておるわけです。
全16型の出来を予想!!答え合わせは日曜に!
今回展開するのが全16型。もちろん私はいつもの如く全型購入しました。(まだ届いてないけど)
日曜には全型レビューをいたしますが・・・今回は購入前予想レビューをしておきます。あくまで実物を見てない「予想」なので簡単に書いておきます。答えあわせ記事は週末に更新しますね。
コラボでスーピマ出さなくても良いと思う
スーピマコットンTシャツ(半袖)1,500円
今回のコレクションはシンプルデザインのトーマスマイヤーらしいものですが、ユニクロ的にも「置きにきた」感がすごく強い。JWアンダーソンなどクセの強い英国デザイナーとのコラボの後に見ると尚更そう感じます。
元々ユニクロはジルサンダーやクリストフルメールなどシンプル志向のデザイナーとの協業が多い。ユニクロは「ライフウェア」がコンセプト。過剰にトレンドを意識したデザインフルな服ではなく、あくまで「日常に無理なく使えて、トレンドは着まわしである程度獲得しましょう」といった態度をとっています。
今回のトーマスマイヤーコレクションはまさにこの流れ。シンプル志向で定番的なユニクロらしいモノ作りです。それだけに今回はハズレが少なくどれも満足度がたかそうなものばかり。
・・・しかしですね、いくらシンプル志向で「置きにきた」コレクションだとしても・・・もうスーピマシャツはインラインだけでいんじゃないの??
この手のシンプルTシャツはコラボではないユニクロのインラインでさんざ作ってます。例えばビッグサイズにするとか肩をドロップさせるとかなにがしかの工夫があれば良いですが、スタンダードなTシャツはわざわざコラボで作らなくても・・・と思うのです。もちろんこれは予測であり実際にモノが届いたら評価が変わるかもしれませんが・・・。
ユニバレは気になるが・・・
スーピマコットンプリントTシャツ(半袖)+E 1,500円
プリントの位置もほどよく、サイズも大きくなく、大人が着れるプリントTって感じ。
プリントの色も抑えめ、単色で表現されています。個人的にはかなり好きです。ただプリントものってモロに「ユニバレ」
するのが気になるが・・・。
デザインとシルエットはかなり良さそう
エアリズムフルオープンポロ(半袖) 2,990円
なんとなく昨年あたりにセオリーとのコラボであった気がするアイテム。
通気性抜群のエアリズムを使ったシャツは着心地は魅力的だけど・・・どうなんだろう?エアリズムのシャツ・・・てろてろで薄すぎて安っぽくならないだろうか・・・?
期待と不安が・・・。
襟が小さく袖が細いコンパクトな形は良さそうですね。こういうシャツは少し袖が太いor襟が大きいだけで急に「ビジネス用のシャツを流用している感」が出ちゃうので、こうした細かい部分のデザインが重要だったりします。市場にある半袖シャツは「袖ぶった切った」感のある太いテキトーな袖幅のものが多いのでこのへんは期待。
ポロシャツで差をつけるのは結構難しい
エアリズムポロシャツ(半袖) 1,990円
通気性の良い機能素材のポロシャツは割と市場にあって、差別化が難しい。ユニクロだけじゃなくイオンなどの量販店でも似たようなものが並んでいます。こうした定番的なポロシャツはある程度デザインが決まってしまうので素材感とシルエットが勝負。どこまで高級感を出せるのか・・・パッと見は大した差がないようには思いますが・・・果たして。
とても良いのだけど時期がねえ
カシミヤクルーネックセーター(長袖)+E 9,990円
これ絶対良いけど時期ーーーーーーーーーーー!
カシミア素材の春ニットなんて大人な印象。これにショートパンツを合わせれば南仏リゾートにいるみたい。
こうした素材で勝負できるシンプルニットは市場では高いものしか存在しない。なぜなら「春用ニット」がそもそもニッチなアイテムだから購入客数が少ない。だから当然単価があがる。売上とは客数と客単価の掛け算であるから、客数が少なければ客単価が上がるのは道理です。
そうした「穴」をユニクロが突いてくれるのは心底嬉しい。高級素材・春ニットでも1万円を切ってくれるこのコスパ感。普通のブランドがカシミアの春ニットなんて作ったら2万円きれないでしょ。
ただし!時期ーーーーーーーーーーーーー!!!
この時期にニット出されても困るわ!!!ほんとそれだけ。
とても良いのだけど時期がねえ・その2
フライトジャケット+E 5,990円
同上。
首元が高くフォーマルな印象のあるミリタリージャケット。「襟の高さ」があると服は急に大人っぽく見えるものです。考えてみればフォーマルウェアは襟の高さを求めます。
シャツは台襟がありグッと首を高く見せるだけでなくネクタイでそれをさらに強調していますね。
http://img5.zozo.jp/goodsimages/209/8372209/8372209B_1_D_500.jpg
普通のカットソーも何故か「ハイネック」にするだけでグッと大人っぽく感じるもの。これはフォーマルウェアの文脈から印象が形成されているものでしょう。
このミリタリージャケットも土臭いデザインだけど「思い切り襟高」なのが素晴らしい。カジュアルで野暮ったいけどフォーマルウェアらしい襟の高さで「品の良さ」が付与されている。
ただし時期。ほんとこれ。
とても良いのだけど時期がねえ・その3
コットンジップアップブルゾン+E 4,990円
この素材は薄手で今の時期でもなんとかイケそうかなあ。
シンプルなシャツ襟のブルゾン。こうしたアイテムは襟の形や色次第で「JA(農協)」に見えるものですが、今回はドレスライクなデザインの「シャツ襟」にしており、色味もダークトーンのドレスライクなもの。これでベージュとかだとほんと農協。
時期が心配だなあー。これ買って今年何回着用できるのか・・・。日割り計算すると激高かもしれん。
ミラノ系は襟高がお好き
エアリズムスタンドジャケット 2,990円
同じく襟高デザインのブルゾン。ミラノ系デザイナーは襟高が好きですねえ。
ユニクロのフリースデザインを踏襲したエアリズムのブルゾン。襟高細身でドレスライクな要素を入れており野暮ったさは少なめ。値段も安くちょっと期待しております。
日本人にこの裾幅はイケるか?
イージーチノショートパンツ 2,990円
少し裾幅が細そう。日本人は脚が太く肉付きが良いので裾幅細いものを着ると「ムチムチ感」が出てしまうのです。女子のムチムチ感にはお金を払いたくなるが男子のムチムチ感はお金をもらってでも嫌だ。
欧米人は体躯の良さに反して脚は細くすらりと綺麗なのですよ。欧米人を見かけたら是非脚の肉付きを見てみてください。彼ら体でかいのに脚は細い、だから細身のショーツでもムチムチ感が出ないのです。ズルいよね。
で、日本人はそんな体型的なデメリットがあるので裾幅太いものでないといけない。裾幅が太ければ対比で脚は細く見えるわけです。女子高生がルーズソックス履いて対比で脚を細く見せるのと同じです。そういった意味でこのアイテムは少々不安。
素材とシルエットはいかがなものか
コットンイージーパンツ+E 2,990円
ウエストをゴムにしたイージースラックスは「セリーヌ」が世に送り出し広めたもの。見た目はスッキリ綺麗なスラックスだけどウエストは楽チン。
またウエストゴムによるメリットは着心地だけなく「着丈の調整」にもあります。ゴムだからこそウエスト部分を自分で自由に上下できます。上下することで着丈を長くしたり短くしたりと微調整ができる。例えばボリュームスニーカーを合わせた時に裾がスニーカーについてクシャッとクッションが出ることがありますが、ああした現象を微調整で避けることができる。大変良い仕組みです。
こちらのパンツは、そんなイージーウエスト。あとはシルエットと素材次第かな。
ボードショーツは体型が綺麗に見える
スイムイージーショートパンツ+E 2,990円
いわゆるボードショーツ。水着としても街着としても使える2WAYの賢いやつ。
水着として使えることを想定しているから、動きやすさを求めて裾幅が広め。転じて上記の通り日本人の脚を綺麗に見せてくれます。シンプルなデザインだけどこれは良さそう。
膝上丈で脚長に見えるのもポイントです。
リゾートライクなプリント
スイムイージーショートパンツ(プリント)+E 3,990円
上と同じかな?
こちらはプリントタイプ。
こうしたショーツはカラフルなプリントなどを入れると中学生みたいになっちゃうけれど、モノトーン単色で表現したこうしたプリントならさほど子供っぽくもならない。ドレスシャツと合わせたりすると良いでしょうね。
地味とシンプルを履き違えないように
スイムショートパンツ(カラーブロック) 2,990円
こちらはプリントではなくカラーブロック。より大人っぽい印象。
どうしても夏はトップス1枚・ボトムス1枚のシンプルコーデになっちゃうので、こうしたちょっとしたデザインアクセントがあると嬉しい。シンプルと地味を履き違えないように。
個人的に大好き
スイムプリントショートパンツ 3,990円
でけえプリントになりました。
先ほどのちいさいプリントだと「トランクスっぽい」と思う方もいるかも。
個人的にもこっちが好みかな。
メッシュベルトでよくない?
ベルト+E 2,990円
レザーとコットンのコンビベルト。まあ普通。
別にインラインのメッシュベルトで良い気がするのは僕だけか?
トング型は痛いんだよな
ビーチサンダル+E 1,990円
パイル生地(タオル生地)を使ったサンダル。はき心地は良さそうだけど、このトング型はどうも痛くて苦手。別にユニクロで買う必要もないくらい市場にあふれているけど。素材と履き心地に期待
以上!
日曜には詳細レビューをお届けします。
今回はルメールコラボの時などと異なり完売などもなさそうですねー。じっくりゆっくり良品かどうかを見極めて購入しましょう。
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ユニクロなどのファストファッションでおしゃれをする内容はもちろん、今のトレンドやファッション情報を網羅したもの。中にはQ&Aやコーディネート診断など個別の悩みにも答えるコンテンツも用意しています。
試し読みをして気に入らなければ初月解約で全く構いません。
タダで読んで辞めたければ当月で辞めてください。全く構いません。
私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
10年以上かけて構築した論理であり絶対の自信があります。
騙されたと思って読んでください。
おかげさまで日本最大のメルマガ配信スタンド、
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