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GUが今年もまたリアルレザーのシューズを発売したのでご紹介します!
GUの本革シューズ、ぶっちゃけどう?
ということで今回ご紹介するのはGUのリアルレザーダービーシューズとリアルレザーローファー。
気になっている方もかなり多いでしょう。
ニュースにもなっていた通り、GUは去年末辺りにリアルレザーのシューズをローンチしました。
その反応が良かったようでこの秋冬からリアルレザーシリーズを強化して3〜4型ほど展開するようです。
GU
リアルレザーダービーシューズ 3,990円
アクティブスマートダービーシューズ 2,990円
そして今回は昨年も登場したダービーシューズと新作のローファーが発売されたのでご紹介していきます。
GU
リアルレザーコインローファー 3,990円
アクティブスマートコインローファー 2,990円
そしてダービーシューズもローファーも本革と合皮でそれぞれ販売されているので、それぞれどう違うのかを解説。
GUがどれだけ本気で本革シューズを作っているのか徹底検証します!
本革と合皮、見分けはつく?
ダービーシューズもローファーも本革タイプは合皮タイプより1,000円高くなります。
いきなり結論からお話しすると
「ダービーシューズは合皮でも良い」
「ローファーは本革の方が良い」
というのがあくまで僕の個人的な感想です。
とりあえずリアルレザーなら何でも良い、という方もたまにいますしその気持ちもわからなくはありませんが・・・
僕個人としては安くてそれなりに見えるなら生地も丈夫だから合皮でも良いんじゃないか、と思っています。
その上でダービーシューズは合皮、ローファーは本革の方がメリットは高いかなと。
合皮と本革の違いについて3つのポイントに分けて解説します。
ポイント1:本革でも合皮でも質感はそこまで変わらない
2つを並べてみました。
これ、どっちがどっちか区別つきますか?
もちろんじっくり見れば輝きが違ったりもするけれど、おそらくほとんどわからないと思います。
(ちなみに左が本革、右が合皮です。)
じっと見てやっと「あ、本革だな」とわかるくらい。
昨今の合皮の技術はすごく高い。
合皮は化学繊維で、化学の力は日進月歩で進化しています。
昔の合皮はビニールのような素材感で誰が見ても合皮だとわかるような仕上がりだった。
それこそ20年前の合皮はナイロンやビニール袋のような化学繊維丸わかりな素材だった。
しかし今の合皮は限りなく本革に近い。
本革がもっているシボ感をエンボス加工で表現するなど、様々な技術が存在するので10〜20年前の合皮のクオリティとは大きく異なります。
なのでGUが本革を出してきた、と聞いて「さぞ質感が違うんだろうな」と思う方も多いかもしれませんが・・・
いざ実物を見てみると合皮と素材感はほとんど変わらないので過剰な期待はおすすめしません。
遠くから見たときの風合いはほとんど同じで区別がつかないので、
素材や風合いの違いで本革を選ぶのはやめておいて方がいいでしょう。
本革と合皮でなぜシルエットが違う?
ポイント2:本革と合皮でシルエットは大きく異なる
同じモデルなのに本革と合皮でシルエットは異なります。
なぜダービーシューズの方は本革より合皮の方が良いのかというと・・・
両方を見比べたときにシルエットの違いはほとんどありません。
<本革>
<合皮>
ただ甲は本革の方が低く、合皮の方が高くぷっくりしています。
靴というのはわずかな部分で印象の違いが出るアイテム。
例えば靴流通センターで売っている1,000〜2,000円のサイドゴアブーツと、10〜15万円のハイブランドのサイドゴアブーツを比べると
パッと見だけならそこまで大きな違いは感じられません。
ただソールの厚さや履き口のくびれなど細かな部分の積み重ねで靴の印象は大きく変わります。
なぜ靴はそんなわずかな違いで印象が変わるほどシビアなのか。
それは靴を履く足元が先端部分で目立つポイントだから。
昔から「おしゃれは足元から」と言いますよね。
あの言葉は本当で足元はものすごく目立つポイント。
私たちは3次元の世界に生きているので、2次元の絵や画像を見るように頭の先から足の先まで視線が一気に届いて全身を見れるわけではないんですね。
3次元の立体世界では全身を視界に捉えようとすると頭の先から足先まで視線を動かさなければいけない。
そして目線が動くということは当然目線が留まる部分もある。
その目線が留まる部分がどこかというと頭の先や足先、手先などの先端部分。
つまり視線が集まる先端部分の顔周り、手先、足先はコーディネートでも目立つポイントなわけです。
そして顔周りや手先は何も付けなくても成立するけれど
足先に関しては絶対に靴を履きますよね。
だから昔から「おしゃれをするなら足元から」と言われるわけ。
それくらい足元はファッションにおいて目立つ重要な部分。
だから靴は細かな違いが大きく影響してくるわけ。
なぜ靴マニアが何十万もかけて革靴を買うのか不思議でならない方も多いはず。
でもそれだけお金をかけたくなるくらい靴というのは違いが出るものなんです。
これはファッション好きだけの理論ではなく
ファッションに興味がなくても靴のシルエットというのは意外とわかるもの。
だから今回細かな部分まで解説していますが
本革の方が甲が低くてシャープな作りで
合皮の方が甲が高くぷっくりとした作り。
これはダービーシューズ、ローファーどちらにも言えること。
ではなぜ本革と合皮でフォルムを変えているのかというと本革は履いているうちに伸びてくるから。
本革の良いところは伸びて足の形になじんでくるところ。
なのでやや細身にしても十分耐えられるんですね。
合皮の方も履いていくうちに柔らかくなってはくるけれど、足の形に合わせてグッと伸びるわけではないのでタイトに作ると足が痛くなってしまう。
ここが本革と合皮の大きな違い。
本革と合皮の違いというと風合いのことしか考えない人も多いけれど
実はフォルムも違います。
合皮の場合は甲をぷっくりさせないと足が入らない人もいる。
でも本革は伸びるからギリギリまでフォルムを細くできる。
そして革靴はフォルムが細い方が美しく見えるので
シビアに見るならダービーシューズも本革の方が良いかもしれないけれど
そこまで大きくは変わらないので合皮でも良いかな、と。
ただしローファーはまた話が変わります。
ローファーは本革と合皮でフォルムが大きく異なります。
実際店頭で見てみるとわかりますが・・・
風合いは変わらないけれど、合皮の方が履き口も大きめに作られていて全体的にボリューム感がある。
対して本革の方は履き口がキュッとすぼまっている形でフォルムが細い。
店頭で見かけたら是非見比べてみてください。
試着してみると履き口の違いもよくわかります。
あとはトゥの部分も合皮の方は丸くてボリュームがあるけれど
本革の方は細くてスラっとしています。
なぜローファーの方はこれだけ合皮と本革で差があるのか。
ダービーシューズの方は合皮で細く作っても紐がある分ある程度調節ができる。
キツければ紐で緩められるからダービーシューズの合皮は細身に作れる。
しかしローファーは紐がないので合皮でグッと細くすると調節ができないから初めから緩くしておくしかないわけ。
これが合皮ローファーの難しいところ。
もちろん顧客層を絞って多少小さくてもクレームを出さないようなファッション感度の高いお客さんを相手にしているブランドなら合皮のローファーを細く作ることもできなくはない。
しかしGUの場合は学生からおじさんまで幅広い年代層にアプローチしているから、あまりにグッと細く作ると「履いてると足が痛い」というクレームが出てしまう。
なので合皮のシューズを過剰に細くは作らないと思う。
そうした違いがあるわけですね。
ローファーの合皮と本革を履き比べてみると合皮の方が明らかにボリュームがあって子どもっぽい印象になるので
ローファーに関しては本革の方がおすすめです。
履き込んでいくとツヤは出る?
ポイント3:水に弱い、ツヤが出る、などはあまり関係ない
本革を選ぶにあたって気になることは2つあると思います。
1つは「ツヤが出るかどうか」。
もう1つは「水に弱いか」ということ。
結論から言うとどちらも気にする必要はありません。
GUが使っている本革は正直言って大してツヤは出ません。
なぜそう言えるかというと
実際に去年発売された本革モデルを履き続けてみましたが大して変わらなかったから。
合皮と比べると多少ツヤは出るけれど、そもそも撥水っぽいレザーなので磨いても履き込んでもそこまで大きなツヤは出ません。
もっと極上でマットなレザーだと長く使い込むうちにツヤがしっかり出て最初と全く違った表情が出るけれど、GUの本革だと使い込んでも大して変わらない。
「本革だから使い込むと印象変わるんだろうな」と思っている人もいるかもしれませんが・・・
気合を入れてものすごく頑張ってツヤ出しをするなら変化があるかもしれないけれど、普通に履いて普通のケアをするくらいなら大して変わりません。
あとは水にも大して弱くはない。
詳しくはわからないけれど撥水っぽい風合いになっていて水が多少ついても大して浸透しないしシミにもならない。
風合い・機能性という意味では合皮とほとんど変わりません。
以上、まとめると
ダービシューズに関してはわずかなシルエットの違いはあれど、風合いもほとんど変わらず1,000円安い合皮がおすすめ。
ただしローファーに関してはシルエットが明らかに違うので1,000円プラスしてでも本革の方がおすすめです。
物によって合皮・本革どちらが良いか違いが出ましたが
もちろん個人の好みやこだわりに合わせてダービーシューズで本革にしたり、ローファーで合皮にするのももちろん問題ありません。
ただ長年洋服を見てきた僕個人の結論としては
ダービーシューズは合皮、ローファーは本革がおすすめ、という結論になりました。
是非参考にしてみてください。
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