スポンサーリンク
今回はGUのおすすめシューズ4足をご紹介します。結構良いものばかりなので、気になるものがあれば急いでチェックしてみてください。
夏のドレス要素にぴったりなサンダル
GU
グルカサンダル+X 2,490円
まずはグルカサンダル。まだ履いたことのない方はぜひGUで買ってみてください。
元々はグルカ兵が使っていた物で、高温多湿な場所で使う靴としてすきまを作り通気性を良くし、軽量化した革靴のこと。
この靴のメリットは、ご覧の通り革靴にとても近い印象で使えるところ。
パッと見の印象で革靴感があるのはもちろん、ソールや作りは革靴そのもの。
なのでサンダルとは言うものの、ちゃんと靴の形になっているのがすごく良いところです。
夏にサンダルを履くと「なんかヤンチャで野暮ったく見えるな」と思うこともあるでしょう。
かといって革靴を履くと、足が蒸して不快だしキメすぎな印象で日常着っぽくないというジレンマがある。
野暮ったくなりがちなサンダル、夏にキメすぎで不快になりやすい革靴、そのちょうど中間に位置しているのがこのグルカサンダルなわけです。
こんなアイテム便利に決まっています。スラックスに合わせてもサンダルだからそれほどキメすぎにならない。デニムに合わせても革靴ライクなので崩しすぎにならない。
サンダルと革靴、どちらの良いところも備えているのがグルカサンダルなわけです。
ただGUのグルカサンダルには欠点がありました。それはとにかく「痛い」こと。
足が血まみれになるくらい痛い。この手のサンダルはどうしても最初に靴ズレが必ず起こるため、痛みはつきもの。そのことを責めているわけではないのですが・・・以前のGUのグルカサンダルはありとあらゆるところが痛みました。
いくつもの場所が肌に触れる複雑な構造になっているため、どの箇所も痛いし「どれだけ絆創膏を貼ればいいんだよ・・・」という感じになってしまうのが以前のGUのグルカサンダル。
しかし今年は少し素材が柔らかくなっています。特にこちらのスウェードモデルはもちろん合皮ですがかなり柔らかい素材なので、若干痛みはあるけれど以前ほどではないかと。
なので「GUのグルカサンダル、安くて見た目も良いけどとにかく痛い」 と思っている方も多いと思いますが・・・今回は大丈夫じゃないかと。今回絆創膏はせいぜい1枚で済むかと思います。
インソールも以前と比べて柔らかいものに変わっており、様々な部分がグレードアップしています。そのため、去年までのモデルを買ったことがあるけれど痛くて履く気になれないと思った方や、グルカサンダルを持っていない方は、ぜひ今回のモデルを試してみてください。
このようにショートパンツで合わせても、カジュアルになりすぎないためとてもおすすめです。
夏にTシャツとショートパンツ、サンダルで合わせると本当に子どもっぽい着こなしになるでしょう。30~40代になると夏でももう少し大人っぽい印象に仕上げたいもの。
そんなときに革靴仕様のグルカサンダルを使うとやや大人っぽく見えるため、Tシャツにショートパンツという格好が多い方には特におすすめです。
シンプルな着こなしに映える色柄物もおすすめ
GU
エアリーエスパドリーユ 1,490円
もう一つはGU定番のエスパドリーユ。エスパドリーユはスペインの伝統靴で、サンダルのように楽な履き心地だけれどシンプルなデザインと細いフォルムという革靴ライクなアイテムです。
意外とオススメなのがこちらのペイズリー柄。イタリア人が履くような柄なのですが、それほど明るい色ではなく落ち着いたトーンなため、夏場に活躍してくれると思います。
上下黒の着こなしは大人っぽくてかっこよく見えるけれど、どうしても地味で季節感のない着こなしになってしまう。そんなとき、足元の目立つ部分にこうした少し明るめの色柄物を差し込むと、着こなしが一気に軽くなります。
足元というのは特に目立つ部分。顔周りや足周り、手首などの先端部分は、視線が集まりやすく目立ちやすい。
そこに夏っぽくて柄の入ったエスパドリーユなど目立ちやすいものを入れると、上下黒でも意外と春夏っぽい着こなしに見えるのでおすすめです。
こちらのエスパドリーユも相当気合を入れて作られています。
おそらく様々なところで「履き心地が悪い」と言われたのでしょう。こちらもかつてない程履き心地が良くなっている。しっかり考えてインソールが作ってあり、クッション性が高く土踏まずのところもサポートする形状になっており、かなり歩きやすく改良されているのでぜひ試してみてください。
まるで本革?!高級感漂うフェイクレザー
GU
クリーンレザータッチスニーカー 1,990円
次はこちらのクリーンレザータッチスニーカー。以前にも紹介しましたが今回新作ですね。
こちらはどれほど大きな変更点はありませんが、相変わらずおすすめしたい商品です。
パッと見は、一言でいうとスタンスミスのようなデザイン。
俗に言うテニススニーカーですね。
デザインのコピーというのは・・・どの程度をコピーと見なし、どの程度ならコピーでないと判断するのかなかなか難しいところではあります。
例えばバーキンをそっくりそのままパクって全く同じデザインにすると犯罪になってしまいますが、リスペクトしてある程度の似たデザインに抑えるというのは、ファッション業界の中では許されるポジションかと。最終的にはスタンスミス側がどう捉えるかの問題になってきますが、そこまで目くじらを立てるほどのことではないと思うんですけれども・・・それはさておき、いわゆるテニススニーカーで非常に綺麗な仕上がりです。
素材は合皮ですが、スウェードタッチのものに関しては全く合皮に見えない。触って吟味すれば「合皮かヌバックかな?」と検討がつくくらいで、見ている限りではほとんどわかりません。なので本革のスニーカーと同じ印象で使えます。
あと合皮は足に馴染みにくいため歩き心地が悪いですが、こちらも履き心地にはかなりこだわっており、今回は内側のクッション材がかなり厚くしっかり入っています。
履き心地もかなり楽で合皮のデメリットもしっかりカバーされているアイテムです。
明るめのグレーなどを足元に入れると、エスパドリーユの話と同じで上下黒でも大人っぽくかつ春夏っぽさも出ます。
夏の夜のデートなどには、上下黒でこうした明るい色のスニーカーを合わせるのもいいですね。レザータッチで高級感も出ますし、ラフになりがちな夏のスタイルを少しアップグレードしてくれるアイテムなのでぜひ手に取ってみてください。
本家スタンスミスと比べると少しボリュームがあるため、シルエットに細かくこだわる方には個人的にアディダスのスタンスミスをおすすめします。
もちろんそれぞれ考え方があると思いますが・・・ただ値段差を考えるなら遊びのある色はGUを選んで安く手に入れ、長く使う白や黒などはアディダスを選ぶという使い分けも良いのではないかと個人的には思っています。
990円で文句なし!万能なスリッポン
GU
キャンバススリッポンシューズ 990円
最後はキャンバススリッポンシューズ。こちらのおすすめポイントは、なんといっても値段です。990円でこのスリッポンが買えるということ自体がただもうひたすらにすごいことだと思います。
今後日本の洋服がどうなっていくのかと個人的に思いを馳せるところではありますが・・・。
先日、小木”Poggy”基史さんというファッション業界の最前線で活躍されている方とお話しする機会がありました。そのとき盛り上がった話題は「これからは恐らくヴィンテージ市場が盛り上がっていくだろう」ということ。
なぜヴィンテージ市場が盛り上がるのかと言うと・・・今の洋服のモノづくりに関しては、50~60年代に比べるとものすごく簡素化しています。
それは量販店が発達し、どんな人にも安くモノを提供できるようになり、誰でもファッションが楽しめるようになったから。それはすごく良いことだと思うんですね。
その反面、手間のかかった複雑な洋服というのが求められない状況になってきている。
というのもコロナの情勢で、通販での購入がこれからさらに加速していくでしょう。
そうなると、どうやっても素材感や細かい作りが写真では分からなくなってくる。商品写真というのは基本的に商品を良く見せるためがっつりと加工し、機能性の高いカメラで撮り、綺麗なモデルさんを使い、商品が良く見える角度で撮り・・・そうすると細かい作りや素材の機微が分からなくなってくるわけ。
そしてわからないものは売れなくなるのです。
だから細かいものや手の込んだものがどんどん売れなくなっていく。
工場や職人さんもそうした危機に瀕しています。細かな技術の需要がなくなることで、職人のなり手がなくなっていく。
そうするとびっくりするような話もたまに出てきます。
MBアイテムを作っているときに「ここの仕上げをこんな風に縫いあげることはできますか」と尋ねると「この加工はできません。この加工はあの工場でしかできないんです。」と言われることも結構あります。
一見すごく簡単そうに見える仕上げが「できない」と言われることが割とある。
私たちが思っている以上に洋服は職人の世界なのです。
工場や職人さんが頑張っている上で成り立っている物が実はすごく多いのですね。
そんな中通販が拡大し、洋服の細かな部分や素材の機微が少しずつ見られなくなり、売れなくなっていくと、細かな部分を作り上げる技術が衰退して消えていってしまう。
そうなるとヴィンテージ市場が絶対に盛り上がるわけです。
例えば2050年に今の洋服が「30年前はこんな技術があってこんなことをやってたんだ」となるはずなのですね。
それが良いことなのか悪いことなのかはすごく難しいところ。
マスに向けて簡単な服が広がった分、そのシワ寄せがどこかに来る。ロストテクノロジーが生まれ、今まで可能だったことができなくなるというのは、産業空洞化に近いような話になってくる。
だから990円でこのキャンバススリッポンを買えることが、果たして本当の意味で良いことなのかはそれぞれで考えないといけないことかもしれません。アパレル関係者は特に、自分たちに関わってくれている大事な工場や職人さんを守るため、もっと複雑で本当に良いものをしっかり価値として伝えていく工夫をこれまで以上にやらなければいけなくなる。何しろ990円でスリッポンが買える世の中ですから。
しかもこのスリッポンに大して不満もないんです、何も。とても簡単な作りでソールもすごく安いものだと思いますが、それでもこれで十分。革靴っぽいフォルムでスッキリしていて歩き心地も良く、2年くらいなら全然問題なく履ける。
そして色展開も豊富なので、遊びに使うような色も選べる。例えばこのスリッポンが9,000円で売られたら、パープルなんかは選べないでしょう。
でも990円なら、たまにはちょっと冒険してパープル試してみようかな、と思えるわけですね。
そういうファッションの楽しさを広げてくれるのが量販店で、これはすごく良いこと。けれど同時に本当に価値の高い職人技術をもっている人たちは、今までと同じやり方だと量販店に負けてしまうから、価値のある職人技術をしっかり伝えないといけない時代が来るはず。
なのでちょっとマニアックなファッションを語るYouTuberさんなどの需要が恐らく高まってくるのではないのかと個人的に思っています。
かなり話が逸れてしまいましたが・・・スリッポン自体は非常に良いものなので、これまでの話はこのスリッポンを否定しているわけでは全くありません。
しかしこれが990円で作れる背景を考えると、危惧しなければいけない部分があると業界の端っこにいる人間としては言わずにはいられないところでした。
ということでGUのおすすめシューズ4足をご紹介しました。
本当にGUの靴は工夫を凝らして年々進化しているので、気になるものがあればぜひ手に取ってみてください。
教科書の様に読んで「おしゃれ」をマスターする唯一無二のメルマガ
毎週日曜日配信のメールマガジン「現役メンズバイヤーが伝える洋服の着こなし&コーディネート診断」では、具体的なアイテムや着こなしまで指南した内容を毎週なんと5万文字程度のボリュームで配信しています。
月550円で、雑誌などよりも遥かに具体的なファッション指示書が送られてきます。
想像してみてください。
周りの友人から「最近なんでそんなおしゃれになったの?」と言われているあなたを。洋服屋さんに入ってショップスタッフに話しかけられてもビクビク臆せず対応できるあなたを。普段なら気負う様な高級レストランでも彼女を堂々とエスコートできるあなたを。
それらが実現できるようにフルサポートするのがこのメルマガです。
ユニクロなどのファストファッションでおしゃれをする内容はもちろん、今のトレンドやファッション情報を網羅したもの。中にはQ&Aやコーディネート診断など個別の悩みにも答えるコンテンツも用意しています。
試し読みをして気に入らなければ初月解約で全く構いません。
タダで読んで辞めたければ当月で辞めてください。全く構いません。
私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
10年以上かけて構築した論理であり絶対の自信があります。
騙されたと思って読んでください。
おかげさまで日本最大のメルマガ配信スタンド、
「まぐまぐ」様のメルマガランキングでは人気第2位となりました。(日本のメルマガの金字塔である堀江貴文さんが第3位)
登録は上部メニュー「メールマガジンはこちら」から、もしくは下記リンクよりどうぞ。
※携帯キャリア決済を希望される方はこちら(note)から登録ください。(内容はまぐまぐメルマガとほぼ同様です)
スポンサーリンク