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さて2017年も終盤です。
ここらで「ユニクロ&GU、2017年名作品」をざざっと挙げておきましょう。
来月は「2017年総括!!今年買ってよかったベストバイ」などを書きますのでその前哨戦として・・・。
ネオレザーダブルライダースは今年のマストバイだった
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UNIQLO ネオレザーダブルライダースジャケット 5,990円
やっぱりまずはコレかな。あらゆる意味で今年を象徴するアイテムでした。ユニクロのネオレザーダブルライダース。合皮のクオリティが上がり最早本革同様の風合いに見えるフェイクレザーライダース。5000円台でこれだけのクオリティが手に入る時代になりました。合皮だとどうしても「ペラッ」とした安っぽさが気になりますが、これは中綿を入れることで本革ライクな肉感すらも再現しています。しかも保温性があり冬寒い時期でもインナーダウンを装備すれば耐えられる(都内なら)。
デザインも安物ライダースはなんだかゴテゴテと詰め込みすぎてしまうものですが・・・例えばZIPの引き手がやたら変なデザインだったり、やたらデカかったり。例えば変なポケットつけたり、変なステッチ入れたり。安物素材でそうした過度な装飾を詰め込むとどうしても「子供っぽさ」が際立ってしまう。そうしたデコラティブなアプローチはある程度大人っぽさが担保できる素材じゃないと成立しにくい。
その点ユニクロのこのライダースは良い意味で分をわきまえている。「ライダースのド定番とも言えるようなデザイン・ディティールを意識し、過剰にデザインしなかった。それだけに何年でも使える。昔ながらのデザインだけにボロボロになってもそれはそれで楽しめるでしょう。
Photo by http://im.uniqlo.com/images/jp/pc/goods/401382/item/09_401382.jpg
モダンなシングルライダースも良いですが、私はダブルライダースを選びました。ダブルであれば金具や襟のデザインがあります。シンプルでのっぺりとした印象よりもこうしたアクセントとなるディティールがあった方が地味にならずに良いでしょう。(上述のZIPの色変え、ポケットのデザインなど意味のない”過剰装飾”と違い、ダブルライダースのデザインは昔ながらのオーセンティックなものです。それだけに嘘くささはなく安っぽくは見えません。)
ネオレザーダブルライダースの着こなし
こうしたシンプルな組み合わせ・・・スラックスに白カットソーなどの大人なスタイルでも「ダブルライダース」なら地味すぎる印象もありません。(このコーディネート、インナーからパンツ、靴まで全部ファストファッションです。詳しくはメルマガにて。)
もう少しラフでカジュアルな印象に整えるのならばインディゴのデニムやキャップなどを合わせるのもオススメ。(あまり崩しすぎて子供っぽい印象とならないように足元だけは革靴を置いておくのがミソです)
上と全く違うアプローチですが、それもダブルライダースのなせる技。「艶のあるドレスライクなレザー素材のジャケット」と「金具とZIPが多いカジュアルなライダース」とドレスとカジュアル2つの要素を併せ持つのがレザーライダースです。
それだけにドレスライクに合わせてもカジュアルライクに合わせても大失敗しないのが楽しいところ
色々な組み合わせを存分に楽しめます。
今の時期、寒い日はコートのインナーなどにも使っています。「レザーをインナー?」と思うかもしれませんが、海外のスナップなどではよく見かけるスタイル。風通しの悪いレザー素材だけに冬のコーディネートのインナーなどに組み込むと案外快適です。襟の金具やZIPで面白い表情が出るのでオススメ。(詳細はメルマガで解説しています)
まだこちらのライダース在庫もある様です。気になる方は是非。こんなアイテム手に入るのは今の時代ならではですねえ。「フェイクレザー」に抵抗がある人も手にとってみれば理解できます、こりゃもう「フェイク」の範疇超えてます。(そもそも別に本革が優れていて、フェイクが粗悪な訳でもないですが。ギャルソンのレザーライダースもフェイクが多いですしね。二項対立はシンプルゆえに人の脳みそに受け入れやすいですが、物事はそんなに単純じゃありません。どんなものにもメリットとデメリットがあり使い方で良し悪しは決まります。ゼロかイチかで判断できるほどシンプルではありません。本革が良くて合皮がダメ・・・「ブーツが良くてスニーカーがダメ」とは言わないのと同じ、あらゆる視点において通用する絶対的な価値基準などこの世の中で存在し得ません。)
ステンカラーコート+Eの使い勝手の良さ
Photo by http://im.uniqlo.com/images/jp/pc/goods/402990/item/32_402990.jpg
UNIQLO ステンカラーコート+E 12,900
今回ユニクロはイネス・ルメール・アンダーソンと3大巨頭とコラボしましたが、それぞれで名作コートがありました。私が特にお気に入りなのはこちら。最近よく着用しています。アパレルの打ち合わせでも「それどこの?」「ユニクロですよ」「えー!!??」の会話が起こるのが小気味良い^^
こうした王道的なステンカラーコートはどうしても「仕事着を流用している」様に思われてしまうのが玉に瑕です。
多分多くの男性がコレ経験していることかと思います。スタンダードにシンプルに、と選んでいくとビジネス用と見分けがつきにくく、コーディネート次第では「流用してる様に見られて、逆にオシャレに関心がない様に見られなくなる」・・・というのはいかにもツライ。
しかしこのコートはスタンダードなデザインながら洗いをかけてパッカリング(シワ感)をつけているのがポイント。縫い目にそって出ているシワ感にカジュアルな印象があり、ビジネス用途として見られにくいのが助かります。「ビジネス着じゃないよーオシャレ着なんだよー」という主張を「デザイン」でしてしまうとデコラティブになりすぎて子供っぽなるもの。「色」でしてしまうと合わせにくく使い勝手が悪くなる。そこで「素材」で差別化しようというのは賢いアプローチです。
ステンカラーコート+Eの着こなし
カジュアルに組むならこんな感じ。着丈の長いコートは上半身にボリュームが出るので、下半身は極細にするのがセオリーです。こうした上を太く下を細くするシルエットは「Yラインシルエット」と言います(メルマガでは毎度解説している通り)。体型は綺麗に見えて、日本人らしからぬすらりとした印象となります。
スラックスやレザーバッグに革靴などあまりカッチリしたアイテムばかりを集積すると「キメすぎ」になるし,また「ビジネス服」の様にも思われるかもしれません。そこでネオンカラーをちょっと足したり、スニーカーやニット帽で崩したのがこちらのスタイル。(メルマガでは解説済みのスタイルです。)このスタイル、個人的にも気に入っています。ステンカラーでも「キメた」印象がないので、友人と飲みに行く時などに。
もう少しドレスライクにするならこんな組み合わせ。スラックスやストールなどモノトーンのニットなど、「スーツ」に近いドレスライクな着こなし。パンツのシルエットをワイドにして上下ややルーズなシルエットにすることでカジュアルな印象が出ます。シルエットは上ほど綺麗にはなりませんが(「Y」にはならないので)、その分カッチリとしすぎた印象を「シルエット」で崩すことが出来ています。これを普通に細身のスラックスなどで合わせてしまうと「ビジネススタイル」にも見えてしまうでしょう。ワイドシルエットで少し砕けて見せることで適度な「バランス」を保てます。デートスタイルなどでも良いですね。
シンプルなアウターはこうして着こなし次第で色々な表情を生み出すことができます。このコートはシルエットもデザインも程よく「シンプル」でおすすめ。しかもライナーがついて冬でも春でも使えるという便利仕様。これが10000円程度なのだから驚きです。
ショルダーバッグは来年も続くよどこまでも
Photo by http://im.uniqlo.com/images/jp/pc/goods/402808/item/24_402808.jpg
UNIQLO ショルダーバッグ 1,990円
最強のバッグです。
「ええー!?こんなオレンジのちゃっちいやつ!?」
と思うかもしれません。
でもね、これ秋冬のダークトーンスタイルに合わせると、良い具合に「カジュアル」にバランスが取れるのですよね。
Photo by http://jp.louisvuitton.com/content/dam/lv/online/animation/allcountry/Collections/readytowear/Men_RW_Show_Fall17.html/jcr:content/assets/images/looks/LV01.jpg
Photo by https://i.pinimg.com/originals/42/1d/ab/421dabc8a74c4a322d2b9f8832fea020.jpg
今年から来年にかけて海外コレクションではこうした「ミニショルダー」「サコッシュ」がとても人気。この秋冬象徴的だったのが「ルイヴィトン×シュプリーム」ですが、来年度も色々なブランドがラインナップしています。(次の春夏は特に「バレンティノ」がかなーり推してます)
日本でもアウトドアから派生してきた「サコッシュ」が人気でしたが、日本ブランドではナイロン製のチープなものが多く、海外ブランドではレザーなどの高級感あるものが多かった。ミニショルダーという時点でカジュアルなバッグですから「レザー素材」を使ってカジュアルすぎないようにバランスをとった方が使いやすいです。
手前味噌ですが私もアダムエロペさんと協業で作りました。こちらもサコッシュ。ストラップをはずすとクラッチにもなる2WAY。これもやはりカジュアルなバッグですからレザー素材にして風合いだけでも大人っぽくまとめてます。
んで。
ユニクロのショルダーですが、こちらも日本ブランドらしくナイロンのカジュアルなもの・・・なのですが、実はZIPやストラップなどのパーツ全てが同色で整えられており、同じようなスポーツライクな「サコッシュ」よりもちょっと大人っぽい印象があります。
Photo by http://www.pattern-label.com/data/pattern-label/product/plz49_14.jpg
こういう感じだとホントにちょっと「アウトドア」ライクに見えちゃいます(もちろん使い方次第ですが)。色の切り替えやデザインは極力ない方がドレスライクになるのが道理です。サコッシュというカジュアルなアイテムだからこそ切り替えをなくしてシンプル・ミニマルに整えたのはユニクロGoodJob。
ダークな着こなしに合わせるとバランスが取りやすい
そしてカラフルな色展開を作ったのがとても賢い。こうしたステンカラーにスラックスに革靴などの「キメキメスタイル」になりがちな秋冬シーンに、こうした派手なカラフルバッグを入れると一気に洗練された印象になります。典型的な「ドレスとカジュアルのバランス」ですね。
カラフルなバッグも例えば「トートバッグ」や「ボストンバッグ」などでは抵抗を感じる人も多いでしょうが、こうした「ミニショルダー」などの小さい面積のものであれば抵抗感も少なく使えます。
もっとカジュアルに・・・と思う方はいつも通りのラフなデニムにブルゾンのスタイルで合わせても構いません。
しかしオレンジカラーの派手色だけにカーキやブラウンなど他に色が入ってしまうと子供っぽいカジュアルな印象が強くなってしまうのでなかなか組み合わせが難しくなるでしょう。カジュアルアイテムを使うにしても「全身黒」などでこのバッグを持った方がバランスはとりやすいはずです。
このバッグもまだ在庫があるみたい。(・・・というか売れてないのかな?)
これ陰に隠れている気がしますが、実は今年屈指の名作です。私も使用頻度かなり高め。オススメです。
そんなわけでまだまだこの時期でも「秋冬アイテム」揃います。
メルマガでは今週末は「クリスマスデート」を想定したコートスタイル特集。極めて論理的に再現性を高くファッション解説しています。ご期待ください。
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タダで読んで辞めたければ当月で辞めてください。全く構いません。
私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
10年以上かけて構築した論理であり絶対の自信があります。
騙されたと思って読んでください。
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