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いよいよ明日から初売り開始です!
多くの人がセールに足を運ぶでしょう。
しかしちょっと待った!!
行く前にこの記事を読んでから出かけてください!!!!
初売りでやってはいけないことをまとめておきました。
新年早々損しないために是非・・・!!!
セール品をセール品と思うのは危険!目の前の値段に集中せよ!
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まずセールの認識を改めましょう。
セール品とは「一定期間お店に並べていたけれど売れなかったもの」です。
アダムスミスの「神の見えざる手」の話。価格とは売り手が決めるものではなく、あくまで市場が決めるものです。あたかも「神の見えざる手」があるかの様に自然と値段は調整されていくものなのです。
例えば物の割に価値がないと市場で多くの人が判断すればその値段は下がっていくでしょう。逆も然りです。
多くの方がセール品は「10000円のものが30%OFFで7000円になるものだ」と認識していますが、
実はそうではありません。
その商品は実はもうすでに「7000円の価値しかない」と市場に判断されているものなのです。
一定期間売れなかったものには理由があります。
色が悪い、サイズが特殊、デザインが突飛、トレンド遅れである、着まわしにくい・・・
色々な理由があるでしょうがいずれにせよ「一定期間売れずに値段が下がった」ということはそのモノの価値はすでに下がっているわけです。10000円のものが安売りされているわけではなく、「本来7000円の価値しかなかったもの」と考えた方がマクロ経済的にはどちらかと言うと正しいです。
ただもちろん「価値不相応なほど安い」セール品も存在します。
それはたとえば「売れ筋の商品だけど過剰に作りすぎてしまったもの」などがそうですね。
価値は十二分にあるものの、市場規模を少し読み誤ってしまったものなどは、30%OFFの値段が「価値不相応」になることもあるでしょう。
ただそういったアイテムはやはり同じように「神の見えざる手」があるかの様に、
初売り初日の早い時間に一瞬でなくなってしまうものです。
消費者は常に賢い買い物をしようという行動原理が働きます。
「価値不相応に安いもの」は瞬殺で無くなるもの。「もしかして良いものが残っているかも・・・」とセール開始1週間後に行ってもほとんど良いものはありません。
良いでしょうか、肝は2つあります。
・1つはセール品を不相応に安いと考えないこと。
7000円のものを見て「本来1万円だったのに安い!!」と「過去の価値」に着目して考えるんじゃなくて、
あくまでも今現在の価値を見て判断しましょう。「この商品は元から7000円だった」と考えてください。実際市場はそのように判断して値付けがされているのですから。
「でも生地や縫製は1万円分のものが為されているわけでしょう??」
と思うかもしれませんが、では生地や縫製が洋服の価値基準の全てなのでしょうか?
違うはずです。おしゃれかどうかがお洒落着においては価値基準の基本のはずです。
だとすると生地や縫製が良いものだからと、製品スペックを過剰に評価するのはおかしいはずです。
そもそも生地や縫製だって値段で絶対的に評価されるものではありません。
ユニクロの生地や縫製をユナイテッドアローズが実践すれば1.4倍程度の値付けにはなるでしょう。
これは生産背景や生産数量の違いで物の値段が流動的に変わるからです。
例えば同じクオリティのものでも100個作るのと1万個作るのとでは単価がまるで違います。
当然商品は多く作れば作るほど安くなるものです。生地や縫製などの製品スペックで洋服を評価するのはこのあたりを見失いやすくなり簡単に「良質なものがお洒落」という発想に陥りがちです。
「良質なものがお洒落」なら成金は皆お洒落なはず。ヒルズ族はは皆お洒落なはずです。
しかし現実にはそうじゃありませんね?そのあたりを考えると、セールにおいても・・・
いかに目の前の値段と目の前の服を純粋に評価することが大事かが理解できるはずです。
・そしてもう一つは「セールは初日が勝負」だということ。
初日を外したら要求される審美眼のハードルは極めて高くなります。
もし良品をGETしたいと心から思うなら初日勝負でいきましょう。
そこをハズしたら、かなり難易度は高くなります。
Gジャンとミリタリーアウターは狙い目?
Photo by http://img5.zozo.jp/goodsimages/161/8210161/8210161B_34_D_500.jpg
またヒントとして言えるのは冬のセールは「Gジャン」「ミリタリーアウター」などが狙い目です。
Gジャンやミリタリーアウターなどは基本ライトウェイトなものが多いです。
防寒性能がやや低く冬までは耐えられないものばかり。
こういったアイテムは秋冬案外売れ残るものです。
こういったアイテムは春夏によく動くものです。
軽めの羽織ものは春によく動き、春は在庫が足りないくらい人気になったりするもの。
しかし秋になると皆当然「越冬できるかどうか」を判断基準に入れるため少し動きがにぶります。
しかしバイヤーやMDからすると「春に足りないくらいだったから、秋も少し売れるだろう」とやや多めに入れたりもします。もちろん皆プロですからきちんと数字を元に考えたりしますが、どんなに考えてもどんなに分析しても正確な需要に則した発注数値は出せないものです。
「春に売れて在庫が欠けた」この体験を意識してちょっと見誤って発注してしまうケースは案外多いもの。
Gジャンや薄手ミリタリーアウターは「冬のセールで不思議なくらい並ぶ」超定番アイテムです。ショップを運営したことのある人なら誰もが「あるある」と思ってくれるはず。
こういったアイテムは春先にも使えるものであるため消費者側としては大変ラッキーです。
良品を狙うならGジャン、薄手のミリタリーアウターなどは良いところでしょう。
福袋に要注意
Photo by http://jocee.jp/assets/images/matome/16e88edc3e153ee43892/cb67e62d8dd879b30c21c7d2ec68fd11.jpg?t=1451621720
最後に警告。毎年警告していますが、福袋は買うべきではありません。
福袋を買う人は普段買う客層と全く異なるため「宣伝目的に良品を入れる」メリットもないのです。これはショップ運営者なら誰もがわかること。福袋と普段買う顧客になる層は明らかに違います。
「宣伝目的で良いものを入れるかも」と淡い期待を抱くものですが、
だいいち宣伝目的なら入れているものを見せて拡散させた方が良いに決まっています。何故わざわざ隠して売るのか、それは「自信を持って売ることができないモノだから」という理由以外ありえないでしょう?
事実レディースブランドなどで宣伝目的で福袋を販売しているところは
「今期のこのアウターが必ず1点入っています!!」などと大きく中身を打ち出すところの方が多いです。
「1万円で何枚も・・・」と思うかもしれませんが
「着ることができないような服が数枚」GETできたところでお洒落にはならないでしょう。
だったら自分が気に入った服を1万円で1枚買ったほうがずっと建設的なはずです。
福袋には要注意です!
以上、とはいえ楽しい冬のセール!
多くのショップが明日から開催です!健闘を祈ります!!
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